NEWSに歌ってほしい曲を集めてカバーアルバムを妄想した

 下書きに眠っていた記事があったので発掘してきました。NEWSの歌が聴きたい!それだけの気持ちで書いた記事です。

 

 この曲が似合う!というよりは単純にNEWSの歌のうまさ(歌唱力&人の心に届ける力)を味わえるラインナップです。

 

 

 

 

 

01:星屑の街/ゴスペラーズ

 NEWSのアカペラ楽曲、聴きたくない?4人だからちょっと声の圧が足りないかもしれないけど、絶対にアカペラでやってほしい。生で聴いて泣くところまで想定しています。最初から最後までずっときれいな曲で、歌い出しの部分を聴くといつもどこかに帰りたい気持ちになる曲。NEWSには「星」が似合うし、ぴったりなんじゃないでしょうか。

 1曲目にしたのはNEWSの美しいハーモニーでアルバムの幕が開けてほしいからです。

 

 

02:鐘を鳴らして/BONNIE PINK

 「Water me」と迷ったんだけど、手越さんがテイルズやってたっていうの思い出したので「鐘を鳴らして」にしました。ヴェスペリアの曲です。テイルズ枠からはDEENの「夢であるように」も捨てがたかった……!

 柔らかい印象で始まってほしいので、歌い出しは増田さんかなぁ。1番Bメロの「君に背を向けて久しく 満点の星空が寂しい」は小山さん、2番Bメロの「君が君らしくあること それはまた孤独とも言う」は加藤さんのパートです。サビは小山さんが下ハモ。大サビはテゴマス(英語部分は増田さん)。

 爽やかで優しくそれでいて力強さのある楽曲なので、「星屑の街」で幕を開けたアルバムの2番目にぴったりです。

 

 

03:オー!リバル/ポルノグラフィティ

 痛い立ち位置Love,too Death,too、青春花道etcと迷いに迷いまくって知名度と親和性からリバルにしました。たとえ妄想だろうが作るからには売れるアルバムを作りたいんだ。

 Fiestaの亡霊なので、どうにかしてNEWSにキャッチーでポップなラテンを歌ってほしくて仕方がない。「EROTICA」もラテンだけど、私はシングル表題曲にできるようなキャッチーさのあるラテンがほしい……!

 歌割も私の頭の中では決まってる。ここだけは譲れない!という部分、歌い出しは手越さんで、2番Aメロは加藤さん。加藤さんに「我は今生きている」というフレーズを歌ってほしくない人なんていませんものね。

 NEWSの「オー!リバル」はまず間違いなくダンス曲になるので、アルバム発売の際のテレビ出演はこの曲でお願いします。できればポルノもいる場所で歌ってほしいし、その結果次のシングルがポルノ提供楽曲になってほしい。強欲。何卒。

 

 

04:君に届けflumpool

 ポップなバンドの曲を入れたくて。NEWSの歌う「君に届け」、圧倒的なきらきらを放っちゃうんだろうな〜!ストレートすぎるほど真っ直ぐに愛を届けようとする曲、NEWSの得意分野なんじゃないですか?特に2番の「飛び交う嘘や嫉妬に 迷い惑わされない心よ 真っ直ぐな 祈りよ」という歌詞、胸に刻んで生きていきたいです。NEWSを想う私の気持ちもこうありたい。聴けば聴くほどNEWSとファンの曲に聴こえてくる。

 ちなみに以前ポルノグラフィティがカバーしたところ、「君に届け」というタイトルなのに岡野さんのボーカル力が強すぎて豪速球のボールを投げてくる感じでめっちゃ届きました(好き)。

 

 

05:READY STEADY GO/L'Arc〜en〜Ciel

 この曲を機に小山さんが鋼の錬金術師を見ますように、の念を込めて選曲。まぁ全部妄想なんですけど。でも小山さん絶対鋼錬好きだと思わない?1期も2期も見てくれ。

 ポップなバンドの曲をやったらゴリっとしたサウンドのバンドの曲だって入れたいじゃないですか。ゴリっとしつつもポップさのある曲っていったらこれです。ほぼ手越さんの独壇場になりそうだけどちゃんと全員で歌ってもらいます。小山さんの低めの声も活かされるんじゃないかな。「READY STEADY CAN'T HALD ME BACK」のところは加藤さんのパートです。

 

 

06:The moon/藤原さくら

 「madoromi」のような感じで歌ってほしい曲。コンサートでやるときはああいう感じの演出がいいな〜!シンプルに歌を聴かせる感じ。サビ前のパートは絶対に増田さん。

 「私」「君」「あなた」「あの子」が出てくる不思議な歌詞。劇場版のコードギアスのために書き下ろされた曲なのでアニメの物語を意識している部分は大いにあると思う。けどNEWSならこの曲のもつやるせなさとか切なさみたいなものを良い感じに表現してくれると思います。表現力に酔いたい。

 

 

07:SUN/星野源

 NEWSが「君の声を聴かせて」って歌ったらめっちゃ似合うじゃん!という選曲です。心が躍るような、聴いているだけでうきうきするメロディをNEWSに歌ってほしい。でもうきうきするだけじゃなくて寂しさが全体を覆っているような感じもあって、作った本人じゃないと歌いこなせない要素が大きいだろうけど、そこはなんとか……NEWSはNEWSの解釈で歌ってほしいな。もはや歌うことが前提みたくなってきてるけどこのカバーアルバムは妄想でしかないんだよな。権力が欲しい。

 

 

08:PENGUIN/槇原敬之

 本当はもっと90年代の曲を入れたかったんだけど、知らない曲よりはどこかで聴いたことがありそうな曲が多いほうがいいよねってことで極力削りました。売りたいので。妄想だけど。それでもどうしても削れなかったのが「PENGUIN」です。この曲はシングルでもないし完全に私の趣味。まぁこのアルバムは妄想なので全部私の趣味ですけど。

 かつての恋愛を振り返るような歌詞なので、歌われていることの大半は過ぎ去ったことであるというのがこの曲の寂しさ。今はもう隣にいない「君」とのことを歌っていて、二人で幸せになることはできなかったけどたぶん「僕」は今幸せじゃないわけではないんだろうなって思えるところがやばい。天才。「君」のことが心の底から大好きで、だからこそ一緒にいられなかったんだろうなって。今このときを並んで生きていないからって、相手のことが大事じゃないとは限らないんですよ。そういう曲、NEWSにも歌ってほしくないですか?私は歌ってほしいです。

 歌割はそんなに考えてないけど「たぶん君と僕とじゃ行けない場所が 二人の行かなきゃいけない場所」は加藤さんパートです。ここで号泣したいので。

 

 

09:リセット/向井太一

 「リセット」は一度折れたところから立ち直っていくような歌詞になっている。アニメ「風が強く吹いている」のED曲であり、物語とのシンクロ度合いも高くてすごく好きな曲になった。一度折れたところから立ち直っていく、という物語はきっとNEWSも共感するところがあるだろう。あまり強弱のある曲ではないが、そのなかにも豊かな感情を表現してくれるんじゃないかな。裏拍のリズムのところは小山さんのリズム感の良さが発揮されちゃうだろうな〜!

 

 

10:Flowerwall/米津玄師

 今のご時世、米津玄師を入れないわけにいかないので。「MAD HEAD LOVE」のような歌詞詰め込みタイプの騒がしめの曲も歌ってほしいんだけど、NEWSの声の良さを活かすとゆっくりめの曲のほうがいいかなぁとも思うので「Flowerwall」。なんていうかこう……NEWSとファンみたいなところのある歌詞だなって思うし……私はラブソングを歌うNEWSが好き……私の選曲に偏りがあるためラブソング濃度薄めなので、「君」を想う曲を入れたいなぁと思った次第です。

 

 

11:だから僕は僕を手放す/WEAVER

 明るくて爽やかなバンドの曲って絶対NEWSに似合うと思うんだよね。WEAVERの杉本くん提供楽曲がほしいのでアミューズとジャニーズにはもっと仲良くなってほしい……

 WEAVERはピアノの音が特徴的な3ピースバンドです。この曲もピアノが印象的。疾走感もあって、思わず駆け出したくなるような曲。絶対この爽やかさ、NEWSに合うと思うんだよな〜!!!

 不思議なタイトルだけど、「僕を手放すのは僕だ」という強い意志に満ちています。「後ろ指さされても 前だけを向けるよな?」っていうのもいい。「自分が信じた道なら 迷わずに行けるよな? 大丈夫」という歌詞もあってね……こういうのを実感たっぷりに人の心に届くように歌うの、NEWSは得意だと思うから……是非……!

 

 

12:青春ラインいきものがかり

 アルバムのこの位置にはきらきらした楽曲がほしいのでいきものがかりの「青春ライン」をセレクト。疾走感と夏と青春がぎゅっと詰まった曲。これの前にセレクトした「だから僕は僕を手放す」との流れもいい感じだと思う。全員が30代半ばに近づいているNEWSはまだまだ青春を歌っても似合います。終わりなき青春なので。いつか水野さんが楽曲提供してくれたらいいな……水野さん、歌詞も曲もべらぼうにいいので……。ちなみにいきものがかりは他の候補としては「ブルーバード」「熱情のスペクトラム」あたりもいいなと思って悩みました。勢いのある水野楽曲がいい……!

 手越さん始まり→Aメロ増田さん→Bメロ加藤さん小山さん→サビ全員みたいな感じかな。きらきらした曲は手越さんのきらきらした声で始まってほしい!

 

 

13:月のワルツ諫山実生

 NEWSにみんなのうた歌ってほしい〜〜〜!!!ちっちゃい頃から英才教育してこ!!!というわけでみんなのことうたの中でも人気の高い楽曲「月のワルツ」です。不思議の国のアリスのようなアラビアンナイトのような、要するに最高な楽曲です。「NEVERLAND」とも近い世界観かもしれない。ファンタジックであやしい世界。

 以前から小山さんのソロ曲でこういうのきたら最高なんだけどな……と思っていた楽曲で、あのちょっと掠れた高音がめちゃくちゃ活かされる歌だと思います。この曲はサビも含めて基本ソロで歌いつないでいく感じの歌割がいいな〜!歌い出しは加藤さん。「こんなに月の青い夜はふしぎなことが起きるよ」を歌ってほしい。で小山さん→手越さん→増田さんって感じかな。大サビの「満ちては欠ける〜」のところは増田さんです。最後のサビは全員で。あんまりにも最高な歌割を思いついてしまったな……

 

 

 

 

 アミューズ強めじゃない?しょうがないよ知ってるアーティストがだいたいアミューズなんだもん……。毎年アミュフェス行ってるから……。

 「星屑の街」から始まって「The moon」「SUN」があってそしてまた「月のワルツ」で終わるの、とても美しくないですか?天才的な曲順組めたなって思いました。単純に星とか月とかの曲が好きっていうのもある。

 みんなもNEWSの歌声を妄想してあそぼ!

 

 はやくNEWSの、4人の歌声が聴きたいなぁ!

