2019年映画まとめ

 なんか今年いっぱい映画行ってるな(当社比)って思ったので記録がてらまとめ。ミーハーなのでマニアックな映画はないです。わかりやすい画面が好きです。

 

 

 

 

 

1月

01:仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

 感想は別途書いているので省略。

 

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02:クリード 炎の宿敵

 1も見たので。ロッキーはなんとなくしか知らないんだけど、胸が熱い展開であることはわかった。普段は若い人が観に行くことが多い映画ばかり観ているけど、この映画は自分の父親かそれ以上くらいのおじさんたちが結構観にきていて、クライマックスやラストでは感極まっている人も多くて、きっとこの人たちはロッキーシリーズが好きだったんだろうな……って勝手に想像してぐっと来たりした。

 試合シーンがめっちゃ熱いし、人間ドラマとしても面白かった。『あゝ、荒野』も面白かったし、私たぶんボクシングの映画が好きなんだと思う。

 

 

03:ファースト・マン

 新藤さんがコメント(「アポロ」の「本気で月に行こうって考えたんだろね」の部分を引用していて最高のコメントだった)を出していたので観に行った。音と映像が凄まじくて、宇宙船を出て月に降り立つあたりの鳥肌がやばかった。映画館であんなに無音になることある?空気なくなったのかと思って心なしか息しづらくなった。4DXとかじゃないのに臨場感がすごい。宇宙めっちゃ怖いな……って思ったし、あんなに怖いのに本気で月に行こうって考えた人がいるんだな……って思った。

 あとライアン・ゴズリングの影背負ってる感がすごい。

 

 

 

3月

04:グリーン ブック

 実話をもとにしているそうだが、とてもポップな作りになっていて(多分実際はこんなにポップじゃないと思うんだけど)、このポップさが私のような普段あまり考えていない人間にも人種差別の問題がどのようなものかを伝えてくれて、とてもありがたいなと思った。笑える場面もあるし、シリアスな場面もある。バランスがすごくよかった。

 明らかに「重たいですよ」という雰囲気を出されるとしんどそうで「観たい!」とはあんまり思わない人間なので、こういう映画はすごく好きだしありがたい。軽く観に行けて、考える種を心にまいてもらったような、そんな気持ち。

 

 

05:ドラえもん のび太の月面探査記

 辻村深月さんが脚本を担当するということで観ないわけにはいかなかった。案の定べそべそに泣いて帰ってきた。辻村さんの描く他の作品とも通ずる「友達」観が今作にも活きていて、これは辻村さんがドラえもんから学んだことだったのかもしれないなとも思った。私の憧れの人が憧れに届いたところを目撃できちゃって、幸せだなあ。

 

 

 

5月

06:名探偵ピカチュウ

 ピカチュウがもふもふでかわいい。話は子供向けというところもあるのか単純なので読めてしまう部分はあるけれど、それでも全然面白かった。ていうかポケモンが自然にいる世界を見られただけでも全然価値があったなって思う。

 

 

 

6月

07:プロメア

 滅殺開墾ビーム。2時間という限られた時間の中での話の展開がすごくよかった。見ていて気持ちよくなる「お約束」がしっかりと守られていて、そうそうこれを見に来たんだよ!って気持ち。ここぞというところでくるガイナ立ち、ほんと気持ちいいよね……堺雅人さんが無双しているのも気持ちいいし。ロボットかっこいいし。ロボットバトルのシーンとかめっちゃいきいきと描かれてたし。

 しかも脚本もしっかり練られていて、バーニッシュと呼ばれる人たちに対する差別の描き方やクレイとガロの関係性(ガロがああ見えて単純な脳筋なキャラではないところとか)など、深い部分まで考えたくなるところもすごく良かったなと思う。

 

 

08:アラジン

 吹替→字幕→吹替で計3回。山ちゃんのジーニーなんて良すぎるに決まっている。良すぎました。最初観るまでガイ・リッチー監督の作品だって知らなくて、もっと早くに言ってくれよ~って思った。下調べ不足である。シャーロックホームズもコードネームUNCLEも好きです。

