どれから見るか悩んでいる人のためのNEWSコンサートDVDガイド

 あらすじ:「ファンになったばかりの人にオススメのコンサートDVDを教えてほしい」というおたよりが来たので全力で回答します

 

 個人的には「最新作が最高傑作」だと思っているので、迷ったら最新作を見てほしいという気持ちがあります。2018年9月現在でリリースされている最新作は2017年のツアー「NEVERLAND」なので是非「NEVERLAND」を!と思うのですが、他の映像もオススメしたいところが沢山あるのでオススメポイントを書き出しておきますね。リリースが早い順に並べておきます。
 最初に見る1作ということで、個人的には4人のNEWSがいいかと思うのでそれ以前のものは割愛します。割愛するけど最後に紹介だけさせてください。

 

 

NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~

 4人になって初めてのコンサート。オーラスではなく初日を収めている。
 自分たちは王子様なのだと、お城のセットで真っ白い衣装を着て登場する。そして「チャンカパーナ」。ぐっとくる場面はいくつもあるけれど、なにもかもが涙なわけではなく、笑顔も沢山詰まったコンサートだ。
 野外のコンサートなので、だんだんと日が暮れていくところも映っている。まだ暑い日差しがあるなかで歌う「BEACH ANGEL」は最高に夏してるって感じだし、夕陽のなかで歌う「DREAMS」はとても美しくて、多彩な楽曲がNEWSの様々な表情を引き出している。
 個人的には、「フルスイング」前の4人の挨拶は是非見てほしい。彼らがどんな決意で4人でNEWSをやっていこうとしていたのかが、すべてをわかることはできないとしても、断片くらいは見えている気がする。
 ソロ曲は加藤・ヴァンプ・シゲアキによる「ヴァンパイアはかく語りき」、水と光が優しさを添える小山さんの切ないバラード「Starry」、ずっとサングラスをしていて顔が見えないのに格好いい増田さんソロ「Peekaboo...」、がっしがしに踊り発光する手越さんソロ「Addict」どれもいいです。そして他にも、4人それぞれが演出を手がけたパートもある(個性がすごい)。増田さんの「Let's go to the planet」では4人がかわいい宇宙船になってるし、宇宙船がついた先では加藤さんの「愛はシンプルなカレーライス」というオシャレでかわいい楽曲が披露され、続いては小山さん選曲のしっとりバラード「あなたがとなりにいるだけで」がきて、最後には手越さんの選んだロックなナンバー「紅い花」へと続く。この4曲だけで個性がすごくてNEWSってこんな感じなのかなとうっすらつかめるのではないかと思う。

 通常盤にはツアーのダイジェストと「チャンカパーナ」をファンが手に取る様子を密かに(バレつつ)ウォッチングしていたNEWSの様子が収められている。

 

 <おすすめポイント>
  ・4人になって初めてのコンサート
  ・今発売されている映像の中で唯一の野外
  ・4人とも今と比べて顔つきがなんだか幼い……!

 

NEWS 10th Anniversary in Tokyo Dome

 アルバム『NEWS』を受けてのツアーかつ、10周年のお祝いかつ、4人になって初めての東京ドーム公演。いろいろ盛りだくさん。基本的には「NEWS MAKES YOU HAPPY! MAKES THE WORLD HAPPIER!」と名付けられた全国ツアーのセットリストを元に、10周年のお祝い企画が含まれているような感じ。お祝い企画の部分はエンディングにダイジェストで収録されている。
 そのお祝い企画のひとつとして、4人が作詞作曲を手がけた楽曲が初披露された様子も収められている。楽曲は「愛言葉~てをひいて~」。この次のアルバム「WHITE」に収録されているが、そのときにはサブタイトル部分がとれて「愛言葉」となっている。4人が書いた歌詞はそれぞれに個性がでていて、でも全員が全員「君」を大切に思う気持ちは変わらない。特に加藤さんは、今までの人数を織り込んだり、6人だったときに全員で作った曲「Share」の歌詞を引用したり、このツアーで用いられた「NEWS」を記号にした□、♡、▽、○を盛り込んだりと、そんなんされたら泣いちゃうじゃん~~~って要素を詰め込みまくっている。
 「SHOCK ME」はロックな楽曲で、アレンジもされて更にかっこよくなったバージョン。踊る4人もキメる4人も格好良い。人気だったからか、このときのバージョンが2018年の15周年コンサートでも披露されている。加藤さんがフードを外すところ、ずるすぎ。
 ソロ曲では、手越さんの「離ればなれになるとわかっていても、夢に一歩踏み出す男の子の背中を押す女の子」を歌ったポップでロックな楽曲「Lovin' U」がオススメ。生バンドでギターをかき鳴らす手越さんは完全に音楽をモチーフにした少女漫画原作の映画に出てくるはずなのにまだどこにも出てきていない。出だしの歌詞を間違えてしまってやり直すところも込みでかわいい。加藤さんは岡村靖幸さんっぽさを取り入れた「Dream Catcher」、増田さんはワイルドでセクシーなダンス曲「Remedy」、小山さんは切ない別れを歌ったR&B「Beautiful Rain」。どれもいいです。