ここ最近のポルノがいつも以上にファンに優しい

 ここ最近のポルノが(普段から優しいが)めちゃくちゃ優しいので、それがあまりにも嬉しいから記録に残しておこうと思います。

 

 

 

1.新藤さんのラジオ「カフェイン11」在宅収録

 収録を続けてくれることもありがたいし、在宅なのもありがたい。あんまり外に出ず人と接さずにやれるならそのほうがいいと思う。聞いている側の(つまり私の)精神衛生的にも。

 私の個人的な事情ですが、いろいろ事情がありまして新型コロナウイルスには絶対に感染したくないので結構怯えた日々を過ごしています。メンタルもなかなかにやられています。しんど!そんなしんどい日々のなか、自担*1が在宅にて収録したラジオを毎週届けてくれるの、めちゃくちゃ安心する。

 しかも収録前にはTwitterで毎週テーマを設けてツイートを募集してくれたりもしている。ちなみに普段は基本メールのみで生放送時のみTwitterでの発言も拾う形式のことが多い。メールだけではないかたちで募集することは「つながっている」ことを言外に示しているようにも思える。大抵は木曜収録→翌週月曜放送なので、そこそこのリアルタイム感もある。

 昨今のご時世に対する新藤さんの考えも聞けるが、個人的には普段よりも優しめだなぁと感じる。センシティブな部分もあるから気を付けているということもあるだろうけれど、それ以上にリスナーへの気遣いを感じる。私のようにメンタルがめちゃくちゃにやられている側からすると、それがものすごくありがたい。寄り添おうとしてくれているなぁと感じる。

 ちなみに新藤さんは旅行先のハワイや語学留学先のロンドンから録音したものを放送したこともあるので、ブース以外での録音に慣れているっていうのもあるんだと思う。それにしてもサービス精神が旺盛すぎて本当にありがたい。

 あと、リモートだからこそやれることをということで遠隔地にいる方をゲストに呼んだりもしてて面白い。このあいだはYouTubeでインストラクターをなさっている方(高知在住)をお招きしたし、今週はワインをつくっていらっしゃる方(南アフリカ在住!)をお呼びしている。新藤さんの興味や趣味に偏っているところも込みで最高だな〜って思う。どうやってこの状況を楽しんで乗り越えるかを模索しているところ、かっこいいな。

 

 

 

2.岡野さんのYouTube番組「Dispatchers」

 SNSをやっていない岡野さん、スガシカオさんのTwitterが主な生存確認の場だったものの、最近は「Dispatchers」という配信番組を始めてくれた。おかげで岡野さんの生存が確認できまくっている。

 最初はスタジオでやっていたものの、途中から岡野さんのプライベートスタジオからひとり撮影にて収録するかたちになった。そういうかたちでも届けようって思ってくれる気持ちがめちゃくちゃ嬉しい……!

 ひとり撮影でとりあえずやってみた「番外編」*2は、いろんなポルノの曲を弾き語りにて披露。聴き手を励ますような選曲でぐっとくるので、是非ご覧ください。

 


DISPATCHERS -岡野昭仁@番外編-

 鬼滅の刃OPの「紅蓮華」弾き語りをしてくれた回もある。岡野さんの弾き語りは「アコギ一本と歌」であり、大人しくしっとり、とは限らないところがいい。おれたちはこのパワフルな声が聴きたいんだ!ちなみに岡野さんは義勇さんが好きなんだって!

 


DISPATCHERS -岡野昭仁@プライベートスタジオで紅蓮華を歌う-

 最近では事務所の後輩であるflumpoolのボーカル山村さん&高橋優さん、そして岡野さんのご近所さんであるスガシカオさんをお招きしてリモート飲み会を配信してくれたりもしている。様々な企画で視聴者を楽しませようとしてくれて本当にありがとう……!

 番組のTwitterアカウントも開設され、時々岡野さんがツイートしてくれることもある。実は以前岡野さんもTwitterアカウントを持っていたことがあって、それが東日本大震災の頃でファンが岡野さんの生存確認を(結構真面目に)したかったときだったから、こういう非常時にファンの近くにいようとしてくれるのがありがたい。非常時になるとSNSに現れる救世主・岡野昭仁である。先日のYouTube企画の最中にも岡野さんがツイートして話題になった。

 

 ちなみにこの「Dispatchers」、新藤さんは特殊な電波障害が発生したりして見ていないらしい。そういうとこだぞポルノグラフィティ!(好き)

 

 

 

3.FC設立20周年記念生配信「在宅ポルノラジオ」

 これは前もって予告されていたものの、通常の配信方法は叶わなかったため新藤さんは自宅から、岡野さんはプライベートスタジオから、リモートにて配信する形式となった。中止にせずやってくれたことに感謝だし、なによりおたくとしてはリモートゆえにいつもよりちょっと緩くそして会話も多いところが最高だったわけですよ。ウワ……仲良しじゃん……って尊さの極みみたいなものを感じた。FC限定配信なのであんまり詳しくは話せないんですが、それでもここは!ってところは記録しておこうと思います。

 岡野さんがおつまみを探すために席を外したら、そのあいだは新藤さんがミックスナッツのASMRでつなぐ。しかも新藤さんはそれを気に入って岡野さんに「バイノーラルマイク買って」とか言い出すし。なんで買わそうとするん。仲良しか。

 あとは岡野さんがリモート会議の背景画像変更を使いこなしていて、新藤さんが「俺もそれやりたい!」とそわそわしていたり。めちゃくちゃかわいいんですけど何?という至福の時間だった。ゆるかわ。

 そしてセッションもあり。岡野さんが先に録音したものに新藤さんが被せるという形式にて披露された「幸せについて本気出して考えてみた」。この曲、こういう状況下になって割とすぐくらいの時期に新藤さんのラジオ「カフェイン11」で流れたり、岡野さんの弾き語りでも披露されたりしていて、たぶんポルノの総意として今の時期の我々に届けたい曲なんだろうなと思った。

 誰だってそれなりに人生を頑張ってる

 時々はその「それなり」さえも誉めて欲しい

 この曲で、私はどうしたってこの部分が一番響いてしまう。いっぱいいっぱいだった中学生のとき、私の「それなり」をこの曲は褒めてくれているんだって思ってどうにか生きてこられたから。今も改めて、この歌詞が沁みるなぁと思う。

 普段と違う状況下で、きっとそれぞれが「それなり」に頑張っている。私は在宅勤務になったので、仕事面でいえばゆるゆるでいいなって思われるほうかもしれない。でも、いろいろ事情があって、この先がどうなるかわからない状況でたまに不安に押しつぶされそうになりながらもどうにか生きている。俺たちはそれを知ってるよと、そう言ってくれているみたいに思えて、すごく嬉しかった。

 あとセッションすごく良かったのに「(やり方次第で)もっと良くできたな」って言ってる二人を見て向上心〜〜〜!!!って思った。お二人だって慣れない環境で慣れないことをやってるのにね。すごいなぁ。

 

 

 

4.YouTubeにて3夜連続ライブ映像配信「LIVE ON LINE」

 前々から「YouTubeでなんかやります」と予告はあったが、何をやるんだろうと思っていたら過去のライブ映像をメンバー&スタッフセレクトで選曲して配信するという最高な企画だった。各日程1時間〜1時間ちょいの配信で、大満足の大盛り上がり。タイトルの「LIVE ON LINE」はライブを歌った楽曲である「LIVE ON LIVE」からきているんだろうと思う。粋なことするなぁ。

 映像化されているライブを中心に、各ライブ1〜3曲くらいの選曲。ファン人気の高い「夕陽と星空と僕」や「カルマの坂」などが入っているのもいい。しかも「このライブのこの曲がいい」を的確に突いてくる。ポルノを愛している人たちがセレクトしたんだなってよくわかる。だって「鉄槌」だよ?「鉄槌」*3を入れてくるの、絶対ポルノのことめちゃくちゃ好きな人でしょ。

 選曲には随所にこだわりが見られた。基本的には映像化リリース順になっているが、映像化されたパッケージの中でも順番を入れ替えている箇所もあったりした。3日目の1曲目は「アポロ」で2曲目は「ひとひら」だったが、この2曲はどちらも同じライブ「ラヴ・E・メール・フロム1999」からの選曲で、本来なら「ひとひら」→「アポロ」という演奏順だった。それをわざわざ入れ替えているところにこだわりが見える。1日目の1曲目にライブの最後で定番となっている「ジレンマ」をもってきたりするところもだ。そして3日目の最後に「∠RECEIVER」をもってくるところも。

 この星の裏側でも僕たちの足下でも

 起こりうる出来事から

 逃げない受信者(∠RECEIVER)でいたい 

 そんな歌詞で締めくくられるこの曲がラストに来ていることで、今たしかに世界が変わりつつあることを身近に感じているのだと改めて実感する。ポルノからのメッセージを受け取った気持ちになる、そんなラストだった。

 なおこの配信、Twitterのトレンドにも入るくらいに盛り上がった。ハッシュタグ「#おうちでポルノライヴ」をさかのぼると、「この曲やるんだ!」と喚起する声や「このライブのときにはこんなことがあった」と思い出を語る声など、さまざまな声が聞ける。ライブという、一か所に大勢の人が集まる場が開催できない今、それぞれの胸にあの日あのときのことがよぎる。またライブに行ける日が来るといいなと、そう願ってやまない。

 

 

 

 メンタルがぼろぼろになったとき、助けてくれて本当にありがとう。いつもあなたたちには助けてもらってばかりです。これからもまだしばらくお世話になると思います。いつかまた、日常が戻ってきて、あなたたちの音楽を体で浴びることができるのを楽しみにしています。

*1:アイドル界隈の言葉ではあるけど、新藤さんは間違いなく「自担」なので自担と呼んでます

*2:最初は「特別編」と言っていたものの、岡野さんが「特別っていうとなんか偉そうだから、これは番外編にします」とわざわざ訂正して番外編になった。謙虚すぎていとしい

*3:怖い曲。怖いうえにこれが披露されたライブでのアレンジはめちゃくちゃ怖い

手のなかのアルファ・ケンタウリは光る ーアイドル短歌まとめ11ー

 いずれまとめてなんらかのかたちにしたいなぁと思ってるうちに短歌が増えます。自分用に本にしたいなぁと思ってはいるんだけど……思ってはいる……

 

 

 

 

そのときはちゃんと言ってよ いつ散ると知れぬ花でもないだろ君は

 

思い出はあまりに遠い今日だから明日になれば忘れるでしょう

 

カーテンの影に隠れた窓際のサボテンだけが知る恋心

 

「恋は罪悪」と誰かが言ったけど気にする暇もないほどの恋

 

寂しさは君のせいでは決してない 僕の僕による僕だけのもの

 

友達じゃないけど君と話したい 多肉植物の花が咲いたよ

 

寝癖さえ愛おしいのだ 寝癖など見たことないが絶対そうだ

 

前髪が伸びる速度を追い越して今すぐ君に、君に会いたい

 

 

 

 

題詠:

 

あなたにも眠れない夜があると知りほっとしたこと、許してほしい

(眠れない夜)

 

おなじ星おなじ世界にみんないる だからぼくらはみんな寂しい

(ひとりぼっち)

 

ポケットで古びた飴がべたついているから君にさよならをする

(飴)

 

伏せられたままの写真立てのよう あなたのことを忘れたいのに

(写真立て)

 

理科室の標本として眠ってる鉱石はどこか君に似ている

(鉱石)

 

鏡ではうつせないもの 暗く濃く濁ったぼくの本心だとか

(鏡)

 

混ざり合う必要はない 君が僕ではないからこそ愛せるんだよ

(水と油)

 

手のなかのアルファ・ケンタウリは光る 君に好きだと伝えるために

(ペンライト)

 

立つ鳥よ跡を濁してくれ せめて泣き喚くだけの時間をくれよ

(最後のステージ)

 

 

 

