アイドル短歌まとめ5

 たまったのでまとめ。

 

 

 

 

「あの鳥は」声があまりに弾むので知ってるなんて言えなくなった

 

 

フィクションの君の瞳が潤むときノンフィクションの僕はどうする

 

 

どっちかで迷って戻したTシャツの隣の列のTシャツが僕

 

 

「またいつか」「きっと」「必ず」 約束は果たされる前 美しいのね

 

 

守るためではなく破るためでなく「する」ためだけに約束はある

 

 

ノートには悲しみだけを書き溜める  焼却炉にて成仏しろよ

 

 

「好き」だって認めてしまえば楽になる  楽になるのに  楽になるのに

 

 

嘘ばっかついているから君のこと好きと言っても嘘で済むかな

 

 

愛しても無駄と知っても愛してる、とか言うほうが無駄だと思う

 

 

いつまでも慣れない街だ  いつ来ても僕のいる場所ではない渋谷

 

 

東京の海もいいでしょ  沈むには御誂え向きの暗い海でしょ

 

 

嘘つきといつか言ってやる 君の一言一句を忘れずにいる

 

 

「ここに来て」なんて言えない距離だから「そこにいて」って願わせてくれ

 

 

好きじゃない  好きじゃないって君のこと  好きじゃないって本当だって

 

 

望まれたい欲しがられたい愛されたい  何も叶わない  それでも好きよ

 

 

 

 

 

君が書く癖のある字が好きだった  ライムにも似た香りのする字

 

 

食欲と同じレベルで君のこと求める   23時の空腹

 

 

 

 

 

見つめ合うレーザービームが時を焼く3秒だって永遠になる

 

 

世界には何十億と人がいてそれでも二人きりと言い張る

 

 

 

「美しくあれ」と願った 君の眼に映る世界も明日も私も

 

 

ヒナゲシの花が見ている 世界には目のない場所はどこにもないね

 

 

 

 

 

 

 

 

 どういう状況を詠んだものなのかと思うようなものもあると思いますが、フィクションの気持ち(こういうときにこんなふうに思うこともあるよなぁという気持ち)で詠んだものも沢山あるし私個人の感情を込めたものもあるし色々です。好きに想像/解釈してください。

 「なんかわかる」「なんかいいな」みたいな感じになってもらえたら嬉しいです。