 ジャスミンの歌「スピーチレス」は最初吹替で見たときはそこまででもなかったけど、字幕→吹替と経たことで最終的に泣いてしまった。あと「ホールニューワールド」は吹替も字幕も最高。私の憧れるロマンスがそこにある。何度聴いても鳥肌が立つ。

 音楽が命の映画はやっぱり映画館で観るに限る。家ではこの音の圧は再現できないからなぁ。

 

 

09:劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム

 感想は別途書いたので省略。

 

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7月

10:ダイナー

 蜷川実花さんの映画、過去に「さくらん」を見たことがあったのでなんとなくあんな感じだろうなというのはイメージしていたんだけど、イメージ通りだった。つまり好き。色彩と美で画面を埋め尽くすスタイル、好き。ビジュアルが気持ちいい映画ってそれだけで見ていて気持ちよくなれるし。こういう映画があってもいいよねって思う。私としてはラストも割と好きな終わり方だった。

 それにとにかく真矢ミキさんが恰好いい。宝塚時代を彷彿とさせる男装とアクション、そして真矢さんが従えている側近も宝塚出身の方々で固めていて(個人的には真琴つばささんの姿にテンションが上がった)……好き……恋……

 NEWSもこんな感じの映画に出て欲しいという気持ちが抑えられない。出て。

 

11:トイ・ストーリー4

 吹替版で観た。感情豊かな唐沢さんのウッディと、ちょっとぶっきらぼうな所さんのバズが好き。ディズニーもピクサーもすごく好きってわけじゃないのに、シリーズ全部観ているくらいにはトイ・ストーリーが好き。個人的には3が一番好き。私はぬいぐるみを友達って呼んでるしよほどのことがなければさよならはできない体質なんだけど、そんな人間がトイ・ストーリーを好きじゃないわけがないんですよね。そういうことです。

 賛否両論という前評判を聞いていたのでラストはなんとなく予想がついたが、おもちゃにとっては「気に入って遊ばれること」が一番で、もしそうじゃなくなったなら新たな生き方を探すというのもアリなのかなぁと思った。ウッディとバズのシンメが離れ離れになっちゃったのはちょっとね……しんどいけど……二人の友情はそんなことじゃ壊れないからさ……

 あとギャビーの行く末とかフォーキーにウッディの精神が受け継がれているのとかも泣いちゃうよね……でも泣くだけじゃなくて笑えるポイントがいくつもあって、映画館も笑いに包まれていて、笑いと泣きのバランスがすごくいいなと思った。

 

 

12:天気の子

 めちゃくちゃ好き!!!!!!

 世界なんてどうでもいいから君を選ぶという話を、こんなに美しい絵で、こんなに清々しく描き切っちゃったら最高としか言えない。東京が水没したってその結果住むところがなくなる人やもしかしたら亡くなる人だっているかもしれないけどそれでもよくて、とにかく君を選ぶんだっていう、そんな選択ができちゃうことが清々しい。主人公の穂高も陽菜さんも「こども」だから、世界や社会のことを全然知らないから、世界を拒絶して僕らを選べる。そのエゴがめちゃくちゃ気持ちよかった。世界のために犠牲になるくらいなら世界のほうを犠牲にしたっていい、というエゴ。まっすぐであることを突き詰めるとエゴに辿り着くのかもしれない。

 「君の名は。」はどちらかといえば君を救ったついでに世界(この場合は村だけど)が救われる話だったので、あの映画のあとにこれ作っちゃう新海さんのことは嫌いじゃないな~って思った。世界や社会に組み込まれている人間から見たら狂気としか言えない穂高たちの決断をあんなに美しいラストシーンで飾ってしまえるなんて、最高だよね。ふたりが輝いているのは、踏み台にした世界のうえに立っているからだよ。

 

 

 

8月

13:アルキメデスの大戦

 2回観た。菅田くんが主演なうえに山崎監督の映画だぞ!!!観ないわけあるか!!!という映画。私は「ジュブナイル」以来山崎監督のファンなので……。しかも菅田くん以外のキャストはおじさんがほとんどで、ぶっちゃけ地味である。つまりこれは「売る」ための映画ではなく「売れる」映画である。これはきっと監督が撮りたいものを撮ったんだろうと予想して、すごくわくわくしながら観に行った。