連作:

「日々」

乗り換えの駅にて少し寄り道を 君に似合いの花束買いに

 

文章の癖が似てきた 悔しいが連用中止でつないでしまう

 

迷うときいつも心に君がいて私の行きたい道を指さす

 

軽やかに過ごせた今日のおしまいに君を想って飲み干すビール

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「卒業公演」

そこにいる君は明日もういない 精一杯の今日を叫んだ

 

コンタクトレンズが浮くほど泣いたのにかわいいドレスが焼き付いている

 

君がいまそこにいるから出会えたの 忘れないから忘れないでね

 

「さよなら」を引きずったまま生きている 「はじめまして」をまた言えるまで

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アイドル短歌:同単語・同テーマで詠む

 私「オンライン歌会しよ」

 風林さん「いいよ」

 という流れで、風林さん(何よりもまず、私も貴方と同じように人間であると信じています。)とオンライン歌会を実施しました。

 

 概要:同じテーマ、同じ単語で詠む。制限時間は1時間。

 

 

 

・同じ単語で詠む編

 

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【レモン】

まだ青いレモンはじける  今ここで始まる恋を嗅覚で知る (綴)

 

「かけますか?」「かけませんか?」愛される人だけ愛す レモンは気まま (風林) 

 いきなり個性の違いがすごくて喜んじゃった。レモンというお題を選んだのは私で、きっと多様な解釈が可能な単語だろうと思ったんだけどその通りだった。

  私のメモには「さっぱり」「酸味」「苦味」「柑橘系」「青春」「梶井―爆弾」「米津」というイメージが書き込まれている。梶井基次郎の「檸檬」のイメージを重ねられたら素敵だなぁと思ったんだけど、これはじっくり考えられるときにやろうと思って諦め、少し無難すぎやしないかと思いながらも「青春」のイメージと「レモンのにおい」をチョイス。

 昔、国語の教科書に掲載されていた「赤い実はじけた」というおはなしがある。恋(特に初恋)をした瞬間のことを「赤い実はじけた」と表現した物語になっている。アイドルへの恋は現実の恋とはちょっと違うよね、ということで「赤い実」の対になりそうな「青いレモン」という言葉を使ってみました。嗅覚から恋を知るというのは、抗いようのない野性の本能というイメージから持ってきたものです。恋は本能。

 風林さんの作品は唐揚げの横のレモン。レモンというお題に「かけますか?」ときた時点でウワー!最高!って。唐揚げのレモンって居酒屋で唐揚げ頼めばほぼ必ず目にするすごく日常的なものが短歌に登場し、ただの唐揚げのレモン以上の意味を持っているのがすごく素敵。私はこういう視点の転換に弱い。

 

 

【挨拶】

「ただいま」をくれる誰かがあなたにもいたならきっと僕は嬉しい(綴)

 

おはよう 夜思うより朝思うものが恋だね おやすみなさい(風林)

 「挨拶」は風林さんからのお題。日常の挨拶からチョイスするという面白いお題だった。

 私の短歌は「ただいま」の部分が最初は「おかえり」だったんだけど、入れ替えてみたらこっちだ!となったので「ただいま」を採用した。私は音楽の目覚めも初めてのCDもライブもすべてポルノグラフィティだったからポルノのことを「実家」と呼んでいる。たとえ他のバンドやアーティストのことをいいなって思っても私にはポルノという「帰る場所」があるって思っている。そんなふうに、誰かにとってはアイドルが「実家」だったりするんじゃないかなって思って、もし私の好きなアイドルのことを「実家」のように思っている人がいるんなら嬉しいなぁと思った短歌です。

 風林さんのはちょっと「ゆめかわいい」っぽい印象があっていいなぁと思った。少し毒っぽくてポエミー。風林さんから「朝」「夜」が出てくるとふふって思っちゃう。私は風林さんが「朝」「夜」に引っかかり続ける人だと思っているので。ふふ。

 

 

【インモラル】

内側をひらいた君を読んだことインモラルだと思いませんか(綴)

 

行いが正しく立派な見てくれに似合ってしまった色 インモラル(風林)

 まず「インモラル 意味」で検索したら「不道徳」って出てきたので不道徳っぽいことを連想して、「見ること」または「文章は裸」というふたつが出てきました。「あなたが服を着ていようが文章は裸だからそれを読むことはインモラルだよね」っていうことが言いたかった……んだけど、いろいろ考えているうちに裸というよりあれは内側だよな……って思ったのでそっちに方向転換しました。「見ること」の方向性で「かき混ぜたいんだ」の加藤さんのことにしようとも思ったんだけどうまくいかなかった。

 具体的に言ってしまうと、私のは加藤シゲアキさんのエッセイ『できることならスティードで』に対する感想です。あの人のエッセイは自分の内側を見せてくるような文章じゃないですか。それを読むって行為はインモラルだなと思ったんだけど、たぶん書いた側としてもわかっているでしょう?あなただってインモラルだと思っているんでしょう?という短歌です。疑問ではなく反語。若干キレつつの反語。

 私が諦めた「見ること」の方向性で風林さんが詠んでくれたのでよっしゃ!と思いました。「色」がいい。「色」っていろんな意味があるし、単純にcolorという意味だけじゃなくて「色っぽい」「色欲」という言葉もある。そこに「インモラル」って続くんだから、ねぇ。いいよね。

 

 

【ボタン】

押しボタン式になってる信号でいつまでも青を待っている君(綴)

 かつての加藤シゲアキさん=加藤成亮くんを詠んだ短歌です。

 これは最初、「押しボタン式になってる信号で待ちぼうけする君に幸あれ」だったんですよ。押しボタン式の信号なのにそれと知らずに待っているような人、というイメージで、小山さんなら(天然だし)そういうこともあるかなぁって。でも私の意地悪な部分が出てきて、押しボタン式の信号だとわかっていて押せない人のことが思い浮かんじゃったんですよね。なので方向転換しました。

 「押せばいいのに」って外野が見れば思うけど、本人には何か思うところがあって押さない、または押せないでいる。私が今見ている加藤さんはボタンを押せた加藤さんなんだよな、と思って嬉しくもあり寂しくもあります。

 

 

【手を振る(「手を振った」等でも可)】

本当はしたくないけど手を振った さよなら またね ここで会おうね(風林)

 素直でいいな~!って思った短歌。「手を振る」は私が出したお題で、これもいろんな意味があるなって思ったけどこんなに素直にコンサートの終わり際の風景が思い浮かぶものになるとは思わなかった。単語編の画像を作ったのは私なんですが、NEWSのコンサートをイメージして四葉のクローバーにしました。

 

 

 

・同じテーマで詠む編

 

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【担降り】

始まりの日は覚えてて死んだ日が見当たらなくてでももう無い 愛 (風林)

 

君のこと後悔しない あんなにも愛してたこと愛されたこと(綴)

 私の最近の議題である「担降り」をテーマとして出してみました。別に担降りすることを考えているわけではなく、「オタクはなぜ担降りするのだろう」という考えているというか。

 風林さんの「死んだ日が見当たらなくてでももう無い 愛」がすごくどうしようもなくていいなって。別に捨てようと思って捨てたんじゃないんでしょうね、「愛」。いつのまにか「もう無い」状態になっちゃったんでしょうね。なんとなく腑に落ちた感じがしました。

 私のは「君のこと後悔しない」がすべてで、そこで言いたいことは言いきれているので後ろは若干蛇足ではある。私がいつか担降りするときはそういう気持ちでいたいなと思ったし、今まで好きだったアイドルたちにもそういう気持ちでいるなぁと思ったので。

 

 

【曇り】

曇りのち雨ののちのちのちのちの、のちのちいつかヒカリ差すから(風林)

 

パーカーが乾ききらない空模様  君のTシャツはどんな具合か(綴)

 風林さんのめちゃくちゃいいよね~!こういう言葉遊びというか、音で遊べる短歌ってすごくいいな……って思います。遊んでるだけじゃなくてちゃんと意味もあるし。やわらかな希望がうたわれているなぁと思って、すごく好きです。

 私のは、アイドル短歌で普遍的に詠まれるテーマのひとつ「同じ空の下」の短歌です。洗濯って生活するうえで必要なことだけどアイドルが洗濯してるところは見えないから詩になるというか。短歌に詠まれる「洗濯」が好きです。私のパーカーは乾かないけど、あの人のTシャツは乾いているだろうかっていう、「洗濯」という行為から誰かを想ったらそれは多分その人のこと好きなんだろうなって。

 「同じ空の下」短歌、そのまま「同じ空の下」を入れることで効果的なこともあればそうじゃないこともあるなって思います。たとえば風林さんの連作「有事」のうちのひとつ、

非常食懐中電灯常備薬同じ地球を生きていくきみ

 は「同じ地球」があるとないでは全然違うと思うし、あるからこそいいとすごく思う。非日常な事態にそなえて用意しておくべきものが並んでいるんだけど、非常食(すごく非日常)→懐中電灯(「非常」という語が入らないので見た目の非日常度が下がる)→常備薬(普段から持っているものでもある=日常に近い)→同じ地球を生きていくきみ(「きみ」はこの短歌の主人公にとって日常なんだけど「同じ地球を生きている」ことまでは普段意識していないかもしれなくて、この非常事態になって強く意識したのかもしれない感が出ている)っていうグラデーションがすごく奇麗。

 でも今回の私の短歌に「同じ空の下」的な意味合いの言葉をそのまま入れてもダメなんですよね、野暮すぎて。短歌って面白いですね。

 

 

【欲望】

前ならえ右向け右に従えぬ それが悪かは君に任せる(風林)

 

欲望はぜんぶエゴだよ 守りたい、優しくしたい、笑ってほしい(綴) 

 同じテーマということで私が出したお題が「担降り」と「欲望」でした。テーマ出した時点で風林さんがウワ……ってなってて面白かった。

 「前ならえ右向け右に従えぬ」もの=欲望、っていう構図がいいですよね。わかる~って思う。自分ではどうしようもないもの、自分では手に負えないもの、という側面は確かにある。

 私の短歌は私がいつも言っていることなので別に上手くもなんともないんですが(いつも言ってることそのままなので)、おたくがアイドルに抱きがちな感情「守りたい」「優しくしたい」「笑ってほしい」というのもまた欲望だしエゴなんだよってことを忘れずにいたいです。「あなたのため」って思った瞬間に終わる何かがあると思うから。それはあくまで「私のため」だよ。

 ちなみに「欲望」というテーマはアニメ「さらざんまい」でも扱われていて、「さらざんまい」のキャッチコピーとして「手放すな、欲望は君の命だ」というのがあります。さすが幾原監督……って気持ちになる。まだこの言葉の意味を理解するところまで辿り着けていないんですが、短歌を詠んでいくことでいつか近くまで行ければいいな。

 

 

【セクシャル】

守りたい 背負いたい 奪いたい どこまでいっても君は男だ(風林)

 「欲望」「セクシャル」という異なるテーマで「守りたい」という単語が出てきて二人でめっちゃ喜んだやつです。男と女って二択で語れるものではなくグラデーションみたいなものだと思っている節があるので、近いことを思っていそうな風林さんからこの短歌が出てきたことが最高だと思いました。風林さんのひどい部分が見えて喜んじゃった。でもやっぱり優しい部分があるよね。絶望ではあるけれどその先に救いがあるかもしれない可能性が見える。

 

 

【蟹】

内臓も美味しくどうぞ 殻以外食べられるでしょ僕はアイドル(綴)