 初回盤にも通常盤にもNEWSのご褒美旅行の映像が収録されている。超かわいい。アルバム初回盤についていた「LIFE OF NEWS」の延長線上にあるものだが、単体でも全然楽しめるし超かわいい。ツアーのダイジェストあり、メンバーが車を運転する姿もあり、おいしさ満載の128分。
 あとこのDVDのメニュー画面の映像も音楽も本当に最高なので、それだけで作業用BGMにできます。

 

 <おすすめポイント>
  ・ファンへ向けた楽曲「愛言葉 ~てをひいて~」初披露
  ・手越さんソロ「Lovin' U」がやばい
  ・特典映像が超かわいい
  ・メニュー画面が超かわいい

 

NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE

 ここ数年「NEWSのコンサートはコンセプト強め」と言われているが、その方向性が定まったのがこの「WHITE」なので、そういった意味では「WHITE」から見るのもアリ。すごくアリ。4人になって以降のコンサートで、4人で初めてのコンサートでもなく4人で初めての東京ドーム(しかも10周年)でもなく、4人になって以来初めての「色」がついていないコンサート(タイトルが「WHITE」だし上手いこと言った感でちゃった)なので、これ以降のコンサートの原型みたいなものがここにある気がする。
 アルバム『WHITE』の初回盤についてくるDVDで、NEWSの4人が「TEAM WHITE」として敵(ウェブラック)と日々戦っている、という物語が展開する。コンサートはこの物語を知っているとより楽しめる仕様になっている。もちろんアルバム特典を見ていなくてもコンサートとしてとても楽しめるのでご安心ください*1。ディズニーランドなどのコンセプト感が好きな人ならきっと「WHITE」以降のコンセプト強めの作品たちが気に入るのではないかと思う。
 他のもそうだけれど、「WHITE」は特に曲と曲のあいだのつなぎがすごく上手くて、一瞬たりとも飽きさせない工夫が凝らされている。誰かが着替えているあいだに別のメンバーが挨拶をして……というだけでも十分なのに、そこにもう一工夫あるのがすごい。また、ステージ上にNEWSがいないときはJrが次の曲へのInterで踊っていたり、手を叩いたりして参加できる映像があったりと、本当に一瞬だって油断する隙のない構成になっている。セトリの流れも、「MR.WHITE」=白で始まったコンサートが本編ラストでは「SEVEN COLORS」=七色になるなど、めちゃくちゃきれいに繋がっている。アンコールへの繋げ方も……本当に秀逸……
 個人的には「SNOW EXPRESS」「Winter Moon」の冬の曲×2が入っていることもおすすめポイント。以前はコンサートでも結構披露されていた印象のある「SNOW EXPRESS」の4人バージョンが入っているのは「WHITE」だけ!
 セクシーな衣装でセクシーに踊る籠の中の鳥な小山さんソロ「ロメオ 2015」、ホテルマンの恰好で歌い踊り最後の笑みで会場じゅうの悲鳴をかっさらう加藤さんソロ「ESCORT」、たった4分ほどしかないのにSF映画並みの濃さをもつ増田さんソロ「Skye Beautiful」、優しくピアノを弾き語る手越さんソロ「あなた」、どれもいいです。
 