 も~~~最高!着流し、詰襟、軍服とさまざまなパターンの菅田くんが楽しめる。基本デコ出しスタイルなのも最高。あと菅田くんの鼻の頭が見切れてるシーンがあったけど監督のフェチでしょ。最高でした。

 菅田くんだけじゃなく話も最高。最初に大和が沈んでいる時点で菅田くん演じる櫂は戦艦を造るのを止められなかったんだなってわかるので、いかにして止めようし/いかにして止められなかったかが映画の焦点となる。見てる人は最初から絶望するとわかっていて絶望しにいくわけだ。最高。いい絶望でした。しかもこの絶望もただ「止められませんでした」じゃないところがいい。櫂が海軍を去らないのもいい。真実を知っていて、華々しく船出をする大和を見つめた櫂の目に映っているのはなんだったんだろう。無情エンドって感じで最高でした。あと菅田くんの顔が本当にいい。

 冒頭の大和が沈むシーンで、後ろから飛行機が撃ってくる音が聞こえるんですが、なかなかに生命の危機を感じて臨場感がすごかった。やはり映画は映画館で観たい。

 

 

14:ライオン・キング

 何がCGで何がCGじゃないのか全然わからないんだけどもしかしてフルCGなの?人間の目騙されすぎでは?怖くて詳細を調べられない。

 劇団四季の「ライオン・キング」がはちゃめちゃにいい(演出も音楽もなにもかもがよすぎる)のであれに比べると若干な……という部分はあるけどこのレベルのCGが見られるだけでもう楽しい。

 

 

 

9月

15:引っ越し大名!

 「超高速!参勤交代」を観に行って以来、コメディ路線時代劇がどうも好き。「引っ越し大名!」は「超高速!参勤交代」と脚本の方が同じということで期待もありつつ観に行ったが、外さない面白さ。全体としてはコメディだが、ぐっとくるところはぐっとくる。緩急のつけ方がよく、笑える場面の振り切り方もよかった。星野源さんの巻き込まれ男感が「地獄でなぜ悪い」を思い出したが、あの人本当巻き込まれるの似合うな……。高橋一生さんを脳筋キャラにするのもなかなかいい。ミステリアスなところなど少しもない、豪快に笑う高橋一生が見られるのは多分珍しいと思う。

 

 

16:HELLO WORLD

 今の時代「わかりやすいもの」が流行るのだと私は思っているんだけれど、そんなご時世にこんなわかりにくい(多分一回でわからせる気などさらさらない)映画を作るのすごいな!という気持ちになった。

 松坂桃李くんの声の幸薄い感と北村匠海くんの未来溢れる少年の声の対比がすごく良かった。桃李くんの声、かなしい過去を背負いすぎだし絶対未来開けてない感があって、遊戯王の話してる人と全然違うじゃん……って思った。役者ってすごいね。

 物語自体はSFで、世界の多重構造に興奮した。世界の上に世界があってさらにその上にも世界があるの、最高。脳がギュンギュン回って話を理解しようとしているのを感じた。わかりやすい映画も好きなんだけど、「で、これはどうなってるんだ?」って映画見てる途中に思っちゃうような映画も好き。

 それと「君」と「世界」を天秤にかけたときに迷いなく「君」を選べるところにセカイ系のにおいを感じた。今年は「天気の子」もそういう話だったし、セカイ系の波がきてるのかな。

 

 

 

10月

17:アイネクライネナハトムジーク

 公開館多くないし上映会も多くないしで地味に観に行くの難しかった。でも観てよかった!