 私のひどい部分が出た短歌ですね。気に入っています。秒で出た短歌。

 風林さんが提示した「蟹」というテーマで、まぁ食べるほうの蟹だろうと思いました。とはいえ私は蟹が嫌いなので味について言及するわけにいかず……前にテレビで「蟹は殻以外食べられるからね」って言ってたのを思い出してそれをモチーフにしました。カニバリズム的なイメージが好きなので(あくまでフィクションにおけるカニバリズムですよ)、それも重なっていい感じだなと。蟹だけに。

 「食べる」って行為は「食べる者」と「食べられる者(物)」がいて成立する行為だし、食べる者=生きる/食べられる者(物)=死ぬという意味において力関係が明らかな行為でもある。すごくグロテスクでエロティックな行為でもあると思うんですよね。『できることならスティードで』を読んだときの若干の背徳感みたいなものもそうなんだけど、誰かの内側に触れる行為って背徳的じゃないですか。そういう「アイドルを消費すること」の背徳感に「食べる」という行為のグロテスクさとエロティックさをプラスした、とても意地悪な短歌です。

 余談ですが、私の好きな小説に『かにみそ』という作品があります。拾った蟹に餌をやっていたら食べるものがどんどんエスカレートしていって人間に辿り着き……みたいな。ラストがすごく美しいんですよね。よかったら読んでみてください。

 ちなみに蟹短歌の前に詠んだ短歌が蟹の対になりそうなのでここに掲載しておきます。

肉が裂け骨が砕かれ苺とかキャンディが散る 君はアイドル

 基本的にはできたらすぐTwitterに載せちゃうタイプなんですが、残酷だなぁ……と思ったので寝かせた短歌です。これを残酷だと思うくらいの人の心は私にもあります。

 

 

 

 

 

・感想

 オンライン歌会しようぜって話になり、やる日と「お題があったらいいよね」だけ決めて当日通話をつないで、いきなり「制限時間を設けてやってみよう」という話になって実際にやってみたらびっくりするほど早く時が経った。ほんとに1時間あった?って思っちゃうくらい。脳をフル稼働させすぎて、短歌を提出してしばらく二人とも脳を介さない言葉しか発さない時間があった。返歌とか連歌もしたいねって言ってたのに、もう脳を使い切ってるから無理だった。

 でも短時間だからこそ、練りすぎないからこその短歌っていうのも出てきたので、すごく良かったな。

 

 

 

・私と私の短歌

 アイドル短歌を初めて詠んだのは2015年なんですが、別に何を思ったわけでもなく「アイドル短歌」というものを見かけて「私にもできるやつだな」と思ったからやってみただけのことです。それまで短歌のつくりかたを勉強したことはなかったし、歌集を読んだこともなかったと思う。授業で習う短歌なら知ってる程度。今も私の短歌は我流でやってます。

 2015年、2016年あたりの短歌は今と作風も違うのであんまり気に入ってはいないんですが、2017年あたりからは今のスタイルが確立されてきました。Twitterで呟く内容にはあんまりひどいこととか残酷なことは言わないようにしようと思っているんですが、そういうことを「思う」ことはある。どうにか表に出せないかと苦心した結果が「短歌にする」でした。短歌にしちゃえば残酷なことも言えるなって。短歌はあくまで作品なので、私の本心が反映されているとは限らないじゃないですか。ねぇ。それがエスカレートして年々残酷になっているところはありますが。

 

 短歌は我流とはいえ、私の「言葉」の源流は間違いなくポルノグラフィティ新藤晴一さんです。あの人の言葉のテクニックが私のなかにも息づいているなぁと如実に感じます。

 たとえば今回の【曇り】の「パーカーが乾ききらない空模様  君のTシャツはどんな具合か」なんてそうだよな~って。「曇り」という単語は入れていないもののどんよりした天気であることを書いているし、「洗濯」という単語も入れていないけど「洗濯」が書かれていることも伝わるんじゃないかと思うし、自分が洗濯している場面から相手のことを思っていることを書いていて、この「書いてないことを読ませる」というテクニックを私は新藤さんから学びました。具体例でいうとポルノの「ワン・ウーマン・ショー~甘い幻~」(ポルノグラフィティ ワン・ウーマン・ショー ~甘い幻~ 歌詞 - 歌ネット)の歌詞なんかがそうで、「私」と「あなた」の関係について明確な言及は避けているのにどういう関係なのかわかっちゃうんですよね。

 引用の使い方も新藤さんから学んだと思う。今回でいうと【レモン】で「赤い実はじけた」のイメージを重ねているのもそうだし、昔詠んだ

君の星(B612)が見えるから砂漠にいても迷わずに済む

という短歌も、『星の王子さま』からの引用になっています。王子さまが住んでいた星の名前が「B612」で、それと加藤さんのソロ曲「星の王子さま」を重ねている。ポルノの歌詞にもそういう引用が結構あるので……自分でもやってみたいって思っちゃうんだろうな……。

 

 それと、新藤さん以外に私の短歌に影響を与えている人たちがまだいます。たまというバンドと会田誠さん。

 たまは4人組(のちに3人組になって既に解散している)バンドなんですが、4人とも作詞作曲ができてリードボーカルも曲を作った人によって変わるという不思議なバンドです。歌詞もメロディも全体的に変わっているというか、唯一無二×4みたいな感じで、誰が作詞作曲してもどこか不気味だったり怖かったり残酷だったりしてすごく好きなんですよね。そういうエッセンスが間違いなく私のなかにもいるなぁって感じがします。ちなみに私はたまの曲を胎教&子守唄にして育ったそうで「れいこおばさんの空中遊泳」を聴くと泣き止んでいたそうです。今は「夏の前日」「満月小唄」「星を食べる」「夜の緞帳」などが好きですね。

 会田誠さんは現代美術のアーティスト。以前加藤さんが書評で会田さんの小説を紹介していたこともありました。私は小説のほうは読んだことはないですが、美術展「天才でごめんなさい」にはなぜか2度も行きました。同じ展示に2度も行ったのは初めてだったな。グロかったり残虐だったりするので、気になった方は自己責任で検索してください。グロかったり残虐だったりするけどすごく惹かれる部分があるというか……グロいものや残虐なものをそこそこ直接的に作品にできちゃうんだな、って感動しちゃったんだと思います。

 他にも多分いろんなものから影響を受けていて、それらが短歌に表れているように感じます。私の読んだものや見たものや聴いたものが短歌になってるんだろうな。ちなみに今回の制限時間1時間のあいだはずっとスピッツを聴いていました。スピッツの歌詞もメロディもちょっと寂しくて切なくてたまに残酷ですごく好きです。

 

 

 

・アイドル短歌について

 風林さんと通話していて、「アイドル短歌の本質は{寂しい」だよね」って話が出ました。でもその寂しさを肯定したいよね私たちはアイドルのファンだから、という話も。

ブランコで些細な秘密打ち解けた あたたかいのは空想のきみ

拒否されることも受け入れられることもないからこの好きはのびのび 

 これらは風林さんの短歌ですが、寂しくないですか。寂しいんですよ。寂しいけど、それでも微笑むことができる優しさがその先にある。優しいなぁと思います。私が持てない類の優しさだなって。ふたつ目の短歌を私が詠んだら「のびのび」は出てこないもんな~羨ましい。

 私は「ほらこんなに寂しいんだぞ」って見せつけるような短歌を詠んでしまいがちだけど、それをわざわざ言葉にするのは結局のところその寂しさを肯定したいからなんだろうなと思います。肯定するにはまず寂しさを知るところから始めよう。

 他にもこういう信条があってね~って話もしたけれど、ネット上に出せる話と出せない話があるのでまた今度にしましょう。

 

 これからも「寂しさ」と仲良く、アイドル短歌を詠んでいきたいです。

 また歌会しようね~!

いま一度「染色」を読む ―舞台「染、色」にむけて―

 原作・脚本を加藤さんが務める舞台「染、色」が発表されました。嬉しい限りです。加藤さん忙しいな!

 原作である「染色」(『傘をもたない蟻たちは』収録)は、加藤さんの作品の中でも個人的に一番好きな作品のひとつなので、改めて読み、改めて考え、改めて言葉にしたいなと思ったのでこの記事を書いている次第です。「染色」を紹介する記事ではなくて、私にはこういうふうに読めたよ、という記事です。

 主演である正門くんのファンの方であったり、これを機に「染色」が気になっている方に向けて書くという意味合いも含みます。勿論、いち読者の感想であり、読み方の正解/不正解を示すものではありません。こういう話だと捉えている人もいるんだな、程度に読んでもらえれば幸いです。

 

 

 

・はじめに

 「染色」については既に数回書いているので、今回は「関係」という部分にフォーカスを当てて書きたいと思っています。

 過去に書いていた記事は以下の通り。

 「染色」の文章の表現(特に「嗅覚」を用いた表現)について言及している記事

penguinkawaii.hatenablog.com

 

 「染色」の物語としての感想の記事

penguinkawaii.hatenablog.com

 

 

 

・二人いれば「関係」が生まれる

 ひとが一人しかいないところに「関係」は生まれない。二人いれば、否が応でもそこに「関係」が生まれる。「染色」でいえば主人公・市村と美優の関係、そして市村と杏奈の関係。

 

 「関係」はいろいろな分類ができる。最近私が考えているのは、それが「出会った関係」なのか「出会わなかった関係」なのか、ということだ*1

 ひとが二人いただけでは「出会った」とは言えない。物理的には出会っている状態であっても、心理的には出会っていない状態というのもありうる。顔を合わせていても、言葉を交わしていても、心が相手を向いて相手そのものを捉えていなければ、それは「出会った関係」とは言えない。お互いに心ごと向き合ってこそ「出会った」と言えるのだ。

 では、市村と美優の関係から考えてみる。どこか冷めた日々を送っていた市村は、居酒屋で腕をスプレーで染めた美優を見かける。そしてその後、グラフィティアートを描いている美優を見つける。それからは二人でグラフィティアートを描くようになり、美優の部屋へ通い詰めることとなる。一時は話題を集めるが、美優が海外行きを決めたことで関係は終わりを迎える。この二人は、果たして「出会った」のか。私としては、二人は「出会わなかった」のだと思う。この物語は主人公の一人称で語られているので、市村が美優をどう捉えていたのかはわかるが、美優が市村をどう捉えていたのかは直接はわからない。けれど、二人が会う場面には必ずアートが絡んでいることを考えると、互いがもつ芸術という側面しか捉えていなかったように思える。市村から見れば美優は冷え切った現実を打ち負かす力をもった「理想」を象徴する存在だったのだろう。あまりに眩しい「理想」ゆえに、彼は手にする勇気をもてなかった。市村が見ていた美優は「理想の世界」と同義だったのだと私には読み取れた。一方、美優は市村に「理想」を見ていたわけではない。その後の彼女の作品がグラフィティアートとは遠くかけ離れた作品であると描写されているところからも、そう思える。では何を見ていたのか。私は、美優にとっては市村はキャンバスのひとつに過ぎなかったように思えた。彼女の部屋にいくつもある描きかけのキャンバスの、そのひとつ。作品を完成させるのが苦手だと言っていた彼女が、ともに数々のグラフィティアートを描き上げることでつくりあげてきた作品のひとつ。優等生の座が陥落したという生割面(あるいは優等生たらんとする精神面)での変化、杏奈に言及された彼自身のアートの変化から、美優のもつ「色彩」が数々の作品と同様に市村を染めていたことがうかがえる。ともにグラフィティアートを描きながらも、二人の関係は決して対等ではなく、画家とキャンバスのような関係性だったのではないだろうか。ロンドン行きを決めたとき、「一緒に来る?」とは聞くものの、「なわけないよね」と付け加えている。一緒に行く気がないとはいえないが、一緒に来るとは思っていなかったのだろうな、と思う。市村と美優は、やはり「出会わなかった」のだ。いくら体を重ねようが、濃密な日々を過ごそうが、二人は「出会わなかった」。

