ご無沙汰しております。ご無沙汰しているあいだに担当が増えました。
idolm@ster SideMというコンテンツに登場するアイドルユニット「THE 虎牙道」の円城寺道流さんといいます。24歳、元柔道家・現ラーメン屋店主兼アイドルです。
担当が出演するライブに初めて行ったので、感想を書いておきたいなと。まぁその前に私たちの馴れ初めから聞いてよ。
<出会い編>
産後のメンタルヤバ期を救ってくれたアニメの主人公の中の人(濱野大輝さん/私がTwitter上で「推しぴ」と呼ぶひと)が気になって検索したらあまりにも私の好きな顔だったのでい他の作品も知りたいなって探したらSideMに行きついた、という不純な動機です。
推し声優の歌い踊る姿が見たかったので、円城寺道流というひとを知る前にライブの映像とか観てるんですよ。有識者が駆けつけて貸してくれました。歌もダンスも私のド好みでびびった。ダンスも好みって何?声優だぞ???でも体の使い方がさ……特撮出身俳優なのか?って思うような立ち方するんだ……好きだ……実際特撮は好きみたいだし円谷作品(SSSS.DYNAZENON)と東映作品(ドンブラザーズ)に出ている……
その頃は、ウワーかっこいい!曲もいい!という印象にとどまっていました。キャラクターを知らない(検索してるからビジュくらいは知っているけどキャラクター性を知らない)ので、それ以上になりようがなかった。
んですけど。「idolm@ster SideM GLOWING STARS」(通称サイスタ)というリズムゲーのアプリがリリースされまして、ようやくSideMの世界に触れるようになったわけです。それまでもモバゲー版はあったんですけど初見には厳しいUIで心が折れて、その後有識者の手ほどきを受けてモバゲー版も始めました。
SideMはプレイヤーが「プロデューサー」なんですけど、長年アイドルの「おたく」をやってきた身なのにちゃんと「プロデューサー」になれるのか……という葛藤がめちゃくちゃありました。めんどくさいおたくだな……でもおたくとプロデューサーは違うじゃないですか。私はゲームの世界でもただのおたくでいたいのにな……みたいな葛藤が……すごいあった……(ここ伏線です)
サイスタから入って道流に出会って、エピソードゼロというアイドルになる前のおはなしも読み始めて、道流のことを少しずつ知って、モバゲー版の道流のカード台詞とか調べていくと、なんかこの人めちゃくちゃ師匠(道流はPを「師匠」と呼びます。教え導いてくれる人的な意味)のこと好きでは……?みたいな描写が多々ありました。
SideM、アニメ版は男性Pだしそもそもidolm@sterというコンテンツが女の子アイドルをプロデュースするコンテンツから始まっているし(5ブランドあってそのうちのひとつがSideM、それ以外は女の子アイドル)、乙女ゲー的に解釈できる部分もありつつそうではない部分もだいぶ大きい、みたいな印象なんですよ。ライブも男性P結構いるし。
なので、そこまで乙女ゲー的解釈ではない感じなんだなと思いながら進めていたのに、道流は師匠のことがめちゃくちゃ好きで……どうして……葬り去ったはずの夢女の人格が目覚めてしまった……私は私のことを特別に好きなひとのことが好きだから……円城寺道流というひとは師匠のことが特別に好きなので……
今年の2月には有識者の助けを得てモバのほうも始めたし、それ以前にライブ映像を貸してくれる有識者もいたし、先人たちに非常に助けられたんですが、誰ひとりとして「円城寺道流って人はPのことめちゃくちゃ好きだから注意しなよ」とは言ってくれなかったんですよね。ひどいよ。
で、配信でライブを見たんですよ。リアルタイムは厳しかったのでアーカイブを途切れ途切れにスマホで見るくらいしかできなかったんですけど、2022年4月の北海道公演で披露された「いつかのトライアングル」というTHE虎牙道的には唯一のラブソング(他ユニとの合同曲)での推しぴas道流の表情が、恋を知っている顔だったんですよ。
THE虎牙道というユニの他メンバーは大河タケルくん(17歳・元プロボクサー)と牙崎漣くん(18歳・元拳法家)で、道流だけが20歳以上で他の2人とは明らかに違う雰囲気があったんですよ。恋を知ってる顔してたんですよ。恋を知ってて、でもそれは私の知らない恋で。