 原作は派手な事件が起きるというよりも小さなことが積み重なって奇跡が起きるタイプの話なのでどう映画にするんだろう?と思ったけど、概ね原作の温度を保って映画化されていたように感じられた。エピソードは多少改変されているものもあったけど、そこまで不自然でもなかったかな。ただ、斉藤さんについてはちょっと説明が欲しかったなぁという気もする。映画で初見の人にはこの人だけ年取ってないことに理由がないから戸惑わないかな。

 大きな事件が起きないからこそ、些細な描写がすごく大切になる。この映画の中にはいくつかのカップルが出てくるが、相手のこういうところを愛しく思うのだろうと伝わってくる場面が沢山あった。佐藤くんは紗季ちゃんが観葉植物に水をあげている姿がきっと好きなんだろうし、紗季ちゃんは佐藤くんのお人よしで鈍感なところが好きなんだろうなって。そういう場面がいくつも積み重なって映画を構成していた。そのせいで夫のことが愛しくてたまらなくなってしまい、今すぐ夫に会いたいのに10日間の出張中で会えないのがもどかしかった。

 それに、何もかもが伏線となるような台詞回しがめちゃくちゃ良かった……それが自然に彼らのうちから出てくるのがなんだか納得できるところもよかったなって思う。

 主題歌は斉藤和義。劇的なものを「良い」と表現するのなら、この映画も出てくる人たちの関係性も「悪くない」。それをストレートな言葉で書いた歌詞がとてもいいな、いや悪くないなと思う。

 

 

18:HIGH&ROW THE WORST

 何を隠そう、私は「クローズZERO」がめちゃくちゃ好きだった。それまで殴り合う映画は特に見たことがなかったのだが、安心して観られる殴り合いに血が沸いたことをよく覚えている。アクション映画の殴り合いって見せるためのものだからめちゃくちゃ恰好よく作られてて安心できる。理不尽な暴力は嫌いだけど、不良映画の殴り合いには大抵「大義」みたいなものがあるので。

 たぶん私が鬼邪高が好きなの、「クローズZERO」が好きだったからなのかな~って思ったりした。勿論村山さんがハイロー界の推しであることもそうだけど。村山さんの飄々としていながらもカリスマ性がある感じ最高では?

 今回の映画は鬼邪高全日VS鳳仙がメイン。絶対どこかで見たことあるかわいい顔の子がいるなぁと思ったら佐藤流司くんだった。全日の皆さんのそれぞれの話も熱い。物語の軸としては幼馴染6人組を中心に展開していて、お勉強ができて頭のいい学校に通う子もいて、彼は喧嘩ばかりしていたり頭がいいわけではない幼馴染たちのことを尊敬しているから自分の道(=頭いい学校に通うこと)を選択しているんだって思うとぐっときた。しかも頭いい学校で成績1位ってことは彼もある意味「学校のトップ」なんだよな……って思うとより熱い。

 定時の方々はあまり出番がないのだけど、それでも派手な見せ場は容易されているし村山さんは結構出てくる。村山さんが建設現場でバイトするのめっちゃわかる~~~って思ったし、最後に退学してバイク乗ってるとこ見て免許取れてよかったね……ってちょっと泣きそうになった。

 不良学園モノのエモいところはたとえその学校のトップになったとしてもいずれ卒業(村山さんの場合は退学)していくというところにあります。SWORD地区の他の勢力との差別化という意味で、その魅力がすごく活きているなぁと感じた。私が「クローズZERO」を好きなのもそういうことなんですよ……実際芹沢も源治も卒業しちゃったし。いつか終わりが来る時代を駆け抜けるっていう、そういう熱さがある。

 

 

19:蜜蜂と遠雷

 原作読んだときに、これが本屋大賞直木賞っていうのがすごいなと思った。世に出ている小説のうち、私が読んだことのあるほとんどの小説は「物語」に焦点を当てていた。しかしこの作品は少し違って、勿論「物語」をおろそかにしているわけではないけど、それ以上に「文章の技術(による音楽の再現)」に重きを置いていたように感じられたからだ。

 なので映画化するときに「物語」が強化されるのではないか?と予想していたのだけれど、あくまで「音楽」に寄せたつくりになっていて、そこには原作への敬意があるように思えた。「音楽」に振り切りすぎて話がよくわかんない部分(なぜか急に4人が仲良くなってるとか)はあったけど、この映画は「物語」よりも「音楽」に重きをおいたから重要じゃない部分は切り捨てて然るべき、なのかもしれない。原作でも塵はあまり「物語」を背負わない子だった印象だけど、映画では特に亜夜と明石が「物語」担当だったのかなと思う。しかし亜夜が全然語らないので実質明石が「物語」担当かな。明石の「物語」はすごく一人称なのに、亜夜の「物語」は三人称みたいな印象を受けた。