 次に、市村と杏奈の関係。美優との関係に比べて描写が少ないので、杏奈が市村をどう思っていたのかを想像するのは少し難しい。市村のことを好きでいるのだろうとは思うけれど、それ以外のことは想像しがたい。一方、市村はというと、杏奈との関係に冷めた部分がある。美優とのセックスの描写に比べて杏奈とのそれが淡白なところからも、「久しぶり」という言葉が繰り返されることからも、杏奈の存在をどこか疎ましく感じている様子がうかがえる。市村にとって、美優が「理想」であるとするなら杏奈は「現実」を象徴している。美優というイレギュラーとは違い、杏奈の存在はレギュラーな日常のなかにある。杏奈と向き合ってしまえば「現実」を直視しなければならなくなるから、市村は杏奈を見ようとはしない。双方が相手そのものを捉えてこそ「出会った」と言えるのだとすれば、市村と杏奈もまた「出会っていない」関係だ。「出会わなかった」ではなく「出会っていない」と表記したのは、物語のラストで市村が杏奈に電話をかけるシーンがあり、そこでようやく「出会う」かもしれないからだ。「出会った」とまでは言い切れない気がするけれど、これから「出会う」可能性はある。美優=「理想」に去られたことを受け入れた市村は、自分に残された「現実」と出会う。

 

 

 

・「関係」が蠱毒をつくる

 「関係」について整理したところで、今度はその「関係」がもたらすものについて考えてみたい。

 蠱毒とは、壺のなかに毒をもつ蛇などを複数入れて共食いさせ、最後に残った一匹を呪詛に使ったりその毒で危害を加えたり……というもの(詳しくは検索してください)。私は、「関係」とは蠱毒をつくるものだと考えている。相手に対する感情を壺のなかに入れていくと、最後には強い毒が残るような、そんなイメージだ。毒となりうるのはなにも負の感情だけではない。相手への憧れ、尊敬、愛……それらも十分に毒となりうる。それが強い感情であれば、毒となってしまうことも十分にある。

 「出会った関係」でも「出会わなかった(出会っていない)関係」でも、どちらも蠱毒をつくっていることに代わりはない。勿論、感情を制御することで毒になってしまわないように気を付けることはできる。実際に多くの人がそうしているだろうし、私もそうしている。問題は、蠱毒が完成してしまったとき、壺のなかに最後に残ったその毒をどうするか、ということだ。

 私は、市村と美優の関係は、市村の側から見れば蠱毒を完成させてしまった(あるいは完成はしていないものの、強い毒として残ってしまった)ように思える。だからこそ、美優を失った市村は苦しむことになる。とはいえ、二人は「出会わなかった関係」なので、壺のなかに溜まった感情は市村が美優に向ける一方的な感情でしかない。彼女(あるいは「理想」)に向けた強すぎる感情が、最終的には強い毒として壺のなかに残ってしまった。

 市村はしばらくその毒に気付かないふりをしていたけれど、卒業式の後に飲み屋で美優のポストカードを見かけて思い出してしまう。月光のはいる美優の部屋で市村がしようとしたのは、美優と過ごした日々の再現であり、手にする勇気をもてなかった「理想」を汚す行為でもあるように、私には受け取れた。画材のない部屋では絵を描くことはできないが、あの部屋でしていたことは絵を描くことだけではなかった。もしあの場で絶頂に至ることができたなら、美優が市村に残していったものを再確認できたかもしれない。しかしそれは毒を自分で飲み干す行為にもなりうるかもしれないし、今ここにはいない美優に毒をぶちまけようとする行為にもなりうるかもしれない。しかし、彼にはできなかった。「現実」を受け入れる前、塗料の匂いに縋っていたときはまだ、毒の入った壺をもったままでいた。杏奈に電話をして、彼はきっとあの部屋に毒を置いて去るのだろう。あるいは、壺を自分の家の庭にでも埋めてしまうように、「現実」のなかに生きながらも「理想」のことを思い出してしまうのか。そこまでは描かれていないから、どちらとも言い切れない。どちらでもいいなと思うけど、どちらかというと私は後者のほうが好みかな。

 

 

 

・おわりに――「関係」を描く一環として

 繰り返し書いたが、二人いれば「関係」が生まれる。その「関係」を描写するときにさまざまな言動が用いられ、その一部に性描写が含まれることもありうる。

 『傘をもたない蟻たちは』が発売された当時も「アイドルが性描写を書いた」ということで話題になり、そればかりが取り上げられていて少しうんざりしていた。『傘をもたない蟻たちは』に含まれる性描写というのは、読む本にもよるけれど小説を読んでいれば出てくる描写のひとつだ。恋愛小説、純文学、SF、ジャンルに限らず。恋人同士あるいはそれに準じる関係性などを描く一環として、性的な描写を含むことは不自然なことではない*2。 

 確かに性描写は目を引く部分ではあるし、それを売りにする作品もある。けれどこの作品は性描写(あるいは性描写により読者の性的欲求を喚起すること)に主眼をおいて書かれたものではないと、いち読者として思っている*3。「アイドルとしてはためらう内容でも、自分の書きたいものを制限なく表現するためには、過激な描写は必要だった」*4と作者である加藤さんは語っている。

 とある青年が「理想」と「現実」のあいだで揺さぶられる話にも読めるし、恋愛小説として読むこともできるし、文章や構成の美しさが光る作品でもある。この記事で書いてきたように「関係」に注目して読むこともできる。なんの作品も書いたことのない身で言うのも違うとは思うものの、読み手の数だけ受け取り方があるものだと思っている。

 

 もしこれを読んでいるあなたがまだ「染色」および『傘をもたない蟻たちは』を手に取っていないのであれば、是非読んでみてください。どんな本でもそうですが、一部のみを抜き出して読んだり、書評記事のみで読んだ気になるのは勿体ない。あなた自身が読み、あなた自身が考え、あなた自身の言葉でこの作品を語ってほしいと、ひとりの本好きとして思います。

 

 

傘をもたない蟻たちは (角川文庫)

傘をもたない蟻たちは (角川文庫)

 

 

 

 長々と感想を書きましたが、これはあくまで小説「染色」の感想です。舞台版は小説とは内容が違うことを原作者であり脚本も務める加藤さん自身が仰っています。そしてタイトルの微細な変更がそれを示していることも言及されています。

 舞台で上演される「染、色」、とても楽しみにしています。チケットは当たる。

*1:この「出会った」「出会わなかった」という言葉は、槇原敬之さんの「Penguin」という楽曲の「話もしてキスもしたけど 出会わなかった二人」という歌詞から着想を得たもの。

*2:ここでいう「不自然ではない」は文字通り不自然ではない、という意味にすぎず、恋愛関係にあるすべての人たちが必ず性行為をする、という意味ではないです。

*3:作品中の性描写によって性的欲求が喚起されることは勿論ありえます。ただ、それを目的として書かれているかどうかという話です。

*4:NEWS加藤シゲアキ「過激な描写が必要でした」小説家として新たな才能を開花させた初の短編小説集『傘をもたない蟻たちは』6月1日(月)に発売決定!|株式会社KADOKAWAのプレスリリース

過去と未来と、「今」の物語 ―アルバム『STORY』感想―

 書いても書いても終わらなくてびっくりしました。例によって10000字オーバーです。他にも書きたい記事が沢山あるのにな!

 

 

 

 私は単純にアルバムの発売をわくわくしながら待っていたので、やっと出た!嬉しい!という気持ちでアルバムを開けました。確かにこれで「N」から始まった一連の作品は終わるけど、終わったら終わったで次が楽しみだし。

 初回盤を開けて、まずブックレットを読んだんだけどすごく楽しかった!今までのいろいろの答えがあるのかな?と思ったら謎は謎のままだったりして、NEWSは「余白」をとても大切にしているんだなって思った。全部知りたい!と思ってしまう気持ちもあるけど、私もその余白を楽しむことにしました。あと加藤さんがもふもふの髪型で写ってるの、最高だな……。

 以下、曲ごとの感想です。特典映像の話題を含むこともあります。

 

 

 

01:STORY

 最初のファンファーレの部分でもう既にアルバムの元が取れているのでこれ以降はお釣りがきちゃっている。ちゃんとお金取ってほしい。このファンファーレが既に最高なのに、ナレーションが絶対ディズニーで聞いたことがある声。これから「始まる」感がすごい。N、E、Wのアルバムも「始まる」感は強かったけど、今までで一番わくわくするかも。

 歌詞には「NEVERLAND」「EPCOTIA」「WORLDISTA」からの引用もたくさん含まれている。バックで「SOUND with the LOVE…」「Venus, Uranus…」「イマジナ ギミヤラ…」の部分が聴こえてくるのめっちゃ熱い。エモの洪水。この熱さを何に喩えたら伝わるんだろう……あの……ポケモンとかゼルダみたいに物語はそれぞれ別個だけどシリーズとしての物語が続いているみたいなゲームあるじゃないですか、それで過去にあった出来事とか登場人物がなんらかのかたちで再登場したときとかそこにいた形跡が感じられたときとかの感動と似てますね……伝われ……

 「Ding Dong」って鐘が鳴る音だと思うんだけどめちゃくちゃ良くない?鐘鳴ってる~~~!!!って初めて聴いたときすごく興奮した。なんだろうな……ファンタジーって鐘鳴るじゃないですか。「圧倒的リアル」って言いながらも、ファンタジックに幕を開けるんだなって思ってすごく楽しくなった。

 「2003」=NEWSの結成年や「2020」=今年も含まれていて、この「今」歌うことの意味、みたいなのがある曲、めちゃくちゃ好き。きっと、NEWSの物語はこれからも続いていって、その通過点である「今」なんだよなって。そんな「今」を歌うのがすごく素敵だなぁと思う。

 

 ついでに各タイトル曲からの引用・踏襲しているっぽい歌詞をまとめておきます。

 「孤独かき消すように」→NEVERLAND「孤独も掻き消すように」

 「脅威は待ってる」→NEVERLAND「7つの脅威がそこに待ってる」

 「この世界は誰のモノ」→NEVERLAND「この世界は 誰のモノ」

 「声あげた」→EPCOTIA「声あげろ」

 「夢見たあの場所へ」→WORLDISTA「夢見タ場所ガ、WORLDISTA」

 「(We can fly)」→EPCOTIA「we can fly」

 「時空の扉の先」→NEVERLAND「時空のドアを叩け」

 「時は満ちて」→EPCOTIA「時は来た」

 「未来(アス)ヲ描ク STORY」→「未来(アス)ヲ描ク」

 「想像ヲ超エタ Imaginary」→WORLDISTA「想像ヲ超エタImaginary」

 

 

02:SEVEN

 「DEAD END」「4+FAN」がめちゃくちゃ好きなんだから好きじゃないわけがあろうか。無駄に反語表現を使ってみる。

 イントロからもう上がる。めっちゃ上がる!ストリングスが最高。こういう曲に使われるストリングスの音が好きすぎる。「SUPERSTAR」みたいな曲のもいいんだけど……「SEVEN」みたいに明るくて楽しい曲だからいいみたいなところもあると思う。サビの最後にどんどん音階を上がっていくのもいいな~!ファンのパートが多い曲だけど、あんなにかっこよく英語を発音できるかなぁ……。まさかラップにまで我々のパートがあるとは。難しいな!