道流には私の知らない恋があったんですよ。あんなに師匠のこと好きなのに。え?ほんとに?びっくりしながら泣いてました。なんの涙なのかはわかんないけど……
それからしばらく道流のことを考えて過ごしていた頃にサイスタで虎牙道新曲イベがきました。格ゲー主題歌を担当することになってゲームのイベントで楽曲披露と虎牙道の格ゲーエキシビションマッチを行うって内容のイベストで、ゲームに慣れている(得意分野はシューティング)タケルとゲームは初めてだけどコツを掴むのが上手い漣がバチバチにやり合ってるなかで道流は二人に負けたくないから事務所に遅くまで残ってコソ練してるんですよ。それを師匠に見つかって、「練習してたことはふたりだけの秘密にしてください」的なことを言うんですよ。え????????恋はじまった…………
ちなみにエキシビションマッチは道流が勝ちます。勝ってから「実は練習してて」って自分で言うんです。ふたりだけの秘密って言ったのに自分からさらっとバラしててウワ~~~~~恋しかできない!!!!!!!ちなみにこのイベは義実家で走った。
こうして円城寺道流さんを担当と呼ぶことになりました。
<ライブ編>
晴れて(?)円城寺道流の夢女となったあと、はじめてのライブは愛知での公演でした。小さな子どもがいる身ではなかなか遠征はしづらいので配信で見ました。これがまぁびっくりするくらい最高だったんだよね……絶対生で見たいなって思った……
7th LIVEは愛知・横浜公演があることは既に発表されていて、出演者が発表されたときにはTHE 虎牙道の文字はなく、こんどは関東にもきてね~ってめそめそしながら言っていた、んですけど。
追加出演者の発表があり、1日目と2日目に道と虎牙で分かれて出演することが発表されました。しかも最速先行申込に間に合う。ものすごく迷いましたが、2日間続けて夜までかかる外出をすると家族に負担がかかるため、泣く泣くどちらかに絞ることにしました。もうほんと泣く泣くなんですけど1日目だけにしました。その後2日目のチケットもチャレンジしたんですが当たらず……。まぁ2日連続の単独外出は家族の負担がやばいからやめときなってことですよねって納得しました。
ちなみにこの時点でソロが収録されるCDの発売がわかっていて、愛知公演では(ユニ全員での出演ではない人たちを中心として)新ソロを披露している人たちもいて、虎牙道をユニでなくバラして出すのは絶対ソロやるからだろ……ってとこまでわかっていました。行ける範囲の距離でやるライブで自担のソロが来るなんて、行かないわけにいかないだろ。
会場に着いて席を確認して、これ絶対トロッコ通る道だ……って確信しました。センター席のブロック最前だったので……トロッコからは死角だろうけど間近で見られるのは嬉しいなってテンション上がりました。ワンチャン視界に入れないかなって思ったけど実際に死角だった。笑
この記事は私と円城寺道流というひとの話をしたい記事なのでそれ以外の話題はあんま出さなくてもいいかなって思うんですが、この日はとにかく彩(元茶道家、元歌舞伎役者、元落語家の和ユニット)がすごかった。約3年半ぶりにメンバーが全員揃って、3人ともとにかく楽しそうで、見ていて楽しくなりました。最後の挨拶のときには、3年半のあいだライブに幾度も出演し彩を守ってきた2人が楽しいから終わりたくないって泣いちゃう場面もあって、彩、エモエモのエモだったな……
で、円城寺道流さんのソロの話なんですけど。
ソロ曲自体は既にCDが発売されているので(この後のセトリでCD発売もしてない完全初出しのソロ曲も出てきた)、ほどよく聴きこんでいきました。なんていうか、ロック寄りJ-POPでちゃんと売れる曲って印象です。ある程度のポップさもありながら、生バンドでやったら映えるだろうな~って感じの。伝われ。
円城寺道流、ヤバ……と思い始めた頃には有識者が貸してくれた円盤が手元にあり、それには1曲目のソロが収録されていたんですよ。それもだいぶヤバなんですけど。これ現場で見た人たちやばかっただろうな~って他人事のように思っていたけどまさか自分の身に降りかかることになるとはね。
セトリとしてはユニから一人出演である北斗のソロ(すっごい楽しい!キラキラしてて眩しい)がきて、めちゃくちゃ楽しい~歌うま~って思ってたんですけど途中で気付きます。あ、これ次だ。絶対次くる。