 コンクールでピアノを弾いている場面ではコンクールで弾いている(=ライブ音源)かのような調整がなされているのだと思う。そうなるとレコーディングして調整された耳に馴染む音ではなく生感を強調しているわけで、人の「思い」がこもった生の音が再現されているように感じた。だけどそれを2時間ほぼずっと聴いていると繊細メンタルはめちゃくちゃ疲れてしまった……。

 「春と修羅」のカデンツァが4人分聴けたのはすごく良かった!正直、私としてはここが一番好きなところなので、ここに時間を割いてくれたのが嬉しい。

 

 

 

12月

20:決算!忠臣蔵

 私の忠臣蔵知識は戦国鍋の楽曲(若手俳優が歴史上の人物に扮して歌ったり踊ったりするやつ)の「討ちたいんだ」から得たもので、大石内蔵助率いる赤穂浪士吉良上野介を討つことはわかっていたけど、あとはもう歌の歌詞としてしか知らなかったので答え合わせをしている気分だった。堀部安兵衛が出てきたときのお前が堀部安兵衛か!感が一番強かった。ちなみにAKR47の堀部安兵衛は間宮くんです。あと討ち入りの人数が多すぎて予算がないから「討ち入りします!」って書いた紙を返していく場面で「これが神文返しか~!」ってなった。詳しくは知らなかったから普通にストーリーも面白かったな~!

 キャストはみんなすごく良かった!物静かで暗めの岡村さんとギャンギャンうるさい堤さんというコンビも良かった。妻夫木さんは異様にいい声だし、濱田岳さんはかわいいし。さとみが出てきたときは「さとみ~~~!!!」って感じに上がった。芸人の方々も沢山出ていたけどみんないい感じだった。あと本当に濱田岳がかわいい。

 中村監督は緩急のつけ方がいい。全体的にはギャグ調なんだけどシリアスな部分はシリアスで重たい。今回はシリアスな場面はそこまで多くなかった(岡村さんが刺されるあたりくらいかな)ので、そこがすごく際立っていた。中村監督の映画、好きだなぁ。

 

 

21:ぼくらの7日間戦争

 大人になりたくない派なので観に行かないといけないと思った。小説のほうは昔読んだなぁ。

 想像以上に面白かった!SNSが出てくる場面も多々あり、物語は現代バージョンにアップデートされていて、ありえるかもしれないラインの「現代の子どもたちの籠城」を描いていたように感じた。きっとこういうSNSを使っているということもいつか過去のものになるのかな……なんて思ったりした。時代を反映している感じがして、その「今」の切り取り方が物語のテーマにも合致しているようですごくよかった。

 この先のことなど考えずに籠城する子どもたちを見て、大半の人は「未来を捨てたんだな」って思うんだろうと思う。私もリアルにこんな事件が起きていたらそう思うかもしれない。けれど、彼らは未来を捨てたわけじゃない。そんな不確定なものを大切にするより、「今この瞬間」を大切にしているだけに見えた。だから彼らには過去も関係がない。過去や未来よりも「今この瞬間」が大切だというメッセージはすごく共感した。私も割とそうだし。大事なのは「今」だよ。

 子どもたちの人間関係もすごくいいな~と思った。私は恋愛感情が友情の上位互換だとは思わないし、その逆も思わない。それぞれ独立した別個のものだと思っている。そのうえで、恋愛感情を乗り越えた先にあるような友情にすごく惹かれる。たとえば『ハチミツとクローバー』のはぐちゃんと竹本くんのような。なので、守と千代野さんの関係がすごく好き。恋愛として向けられた期待には応えられなくても、その人が大事なことに変わりはないというか。そういう関係性がすごく好きなのでこの映画にそれが盛り込まれていることがすごくいいなと思った。

 

 