 「4+7」「4+FAN」から導きだされる7=FANという式。我々、「7」だった?ちょっとまだ自分のなかに「7」要素見つけられてない!待って!足したら11だからとりあえずサッカーでもする?ごめん運動できないのに適当なこと言った。私は応援席で観てます。

 ていうか今まで「7」が重要だって全然示されてなかったから初耳で戸惑う。7つのエレメント、7つの惑星、いたるところに7=FANがあって……何……(宇宙ネコ顔)まぁでもとにかく楽しい曲なのでそれだけで最高に好きです。

 あと単純に「霞んでいても輝けるように生まれてきた」とか良すぎでは?私のような霞んだ人生もどこかしら輝くところがあるのかもしれないなって思えた。こういう明るい曲にエモ歌詞入れられちゃうと弱い。沁みる。

 

 

03:SUPERSTAR

 イントロがすごくドラマチック。ドラマチックなストリングスの音で気持ちが盛り上がるのに、Aメロで一旦静かになるところが好き。言葉数の多くないAメロからサビへ向かう過程でだんだんと盛り上がっていく。かっこいいな。

 サッカー曲だけでアルバム作れそうなほどサッカー曲があるけど、どれも色が違うというか。楽曲制作はほぼ同じ人たちでやっているはずなのにタイプがどれも違うの、すごいなプロだな……って思う。今回は静と動とか静謐さとか、「SUPERSTAR」というきらきらしたタイトルからは少し予想しづらい方向性なのがかっこいい。

 ラップに「STORY」が織り込まれているの、テレビ初披露のときにウワーーー!ってなったのを覚えてる。ファンにしか「STORY」が意味するところは伝わらないけどいいんですよ、私とNEWSはそういう愛で繋がっているので。普通に楽曲としても成立しているしね。

 加藤さんが「時を超えて君のとこまで」って歌うの、すごくいいなぁ。一番「君のとこまで」って歌詞が似合わなそうなイメージ(綴調べ)なのにな。だからこういう歌詞歌われるとぐっときちゃうな。

 あと「生きろ」のときも散々思ったけど、音源が手に入るまでは「音源欲しい~!」って思うし音源が手に入った以上は「生歌じゃないと物足りない~!」ってなるよね。NEWSあるあるかもしれない。

 

 

04:We Never Gave Up -Interlude-

 加藤さんの語り。このアルバムで個人的に一番しんどいのはここだなぁ。でもNEWSの「物語」を語るうえではなかったことにできない部分でもあるもんな。

 単純に、好きな人から「挫折したことなんて何度もある」みたいなこと言われるの普通にきついですよ!!!挫折しない人生なんてないと思うからそんなの当たり前ではあるかもしれないけど好きな人のそんな話しんどいですよ!!!ありえない「if」の話されるのも結構しんどいな!!!今が幸せだったらいいんだけどさ!!!幸せでいてくれればそれが何よりだよ。

 

 

05:何度でも

 向井太一さんだ~~~!!!私の向井太一さんの印象はアニメ「風が強く吹いている」のEDを2クールに渡って担当していた方という感じ。「風強」は経験者2名と素人8名で箱根駅伝を目指す話で、この経験者2名っていうのが陸上競技でなんらか挫折を味わっている人たちなのでED曲の歌詞もそれっぽくなっていて、この「何度でも」とも共通点がある曲なので何が言いたいかっていうとつまり向井太一さんの楽曲とNEWSは相性がいい。

 アーティストからの提供曲、何が楽しみって小山さんの歌い方。普段と全然違った感じ出してくることが多くて、聴く前からわくわくしていた。やっぱり今回もいつもと違った雰囲気出してきてて、小山さんの変幻自在感を味わえて最高。

 NEWSの内部およびおおよそ内部(いつもの制作陣など)が書くのとは違って、外にいる人が内側を書く、という構図なのが新鮮だなぁと思った。NEWSがどういう物語を歩んできたのかを外側から見て寄りそって書く、というのも、『STORY』には必要だったんだろうな、と思いました。

 「広がる世界は理想じゃないけど」って歌詞、加藤さんの「if」の話のあとに聴くと地味にメンタルを削られる。まぁ選んで今があるわけじゃないからそうだよね、とは思う。ここを聴くたびに気持ちが若干重たくなってしまうんだけど、スピッツの「君は太陽」という曲に「理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで」という歌詞があることを思い出して、曲調は全然違うけど近いニュアンスなのかなって思ったらちょっと元気が出た。

 ゆったりとした曲調であんまりプラスの意味を持たないワードが散りばめられているから、どうにも重たさはある。「風強」のEDはフィクションのために書き下ろした歌詞だから無責任に物語を楽しんでいられるけど、NEWSはフィクションじゃないから、複雑な気持ちになる。これを「物語」として楽しんでしまうことは、現実に存在している人たちを消費する行為になるから。そういう方向のエモさは、今の私はちょっと楽しめないなぁ。

 でもたぶん、「広がる世界は理想じゃないけど」も「どんな 先でも みんながいる」も、どちらも単純に事実というか、そうなんだろうなって視点で書いているんだろうと思った。過去も背負って生きていく感が、加藤さんの語りからこの曲に入るわけだよな~って。

 

 

06:What is Love? -Interlude-

 小山さんは愛の人だもんね。永遠の愛、私は「ある」派なので、ロマンチストな小山さんの言葉に頷きまくりました。愛が存在価値や生きがいに繋がっているの、小山さんのなかでも重要な部分が垣間見えた気がしてすごく好き。誰に対しても愛をもって接しているんだろうなって……聖母か?

 

 

07:STAY WITH ME

 恋をしている男性に聴いていてほしい曲第一位(綴調べ)。

 上手く言えないんだけど、メロディラインとかからどこか懐かしさを感じる。完全に直感で言うけど久保田利伸さんの「Missing」とかと近いものが……あるような……気がする……わからんけど……。外部のアーティストから提供された楽曲だと、今までのNEWSの曲ではなかなか出会えなかった歌詞や世界観になることが多いので楽しいですね。

 小山さんのインタールードの後にくるせいか、やっぱり小山さんの曲って感じがする。サビの低音がすごくいい。声の厚みが一気に増す。NEWSの声は(重ねたりコーラス足したりしない限りは)4つしかないわけで、そのなかで厚みが出せるってすごいと思う。楽曲に深みをもたらす声だよね。いつかアカペラの曲もやってほしいな~!

 ていうか小山さんでデートプランわからないんだったら誰にもわからなくない?ていうか君がいればそこが唯一のHEAVENなので。って思うけどこの曲はそこまで想いが通じ合う前の状態なんだよな。かわいいな。恋愛音痴だからこの歌詞に描かれるようなことは現実的じゃないのかもしれないけど、まぁまぁ割とこんな感じのもありだろうなって思いました。

 これは余談なんですが、うちの夫は私に一目惚れだったらしいので、この曲を聴くと夫のことを考えてしまいます。えへへ。

 

 

08:Perfect Lover

 オシャレ曲。聴いていて耳が気持ちいい。絶対照明が強い曲だって聴いただけでわかっちゃう。今からもう演出が楽しみで仕方ない!踊るよね!楽しみ!

 初恋以上ロマンス未満!!!(声に出して言いたい日本語)ここが手越さんパートなのがめちゃくちゃいいなって。初恋以上ロマンス未満、ちょっとチャラさもありつつかわいいじゃないですか。そんなの手越さんにぴったりじゃないですか。

 ねぇこの「AH」誰?まぁ誰でもやばいのでコンサートまでわかんなくてもいいです。誰でもやばいもんな……。「I'm your love」のウィスパー山慶一郎さんやばやばでは?語彙力溶ける……やばやばのやば以外に言える言葉がない。小山さんのウィスパーボイスがいいって気付いた人、重力を発見したニュートン並みの大発見ですよ。

 楽曲全体に漂う、ラブラブすぎて「閉じている」関係性が、NEWSとファンみたいだなって思っちゃった。こういう曲でも「NEWSとファンのことかな?」って思わせてくれるNEWSが好きです。好きすぎて夢でも逢いたい。「これまでもずっとこれからも」もいいよね。私たちだよね、って思っちゃう。

 

 曲の終わりの質問タイム(7questionって言ってるのに9個ない?)、加藤さんが「えぇ~~~」とか「うぁ~~~」とかいろいろ言いながら答えてるのすごく加藤さんで好き。ひとりだけシンキングタイムがついてる。誕生日は?って聞かれて生年月日答えることろも好き。

 絞り出した末の「犬」ね。小山さんの「ねこ」はハートがついてる声でかわいくて……。NEWSは犬と猫とカバとライオンでできてる。私ですか?ペンギンです。

 好きなタイプで「品のある人」って言う加藤さんも推せますね。品、どこに売ってるんだろうな……って思ったけど品のある人は品を買おうとしませんね。どうしたら手に入るんだろう、品……。小山さんが「え~~」って照れてから「優しい人がいいなぁ」って言うのめちゃくちゃかわいくて、別に優しくもないのに「私優しいですけど!!!!!!!!!」って名乗りをあげそうになったよね。当面は優しさと品を手に入れる努力をしようと思っています。増田さんは教えてくれないし、手越さんの言う「笑顔がかわいい子」はハードルが高いのでちょっと諦めてる……けど手越さんってファンの笑顔だったら大体かわいいと思ってくれそうだなって思ってる自分もいる。そうやってうぬぼれさせてくれる手越さんのこと、好きだなぁ。

 

 

09:Love Story

 「笑顔がかわいい子」からの流れで「Love Story」入るのずるくない?我々のことか?(うぬぼれ)

 曲についての感想は別途書いているので省くけれど、この曲が聴こえてくるとすごく幸せな気持ちになる。WORLDISTAのラストを思い出すと幸せが溢れちゃうんだよね……私とNEWS、らぶらぶなので……へへへ……

  

penguinkawaii.hatenablog.com

 

 

10:Commitment -Interlude-

 「エンターテイメントは全員に必要なものじゃない」、この時期だから余計刺さる。誰かから見たら「不要不急」なんだろうね。でも、別の誰かから見たら「命をつなぐためのもの」にもなりうるんだよな。

 誰にでも必要なものじゃないから、選んでくれた人にはできるだけのものを返したいと思っていることが伝わってくる。「こだわり」じゃなくて「愛」だって言うのもすごくわかるよ。いいものを作りたいと思っているのは確かだろうけれど、その「いいもの」の定義のなかに「ファンが喜ぶもの」が入っているだろうなって思える。NEWS、本当にファンのことが大好きなんだな。嬉しい。

 

 

11:エス

 エスはシゲアキのエスだった。誰?加藤シゲアキさんにあのパートを任せたの。名乗り出てほしい。なんで?なんで加藤さんにしようと思った?君の美貌が良かったから?だからってこんなの……こんなの……好きなタイプは「品のある人」って言った人が言ってるんで品のいい言葉を選ぼうとしたけど難しすぎるわ。性的。その一言に尽きます。