 惜しい点があるとすれば、通常盤にはMCが収録されていないこと……NEWSのMCのわちゃわちゃしたところが見られないのは惜しい……でもそれぞれのソロ曲のMVとメイキングが収録されています!(初回盤だとMVのみでメイキングがない)
 このMVもまたよくて、加藤さんは作詞作曲歌唱出演脚本演出…みたいな一人何役かな?くらいのMVになっているし、SF感満載の増田さんソロ「Skye Beautiful」、ゴシック小説の雰囲気が漂う小山さんソロ「ロメオ 2015」、ファイナルファンタジーかと見紛う美しさの手越さんソロ「あなた」、どれもオススメです。

 

 <おすすめポイント>
  ・「コンセプト強め」の方向性が定まった作品
  ・増田さんのソロ「Skye Beautiful」がやばい
  ・春~初夏のコンサートなのに冬曲がある(4人での「SNOW EXPRESS」は熱い)

 

NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO

 新たな試みや驚きが沢山詰まったコンサート。次に何がくるかわからない驚きでいえばこのコンサートが一番かもしれない。次は何が来るんだろう、というわくわくがすごい。どのコンサートもわくわくするのだけれど、予想をいい意味に裏切っていく楽しさが「QUARTETTO」には詰まっていると思うので、そういう部分を楽しみたい方には是非お勧めしたい。
 「QUARTETTO」というタイトルからも想像できる通り、テーマは「4人で奏でる」。オープニングの映像はアルバムの特典にもなっているもので、4人の奏でる「音」がどんどん重なっていく仕掛けになっている。4人が四方から現れて真ん中に集い、4人の歌声から曲が始まる。この始まり方からもう最高。
 「I・ZA・NA・I・ZU・KI」では、一見すると真っ白な衣装だけれどライトを当てると色と模様が見える不思議な衣装で歌い踊る。服にライトを当てると顔が見えなくなってしまうのに、それでもこの不思議な衣装をもっと見ていたくなる。また、「四銃士」「星をめざして」はオーケストラの生演奏にて歌う。ドームってコンサート用の場所ではないので決して音響がいいとは言えないのに、伝わってくる音の圧がすごい。こんな感じのわくわくが沢山詰まっていて、すごく楽しい。
 このコンサートもJrがInterで踊る演出があり、途切れることなくコンサートが続いていく。個人的には中盤の「Theme of "QUARTETTO"」後のJrのダンスがすごくかっこよくて大好き。
 それと「QUARTETTO」は小山さんのソロが最高の極みなので、気になったら是非とも見てほしい。「愛のエレジー」という曲で、和楽器を用いたサウンドと歌謡曲っぽさが既に最高なのに演出も衣装も振付も何もかもが最高で100点満点中1億点くらいつけたい。最高。他のメンバーのソロも勿論良い。加藤さんはサン=テグジュペリの小説からインスピレーションを受けた「星の王子さま」、増田さんは英語の発音の良さが抜群に活かされているうえにラップパートもメロディパートも自在な「LIS'N」、手越さんはもはや途中でオケの音が止んでその声のみで美しく歌い上げるバラード「Encore」。どれもいいです。

 通常盤には『documentary of QUARTETTO~4つのメロディー~』がついていて、NEWSの4人がどのようにコンサートづくりに取り組んでいるかがわかる。増田さんは衣装、加藤さんは映像、手越さんは音響、小山さんはMCやC&Rなど、役割が明確に分かれている。打ち合わせやリハーサル、そして4人がコンサートについて熱く語る思いも必見。
 個人的には、このドキュメンタリー映像を見てもらえればNEWSがどのような気持ちでコンサートに臨んでいるかがわかるのではないかと思う。コンサート映像というか特典映像ではあるけれど、NEWSがどんなふうにコンサートを作っているのかがわかるので、NEWSについてまだあまり知らない方にとってはそれぞれの役割について知るきっかけになるかなと。ちなみに小山さん編には地方公演のMCもちらちら入っていてお得感がすごい。

 

 <おすすめポイント>
  ・わくわくする演出がたくさん
  ・小山さんのソロ「愛のエレジー」がやばい
  ・通常盤にコンサートづくりのドキュメンタリーが収録されている

 

NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND

 2018年9月現在の最新作。
 タイトルの「NEVERLAND」から想像した通りにファンタジーな色合いの強いコンサート。それこそ本当にディズニーランドみたいな、あるいは児童文学で昔読んだような世界。しかしそれだけではなく、ファンタジーな色合いが強いからこそNEWSが自分と同時代を生きている人間であることが際立つという面もある。
 オープニングの映像は、途中まではアルバム初回盤についていたものと同じ。ちなみにアルバム初回盤には「NEVERLANDの鍵」、映像のなかで女の子が手にするのと同じ鍵がついてくる。『はてしない物語』は赤いハードカバーで読むと他の版で読むよりわくわくが増す、と思っている人はきっとこういう演出も好きだと思うのでオススメ。
 コンサート会場に一歩足を踏み入れたらそこは「NEVERLAND」。案内人であるミスター・インポッシブルの声に従って、NEWSとともにNEVERLANDを旅する。NEVERLANDは4つのエリアに分かれていて、それぞれ光・水・音・炎となっている。「WHITE」「QUARTETTO」では全体で大きな流れになっていたけれど、今回は明確に分かれているのでそれぞれの前に映像が入る構成になっている。それもわかりやすくていい。
 冒頭の「NEVERLAND」から光も水も音も炎もすごくて、派手な特効が好きなら絶対「NEVERLAND」を見て!って言いたくなる。それこそ、ディズニーシーでファンタズミックを見ているような昂揚感。ちなみに途中でエレクトリカル感満載のパレードもある。東京ドームをテーマパークにしてしまうNEWSの力、すごい。
 ファンタジーな要素は勿論のこと、このコンサートにはNEWSの「生身の人間」感もよく現れている。それが最後に歌う「U R not alone」という楽曲。GReeeeNが提供したこの楽曲は、NEWSとファンが一緒に歌う曲となっている。「ひとりじゃない」「昨日までの自分が応援している」という、自分を奮い立たせるような応援歌で、それを全力で歌うNEWS。彼らが求めるから、ファンも全力で声を出す。その姿を見ていたら、NEWSの良さがきっと伝わると思う。何がどう良いのかを言葉にするのは難しいけれど、この曲のNEWSを見て良いなと思ってもらえたらきっと、もっとNEWSのことを好きになるんじゃないかな。
 コンテンポラリーダンスを取り入れた加藤さんの壮大なソロ曲「あやめ」は、多様性をテーマとしていて見る人の心に様々なことを思わせる。この「NEVERLAND」というファンタジーなアルバムとコンサートで「生きること」というリアルを歌うのが加藤さんらしい。小山さんは亡くなった愛猫への思いを自らの言葉で綴った「ニャン太」、増田さんは山下達郎さんの「FOREVER MINE」をカバーし、しっとりと歌い上げる。手越さんはロックでセクシーな「I'm coming」。どれもいいです。

 通常盤にはMC集がついているので、NEWSがいかにわちゃわちゃしているかがよくわかってこれもおすすめポイント。自分たちのグッズでにこにこはしゃいだり、小山さんの誕生日を祝ったり、美味しいところが盛りだくさん。

 

 <おすすめポイント>
  ・最新作
  ・特効が派手で楽しい
  ・加藤さんのソロ「あやめ」がやばい
  ・通常盤にMC集が収録されている

 

(NEVERLANDだけAmazonの貼り付けができない……ページはあるのでリンク貼っておきます)

https://www.amazon.co.jp/NEWS-LIVE-TOUR-NEVERLAND%EF%BC%88BD%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4%EF%BC%89-Blu-ray/dp/B077Y5W76Q

 

 

 あと個人的には「PRIVATE HEARTS」でチャラいお兄さんだったのに次の曲「なんとかなるさ」ではうたのおにいさんになってしまう小山さんが見られる「pacific」とか、先日のザ少年倶楽部プレミアムで披露された「カカオ」を歌う19歳の加藤さんが見られる「Never Ending Wonderful Story」とか、個人的に好きで好きでしょうがない加藤さんソロ「シャララタンバリン」が収録されている「DIAMOND」とか、4人より前のコンサート映像も是非見てほしいです。推しているところが加藤さんに偏ってしまった。

 最初に最新作がオススメとは言いましたが、10th Anniversary以降のコンサートは基本的にアルバムを受けてのツアーになっているので、先にアルバムを聴いてみて気に入った楽曲を歌っているコンサートを見てみるのもアリだと思います!長々と書きましたが、誰かの役に立てば幸いです。

*1:「コンセプト強め」という方向性になったのがここからなので、まだ模索しているんだなぁと感じる部分のひとつでもある。これ以降のコンサートはアルバム特典の映像がコンサート前またはオープニングで流せるサイズになっているので、アルバム初回盤を持っていなくても物語を把握できるようになっている