22:屍人荘の殺人

 まだ公開中だから詳しいこと言えないけどミステリというより〇〇〇モノ。

 原作を読んだとき、ナントカ荘ってつく時点でミステリのおたくとしてはオッケー館モノのミステリねみたいな気持ちになってしまうんだけど、全然そういう方向性じゃなくてびっくりした。

 どう映画にするんだ?と思ったら、原作よりもギャグ要素が増えて笑える場面が多くなっていたし、原作で疑問に思った部分が削ぎ落とされて非常にスマートな脚本になっていた。映画の尺に収めるためのカットや改変というところもあるのだろうけど、それが概ね自然になされているところが良かった。一部気になるところもあったが、改変によるスマートさ/コンパクトさ/わかりやすさ/納得のしやすさと天秤にかけたら全然許せるレベルだなって感じ。エンドロールを見ていたら脚本が蒔田さん(TRICKとかの人)、監督が木村ひさしさん(ATARUとか民王の人、TRICKにも携わっていた)でなるほど~~~!!!って思った。

 浜辺美波さんがとにかくかわいくてそれだけで見る価値があるくらいかわいい。ビジュアルは勿論のこと、喋ったり動いたりすると更にかわいい。途中で話そっちのけで「かわいい……」って気持ちに支配される場面が何度かあった。かわいい。

 ちなみにこの作品のヒロインは神木くんです。

 

 

23:ジュマンジ ネクストレベル

 夫が好きなので一緒に観に行った。面白いのに他の作品に押されてか上映会数がめちゃくちゃ少なかった……

 前作がすごく面白かったからその続編となると若干蛇足みたいな部分がどうしてもでてきてしまって、今回は主人公のおじいちゃんもプレイヤーとしてゲームに入ってしまうんだけど、おじいちゃんがゲームのルールわかってなさすぎて全員死亡ルートか……?ってひやひやした。

 登場人物を増やした分、人間ドラマ的な部分も描く必要があり、ちょっと詰め込みすぎかなぁという雰囲気はあったが、大いに笑って大いにどきどきしてとても楽しかった。ゲーム内キャラを演じている人たち、プレイヤーが変わったら演技が全然違うのマジですごいよね……プレイヤーたちの性格が被らないようにされているのは勿論だけど、それにしたってすごい。

 あと「Welcome to JUMANJI!」の人のNPC感が毎度すごい。どう見ても絶対に人が入っていない。

 

 

24:ルパン三世 THE FIRST

 今年の映画納めはルパンでした。私は山崎貴監督の映画がとても好きなのでほぼ観ているんですが、ドラクエはあんまりにもボコボコに言われすぎて怖くて見られなかったので……ルパンは普通に面白かったよ!!!とても好きな監督なので楽しい映画を撮ってくれてすごく嬉しかった。でも監督がボコボコに言われるとメンタルにくるからもう少し仕事を選んでくれてもよいのにな……とは思う。でも好きなんだけどさ……好きだからやりたいようにやってくれって思うのも本音なんだけどさ……

 山崎監督がやるCGアニメ映画、キャラデザが毎度すごく好きなんだけど今回も良かった!不二子ちゃんはセクシーダイナマイト(だけどいやらしくないのがすごい)だし、五右衛門はシュッとしててかっこいいしルパンは言わずもがなだしなにより次元がやばい。恋してしまう。帽子とった次元めちゃくちゃかっこよかった……ゲストキャラであるレティシアもかわいかったし広瀬すずちゃんの声もよかった〜!

 物語もわかりやすくて面白かったし、最後の戦いのあたりはCGだからこその迫力ある画面だった。ちゃんと面白い映画だっていくらでも作るんだよな〜これだから監督のこと好き……って改めて思った映画でした。

 

 

 

 

 

 こんなに見るなら上半期と下半期で分ければよかった!

 

 そもそもが映画を観る家庭に育った(母がエンタメ好きなので)けど、洋画も観るようになったのは加藤さんのおたくになってからだ。じっくり考える映画よりはドーン!とかっこいいエンタメが好きだから観るものもそっちに寄っちゃうけど、まぁなんか加藤さんをきっかけにこんなふうに映画をたくさん観るようになれてよかったなぁと思いました。

 たぶん今年私が見た映画に一番出てたのは浜辺美波さん。かわいい。