 このアルバムで唯一治安が悪い曲。急な治安の悪さで次にくる「トップガン」にすごく安心してしまうよ。作詞作曲のAKIRAさんは「EROTICA」の作詞曲、「Wonder」「BLACK HOLE」の作詞も手掛けている。信頼。

 最後には加藤さんが台詞でもっていってしまうものの、全体としてはやっぱり増田さんの曲って感じがする。つよつよラップ。さっきまで愛とかこだわりについて語ってた人と同じ人だとは思えないな……変幻自在。手越さんの「Execuse me」も全くエクスキューズミーする気なくて最高だよね。高音が気持ちよく響くし、こういう曲のテゴマスの強さを思い知る。

 

 

12:トップガン

 「エス」の後だと全然かわいい。「アイドルがただ愛を奪い取る」って言った後にエモを殴り飛ばす楽曲を並べるの強い。まぁこちら側の愛としては無限に湧いてるので奪い取れるもんならやってみなくらいの気持ちでいます(好戦的)

 あと「エス」と「トップガン」に「おとぎばなし」って単語がどっちも入ってるの、「STORY」じゃん~!ってなりますね。

 

 

13:Prime Time of My Life -Interlude-

 ここで「ファン」が出てくるの、めっちゃ手越さんって感じがしてラブ。手越さんが嬉しかったことや楽しかったことの話、沢山聞きたいなぁ。コンサートのときはNEWSに愛を届ける場だと思ってるけどそれが伝わってるんだな〜って改めて思えた。NEWSは私の支えになっていて、それって一方通行でも全然いいんだけど、ファンの存在がNEWSの支えになっているって言ってくれているの、嬉しいな。相思相愛。

 

 

14:君の言葉に笑みを

 めちゃくちゃかわいい!最近いろいろあって人間のこと大体かわいく思えちゃうし人間みんな人類の奇跡じゃん……って思っているので、夢を語る声がすごくかわいく思える。涙が出そうになる。ほんとにね、生まれることとか生きてること、めちゃくちゃ奇跡なので。

 

 で、夢の話よ。

 小学校の卒業式で、その当時の流行りなのか何なのか知らないが、卒業証書を受け取るときにひとりずつ壇上に上がって、大きな声で自分の夢を発表しなければならないという「儀式」があった。

 私はすごく嫌だった。そういう「儀式」があると聞いた瞬間に嫌だと思った。大人たちが感動するために使われている感じも嫌だったし、私のなかでは夢ってもっと自分の中で大切にしたいものだったから、強制的に発表させられることに強い反発を感じた。本当に本当に本当に本当に嫌だったけど、それでもやらざるを得なかった。「小説家になりたい」と言いながら、あぁ小説家になる日は来ないんだな、と悟った。こんなところで適当に言わされてしまった夢が叶うわけがない。泣きそうだった。声が震えた。でも卒業式だから泣いてるんだって思われたくなくてこらえた。その日以来、小説家になりたいなんて言わなくなった。なりたかった、って過去形でしか言えなくなった。

 という思い出があるので、「夢を語る」ということにいい思い出がないんですよ。今回の募集も、声の部分に関しては応募しなかった。だから自分がこの曲をすごく好きだって思えることに自分でもめちゃくちゃびっくりしている。

 NEWSの募集に集まった声たちは、すごく眩しくて素敵だなぁと思えた。それぞれの夢に対して努力をしている人もいれば、漠然と「なれたらなぁ」と思っている人もいるだろうけど、なんだかそれらすべてが愛おしいな。もしかしたら、すごく努力した果てに夢には近づけないかもしれなくて、それでも「こうなりたい」って思っている人だっているかもしれない。すごく努力して苦労をしながらも明るい声で願掛けみたいに「なりたい」って言ってるのかもしれない。それは聞いただけじゃ私にはわからないけど、そういう夢も叶ったらいいなって思うよね。夢を語る声の裏に何があるかなんてわかんないし、何があったとしても何もなかったとしても、みんなそれぞれが素敵な未来を掴めたらいいよね。

 

 今の私の夢ですか?なくはないけど秘密です。話せる夢じゃないんだよな。

 あんまり話してしまうと、叶わなくなってしまうような気がして。高校生の頃に人生プランを発表する授業(しかも必修)があって、そのときにすごく考えて出した自分の将来像。これは別に、小学生のときみたいな「儀式」ではなかったし、最初から諦めの気持ちで「どうせなれないだろうけど」と思いながら書いてその気持ちのまま発表したから、小学生のときのようなショックはなかった。でも、やっぱり言葉にはできない。ずっと胸の奥にありつづけた夢で、人に言えるようなものじゃないし、言ったとて、というようなものだし。というか、「言ったら叶わない」みたいな気持ちが私のなかにあるんだと思う。軽々しく言えるものじゃないというか。私は文字で喋ればこうして饒舌だけれども、「口に出して話す」という行為がめちゃくちゃ苦手だから、もし上手く言えなかったらどうしようという気持ちもあるのかも。上手く伝えられなかったら、それこそ叶わなくなっちゃうかもしれない。言いたいことをちゃんと口に出して伝える、ができなかったこと、何度もあるし。たぶん、私の胸のうちにある思いを正確に表せる言葉なんて「ない」んだよ。ないから、やっぱり言葉にはできない。小学生だったあのときも、そういうふうに思っていた。小学生の言葉で語れる以上のものが私のなかにはあったのに、私では言葉にできなくて、そういう種類の絶望もあったな。だからやっぱり、この夢は今は言葉にできない。

 いつか叶ったときに話したいな。そのときは聞いてほしい。

 特典映像で増田さんが「言いたいけど、言えない人もいたかもしれない」って言ってくれて嬉しかったよ。応募できなかった人のことも気にかけてくれてありがとう。私のような人がいることを、わかってくれてありがとう。

 

 あと、(おそらく)我々のパートと思しき箇所、めちゃくちゃ良くない?あんまりにも良くてすごく好き。一瞬だけ合唱部だったことがあるせいか合唱っぽい曲が好きなんだけど、好みにどストライクな部分だなって思った。コンサートで歌える日が楽しみ!いっぱい練習していこう。

 

 

15:クローバー

 すごく長くなったので別記事にしました。

 

penguinkawaii.hatenablog.com

 

 

16:NEW STORY

 ここでも「言えないこと」「言わないこと」に焦点が当たるの、NEWS(および楽曲制作陣)のこと信頼できるな~~~!!!という気持ちになる。「ヒカリノシズク」で「どうにもならない想いもあるだろう 誰にも言えない傷痕もあるだろう」って歌った人たちだもんな……って。

 歌詞に使われている言葉は、何かを気づかせるような言葉ではなくて、そうだよねって頷けるようなことが並べられているのがとても優しいなと思う。決して誇れるものばかりじゃなくても生きていくことを、肯定してくれる。

 これからの道のりも、NEWSと一緒に歩いていきたいなぁ。

 

 アーティストやアイドル等の「好き」を向けられる側って、その「好き」を選べないんだと私は思う。こっち側は琴線に触れなかったら勝手に「not for me」って思えるけど、あっち側はそうじゃない。向けられた「好き」を、基本的には選べない。

 「君の言葉に笑みを」では一部のファンの声を使用したけれど、だからといって使われなかった人の声がまるっと無駄かって言ったらそうじゃないと思う(特典映像にはいろんな声を聞いて喜んでいるNEWSの姿が映っているし)。送りたいけど送れなかった人のことにも触れてくれたし、こうやって歌詞にも織り込まれている。NEWSはきっと、自分たちに向けられた「好き」を、丁寧に拾ってくれているんだろうな。それってすごく思いやりとか優しさとかがないとできないよね。大好きだな~~~!!!いつもありがとうNEWS!!!!!

 

 

 

 

17:戀

 好き~~~!!!増田さんの歌声の優しさがすごく活かされている。Bメロの旋律がすごくきれいで好き。生歌で聴いたらもっといいだろうなってすごく楽しみ。

 陽の落ちた帰り道とかに聴きたくなるね。月が出ていたら増田さんのことを考えてしまいそう。インタールードとか、DVDとか、さまざまなところから増田さんからの愛を感じているけれど、この曲がそれらを総括してひとつのかたちにしたような、そんな感じがした。

 

18:Narrative

 初めて聴いたときから今まで何度聴いても全然わからない。歌詞ひとつひとつの、言葉としての意味はある程度わかっているけど、それらが組み合わさって何を意味しているのかが全然さっぱり。

 なんとなく、「書く」ことについて書いているような気配は漂っているような気がする。「書く」ことについてのワードが散りばめられているし、「デウスエクスマキナ」等の作劇用語からもそんな雰囲気を感じる。ただ、それらも何かの比喩として使っているのかもしれないよね。

 全体として、コラージュみたいだなって印象がある。この歌詞そのものがひとつの物語を成しているというよりも、物語のあちこちから部分部分を抜き出してきたような感じ。曲調ががらっと変わったりするところからもそういう印象を受けるのかもしれない。

 「わからない」で諦めたくはないんだけど、考えてみたってわからないんだから結論として「わからない」なんだよな。別にわからないから好きじゃないってことはないし、わからなきゃいけないってものでもないと思っています。

 

19:STAY ARIVE

 聴いた瞬間に「これだ!!!」って思ってしまうほど「これ」感がすごい。毎回小山さんのソロが一番好きなんだけど今年もだなぁって思いました。

 ファンに向けての気持ちを書いたのかな~って思うような歌詞だけど、それをこの曲調に乗せるのが最高だなって思う。私には絶対に小山さんが必要だし、「ここ」にいてくれとは言えないけど「そこ」にいてくれってずっと思っている。シゲ担ではあるけれど、それとは別軸で小山さんのことが本当に大好きなので。なんだかそういう気持ちを汲み取ってもらえた気がしてすごく嬉しい。

 

20:プロポーズ

 「戀」は婉曲なプロポーズって感じがするけど、こっちはド直球のプロポーズ。愛の総量がすごいので、既婚者的受け止め方に未だ迷いがあるものの、ファンを想ってこういう曲を作ったのかなって思うと手越さんが愛しくてたまらないです。

 

 

 

 

 

 

 なんていうか、NEWSが何を歌っても何を言っても響かない人ってどうしたっている。NEWSがどうとか響かない人がどうとかじゃなくて、多数決で全員がひとつの意見にまとまることがないように、もれなく万人に響くものなんてないと思うし。誰かに響いていて私に響かないものもまた、沢山あるし。

 だからこそ、自分が「今」この瞬間、NEWSの歌声や言葉が響くってことを大切にしたいと思った。過去とか未来を歌うアルバムなのに、どうしてだか私は「今」のことを思っちゃったな。「今」、私がNEWSを愛しいと思うことを大切にしていたい。もしかしたらこの先、気持ちが変わっちゃうこともあるかもしれない。忙しさに追われてNEWSに時間を割く余裕がなくなってしまうかもしれない。それでも、「今」、NEWSのことを大好きであることにかわりはないなって。

 未来のことはわからないよ。確実なことなんて何もない。過去だって、思い出し方によってはいくらでもかたちを変える。だから、そういう不確定なものよりも、ここにある「今」を愛していたいな。

 

 

 

 今回は東京ドームのコンサートに行く予定で、それまでにはきっと新型コロナウイルスとかも落ち着いているだろうって思っているけど、まだ全然わからない。いろんなイベントが中止になったり延期になったりして、私はこの時期のチケットはひとつも持っていないんだから他人事だって思ってしまえばいいんだろうけど、なかなか難しかった。行きたいイベントが中止になってしまって悲しむ人たちの声に触れるとそれでももうつらく感じてしまうし。だから、NEWSがこの時期にアルバムを出してくれてよかったな、って個人的には思っています。いろんな番組とも重なっていっぱいテレビにも出てくれるし!NEWSが元気にしててくれれば私も元気!