北斗ソロが終わって、震える手でペンライトを道流の個人カラーである黄色にしました。併せて持っていた虎牙道の黒ペンラも握りしめて。
静寂の時間が訪れる。静かなギターの音(ここは音源にはない)。音源にはなくても、もうこのギターの音で次の曲がわかってしまう。
無音のなか、階段を下りてくる道流。数歩進んだところで、新ソロ「Determind Soul」のイントロがかかる。
もうここから数分間ろくに記憶がなくて。メンステは割と距離があったんですけど、モニターよりも今そこで歌い踊っているひとを肉眼で見たいタイプなので、微動だにできないまま凝視していました。歌がめちゃくちゃ上手いのは勿論なんですが、熱とか気合とかがすごかった。スタンドマイクとかかなと思っていたらハンドマイクで結構踊ってて、重心が下にある動きがほんとうに円城寺道流でしかなくて……あと脚が長い……
Cメロ「この自分に重ねてきた日々 全て噛み締めていくさ」のあと、笑うんですよ。それまですごく真剣な表情で歌っていて、そこだけ笑うんです。濱野さんas道流、割とニコニコとかニッコリみたいな言葉が似合うような笑みを浮かべることが多いんですけど、このときはなんていうか、戦いのさなかにいる男が浮かべる笑みっていうか……今までにあったよかったこともつらかったこともあの表情につまっているような、そんな笑顔でした。
それまではモニター見てなかったのに、ここでふと目に入ったんですよ。そんなの見ちゃったら泣いちゃうでしょ……ここから号泣です。それまでも涙こぼさないように耐えてたけどもうだめだった。
あの瞬間、世界には私と道流しかいなかったんです。たまにね、そうなっちゃうときがあるんですよ。ポルノでもNEWSでも、自担と私のふたりしか世界にいない瞬間がたまにあるんです。それが、道流ともあって。この瞬間のために、いろんなつらいことと戦って横浜にきたんだな、と思いました。
新ソロ、YouTubeに試聴あるので聴いてください。イントロから1番終わりまで聴けます。動画の貼り方を思い出せたら貼ります……
濱野さん、MCでも「師匠たち」と一瞬言ったのを「師匠」って言い直すし、ソロに関しても「いつもは(ユニットの)3人で出るけど、今回は師匠と2人ということで、師匠に背中を押されて……」って言うし、道流にとって師匠はただひとりであることを強調してくれるんですよ。
315プロ社長も「プロデューサー諸君」って言ってますし、最初の注意事項で事務員の山村くんも「プロデューサーの皆さん」って言いますし、そこに倣ってもいいと思うんです。でも、そうしないんですよね。そこに意図を感じるし、何より私はそういう1対1の関係がめちゃくちゃに……好き……「師匠と2人で」って言われて崩れ落ちちゃった……
長年アイドルのファンをやっているので、プロデューサーという立場に上手になれない自分がいました。ジャニーズで特別に好きなひとを「担当」と呼ぶのと同じ気持ちで道流のことを「担当」と呼んでいるしさっきもさらっと自担のソロが~って書きました。担当プロデューサーという意味ではなくて、ただのファンとして「道流担」という意識でいました。だから、自分のこと「師匠」だってあんまり思ってなかったんです。広義でいえば道流のこと好きなひとが「師匠」なんだろうけど、私は全然そんな……プロデュースできてないしなみたいな……(「担当」という言葉に特別な思い入れを持ちがちなおたくだから同じノリで「師匠」という言葉にもめちゃくちゃ意味をのせてしまう)
でも今回、濱野さんas道流を見ていて、私って師匠だったんだな、とわかりました。思ったとか気付いたとかじゃなくて「わかった」。まだ出会ってから日は浅いし、知らないこともたくさんある。けれど、頂点を目指す道流のそばにいたいし、道流が愛しげに「師匠」と呼ぶ先にいたい……
こうして私は道流の師匠になりました。
こちらは道流ソロ「Determind Soul」を詠んだ短歌です。感情が高ぶるとすぐ短歌詠むおたくです。
やっぱりどうしても生身の人間が好きなので、中の人たちにもしっかりずぶずぶになってるよ!好きなひととしか呼べないひともできた!大抵のイベントが配信で見れるの嬉しいけどお金がなくなるね!時短勤務の給料じゃきついぜ!でもそれはまぁ、別の話。