 早くツアーが始まりますように!

 

 

 

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  • アーティスト:NEWS
  • 発売日: 2020/03/04
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お題「NEWSアルバム『STORY』レビュー」 - はてなブログ

 

 

私の「特別」な幸せ:「クローバー」を聴いてのラブレター

 アルバム『STORY』発売おめでとう〜!!!しげかとう〜!!!!!

 

 クローバーの感想を書いていたらめちゃくちゃ長くなってしまったのでこれだけでひとつの記事にすることにしました。感想というか、勢いだけで書いたラブレターです。

 

 

 歌詞を見ただけで誰がどこ書いたかわかっちゃうね。いとしいな。「希望〜yell〜」を使っているのめちゃくちゃにエモ。歌詞の内容もエモ。以下、ウワーーー!ってなって書いた感想文です。

 

 

 まず増田さんパート。歌詞における増田さんの言語センスが好きすぎて、もっと増田さんに歌詞(というか文章)書いてほしい……って思っちゃう。でも本をあんまり読まない人だから書くのは好きじゃなかったりするのかな。テゴマスの「月の友達」とかもすごく好きなんだよなぁ。唯一無二の言語センスだと思う。真似しようと思っても絶対上手くいかないだろうな。

 今回の歌詞はかわいいだけじゃなくて、すごく強い優しさも含まれている。「逃げる場所にしたっていい」「辛くなるなら、聞かなくていい」。NEWSの曲を聴いたり、NEWSが出ている番組を見たりすることが「逃げ」になってしまうことも、まぁある。しんどい生活と向かい合う気力がないからアイドルを見ていることって、ある。それをアイドル側から肯定してくれることが、なんだかすごく嬉しかった。曲を聴いてつらく思うことがあることも、知ってくれているんだね。それを「聞かなくていい」って言えてしまうの、すごいよね。増田さんの不器用な優しさがすごく伝わってくる。

 「いつでもいつもここに来て、俺に甘えていいんだよって伝えてあげたいだけなんだ」って、アイドルにそう思われているって私めっちゃ幸せなファンなのでは!?ってびっくりする。そりゃあお互いに自立している関係がかっこよくて理想形なのかもしれないけど、甘えたいときとかあるじゃん。でも、その気持ちを「誰か」にぶつけられないときもある。そういうときに、あぁアイドルは(というかNEWSは、増田さんは)受け止めてくれるんだなって。こんなに甘やかされちゃってどうしよう。そんなに好き?私も大好きだよ!!!!おやつ何もっていこうかな~!!!!

 

 

 次は加藤さんパート。前半は状況の描写で、小説始まったか?ってくらい小説。もしこれがあまり上手くない文章だったら前半は「で?」ってなっちゃうところなんだけど、あぁきっとこの歌詞の語り手にとってこのラジオの声で希望が灯ったんだろうなってちゃんとわかるから加藤シゲアキさんの文章ほんと好き~~~!!!!って思う。具体例を用いて「僕にとってはこれが希望だった」って示してるのめっちゃいい。言い換えたらすごく端的な言葉で表せるのに、それを伝えるためにこれだけの言葉が必要で、これだけの言葉を使っているから届くものがあるんだよなって。

 「希望を手放さないで 絶望に手を出さないで」って言葉もいいな。「僕らの手を握っていて」って。「僕らの手」=「希望」ともとれる。そうだよ、NEWSは私の希望だよ。絶対に手放したくないな。

 4人の歌詞のなかで、加藤さんだけ聴き手に「何かをしてあげたい」みたいな部分がない。それがすごく加藤さんらしいな~って思う。むしろ、「希望を手放さないで 絶望に手を出さないで 僕らの手を握っていて そのぬくもりを忘れないで」っていう、聴き手に対してのお願い事項になっている。アイドルのことを好きでいるのって、こっちの意思によるところが大きい。アイドル自体が変わっていく(変わらない人間なんていない、という意味で)こともあるだろうけれど、それ以上に自分が変わったから、というところが大きいんだと思う。私は「僕らの手」を握っていることが「希望」を手放さないことに繋がっていると確信しているから、NEWSのことを手放さずにいたいな、と思う。

 そして最後に「約束しよう」。「チャンカパーナ」を踏まえているみたいに思えるし、私がNEWSのことを好きでいる限りNEWSも私のこと好きでいてくれるんだろうな~って思えた。約束しよう、美しい恋にしようね。大好きだよ。

 

 

 小山さんパート。優しすぎて溶ける。愛にかたちはないけど、かたちとして求めちゃう部分があるのは否めないじゃん……わかる……ごめん……ってなった。もしかしたら小山さん自身にもそういう部分があるのかもしれない。だから、わかるからこそ、すぐに言葉にして伝えようとしてくれるのかも。私はいつも小山さんの言葉に安心をもらっているよ。ありがとう。

 「近くにあるよ いるよ 気付いてよ」「いつでも君の心にいたい」って、そうなんだよな小山さんってそういう人なんだよな~~~!!!って思って愛しさが爆発した。だってたぶん、小山さんの心にはいつもファンがいるよね。サービス精神もりもりの自撮りとか、テレビで話している言葉の端々とか、いろんなところで「この人ファンのこと考えてくれてるなぁ」って感じる。だからきっとそれと同じくらい、自分がファンの心にいたらってきっと思うんじゃないかなぁって。そこから「抱きしめる」っていう物理的な愛が出てくるのもさ、好きしかない。好きしかないんだよな~!!!

 あの記号が並んでいるのもすぐに読めちゃって愛しさしかない。そういうことをするの、小山さんだな~!って思った。「みんなの愛と笑顔で 僕はずっと優しくなれんだよ」って書いた人だなって。小山さんが小さい頃の自分に伝えたいと思うほどの愛を、NEWSを一緒につくれているのだとしたら、すごく嬉しいな。

 コンサートで、「みんなはいつも僕らを応援してくれるけど、僕らもみんなを応援してるから」って言ってくれたことがあったね。すごく驚いたから忘れられない言葉。だって、私がNEWSを応援するのは、ただただ私のためだから。私が欲しいからCDを買うし、私が行きたいからコンサートに行くし、私が見たいからテレビを見る。だから、私が行動したらもう完結しているものだと思ってた。私がNEWSのこと好きなのは私のためだから。でも、好きって気持ちが届いたらいいなって思うのは否定できない。だからこのとき、NEWSに届いていて嬉しいなって思った。そしてそのうえに「僕らもみんなを応援してる」って言ってくれて、いいの!?って驚いてしまったな。私は私が好きでやっているだけで、もしもその気持ちが届いてたらいいなとは思っていたけど、それ以上のものが返ってくるなんて思ってもなかったから。でも、小山さんならそういう言葉が出てくるよな~って。だって優しいもん。優しすぎて心配になることもあるくらい優しい。小山さんを見ていると、私も優しくなりたいなって思える。本当に、憧れの人です。あなたみたいに優しくなりたいなって思ってるんだ。大好きだよ!!!!

 

 

 最後は手越さんパート。メロディにのせるから、他のメンバーよりも言葉数が少なめになっていて、手越さんらしいなって思った。少ない言葉のなかに愛がぎゅっと詰まっている。RINGとかだとあんなに饒舌に喋るように書く手越さんのことを知っているから、なんだかとても愛おしくなる。

 黒髪の、ほっぺがもちもちしていた頃の手越さんを思い浮かべる。私はリアルタイムで知っていたわけではないけれど、あの男の子に見えていた世界はどんなだったんだろうな、と想像してしまう。未来への希望で胸の中まで輝いていただろうか。不安や、折れてしまいそうになることもあっただろうか。あっただろうな。それでも今、ファンの前で笑っている。「永遠に君に幸あれ」と歌っている。

 私は「あなたのためは自分のため」という論で生きているから、「あなたのため」という言葉にはあんまりいい思い出がない。きっと手越さんが笑顔で歌っていることは手越さん自身のためでもあるんだろうけど、いくらかはファンのためなのかもしれない、と思う。ていうか、そう思ってくれているんだろうなって。なんていうか……「あなたのため」って思うことが自分のためになってるっていうか……そういう健全なかたちの「あなたのため」もあるんだなってNEWSと出会って知った。たまに重すぎるくらいの愛だなって思うときもあるけど、手越さんが負担に思っていないならこっちとしては受け止める気は満々です。勿論、私のためにね。

 私含め、沢山のファンが「あなたが必要だよ」って思ったことが手越さんの力になっているんだろうって思えちゃうんだよな。そんな気持ち、ただのエゴなのに。だからときどき申し訳ないような気持ちになってしまうこともあるんだけど、届くことで何かがいい方向に変わるってこともあるんだろうな。手越さんにも幸あれっていつも思ってること忘れないでね。無理もしないでね。だって大好きだから。私も笑顔がかわいい人が好きなんだ、手越さんのかわいい笑顔が大好き!!!!

 

 

 NEWSがファンのこと好きなの知ってたけど、そんなに好き!?ってびっくりしてしまうほどNEWSがファンのこと大好きでびっくりした。アイドルのことを好きでいると、外野から「口だけ」「本心じゃない」「リップサービス」「そういうことを言うのが仕事」って言われることってたまにあるじゃないですか。ぶっちゃけ本心じゃないかどうかなんてそういうこと言ってくる人にも私にもわからないじゃないですか。わからないのになんで決めつけるんだろう。私は、私が今までNEWSと過ごしてきた日々を踏まえたうえで、NEWSがファンに伝えようとする愛の言葉は嘘じゃないって思えるよ。でも別に嘘だったとしてもいいよ。そうやって錯覚できるだけの関係を、私とNEWSが築いてきたってことだから。幸せです。

 

 

 私がNEWSを「特別」に思うように他のアイドルが好きな人は他のアイドルを「特別」って思うんだろう。「特別」なんて世の中にありふれている。だけど、そのひとつひとつが「特別」だと、やっぱり思う。何を選んでもきっと「特別」になる。だから、その中でNEWSを選んだ意味は?って考えることがある。

 意味なんてないかもしれない。誰でもよかったかもしれない。今までだって他のアイドルを好きだったこともあるし、その気持ちがNEWSに対する気持ちとどう違うかって説明するのはすごく難しい。もしかしたら同じかもしれない。同じように「特別」だったかもしれない。過ぎ去った時間のことは、そのときに言える言葉は本物だけど今の私が言ったって正確さに欠けてしまうから言えることは何もない。私は「今」の話しかしたくないし、できないと思う。今、私はNEWSを選んでいる。こうしてNEWSを選んでいることを、私は幸せだと思う。こんなにも愛してもらえて、こんなにも愛を受け取ってもらえて。愛はエゴだって思うし、単純にいいものだと言い切れるわけでもないけれど、お互いに愛し合えていることは幸せだと思う。奇跡だよ、愛し合えることなんてありふれているかもしれないけれど、ありふれていたって奇跡であることにかわりはない。

 

 

 私はNEWSを選んで幸せだよ。ありがとう。

 

 

お題「NEWSアルバム『STORY』レビュー」

 

 

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  • アーティスト:NEWS
  • 発売日: 2020/03/04
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