ギャップが凄まじいシングル NEWS 「BLUE」

 NEWSの新曲、「BLUE」が6月27日に発売になりました。あまりにも最高で、カップリング曲含め超絶最高なので聴いてほしすぎる。とにかくどれだけ最高か言葉を尽くして書いておきますので、興味がわいた方は是非お手に取って聴いてみてください。時間がない人は「夜よ踊れ」の話だけでも聞いてください。シンプルな表題曲や応援歌と複雑な新規カップリング極度のギャップがマジでやばいんで。

 


・BLUE

 日テレ系ワールドカップのテーマソング。「吠えろニーッポーン♪」っていうあの曲です。サビがキャッチーで覚えやすくて、テーマソングとしてぴったりな曲。CMに入る前の一瞬だけ流れたりということもあるし、そういう場面で一度なんとなく聞いて耳に残るってすごく大事なことだ。シングル表題曲は(特にタイアップは)わかりやすさが重要だと思う。
 それでいて、耳で聞いただけではわからない部分も仕込んであるところがずるい。「ひとつになる」の「ひとつ」は、歌詞カードを見ると「ONE」と表記されていて、4年前のワールドカップのテーマソング「ONE -for the win-」を意識していることがわかる。過去のサッカー曲を踏まえた楽曲をつくることができるのは、今までに歌ってきた実績があるからだ。過去のサッカー曲はこちら(NEWSのサッカー曲が超いいので紹介する - 来世はペンギンになりたい)。
 和楽器が要所要所に使われていて、音だけ聴いていても日本に焦点を当てた楽曲だということがわかる。サビ前から入ってくる箏の音が、サビではNEWSの声と重なり合って駆けていく感じがものすごく恰好いい。メロディと調和しながら自由自在に駆け抜ける箏の音は、フィールドを縦横無尽に駆ける選手たちのようでもある。
 Aメロの爽やかなギターは空の青さを思わせる。そこからちょっと落ち着いたBメロ、そして疾走感溢れるサビ。曲の構成としては決して珍しいものではないけれど、それゆえに歌の力や楽器のギミックが目立つ。
 増田さんのラップは覇王。世界を制した感がすごい。そこから手越さんの抑えめの声につながるのもいい。青い炎、秘めたる闘志といった感じがしてかっこいい。
 MVもめちゃくちゃかっこいい!青い炎が彼らの内に宿る闘志を連想させる。画面も構成もシンプルで、色調も暗めの青で統一されている。全員が30代になった大人のNEWSの良さが感じられる。MVで使われている光も炎もCGではなく本物で、その「ごまかしのきかなさ」も曲と合っていてすごくいい。あと圧倒的に顔がいいしスタイルがいい。
 シングル表題曲なので初回盤AB、通常盤のどれを買っても聴けます。初回盤AはMVとメイキングつき。


Cascade

 波のように心地よい、爽やかに夜空をゆったり飛び回るテクノ。
 アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の挿入歌とか主題歌として起用されていそうなくらい(エウレカは挿入歌や劇伴にテクノが多く使われているし作中の固有名詞にもテクノ関連のワードがよく使われている)。「Cascade」を聴いているとトラパーの波が見える。トラパーの波が見えちゃうし乗れちゃうから、空で自在に波に乗るイメージが浮かぶのも仕方ない。確実に夜空でリフしてる感じだもん。と思って調べたら☆Taku Takahashiさんめっちゃエウレカファンなんだね……!
 いくらでも物語が想像できそうな余白を含んだ歌詞も魅力的。この曲の主人公の「こんな大人になるはずじゃなかったのにな」という後悔とやるせない笑みと彼の生きる日常がなんとなく伝わってくるし、それを打ち砕くような、一旦壊してしまうくらいの大きなきっかけがきっとあって、彼は「宇宙を見上げ」ることを選んだのかなぁ、なんて想像してしまう。ものすごく物語を孕んだ歌詞だな、と思う。作詞のRyohei Yamamotoさんは「Skye Beautiful」(というか2012年以降のほとんどの増田さんソロに参加している)や「AVALON」の作詞も手掛けている。抽象的で美しく、全天を覆うような壮大な景色を見せるような言葉を紡ぐのが得意な方なのかなぁと思った。「EPCOTIA」の余韻を感じさせるような、NEWSのもつSFっぽさとぴったり合致するような、そんな世界が繰り広げられている。通常盤に収録されているオリジナルカラオケを聴いても気持ちいいし、歌詞があることでより世界観が深まるし、もう最高。
 サビの「Don't Stop」のところは、優しく跳ねるようで、トラパーの波が来てるなぁって感じる。トラパー波に乗ってリフボードで空を駆けていく。どう言ったら伝わるのかわからないから「交響詩篇エウレカセブン」を見てください。面白いよ!時間があるときに是非加藤さんも見てね!
 初回盤A、通常盤収録。


・NEWSニッポン -Represent NEWS mix-

 「Represent NEWS mix」とは、過去の楽曲を今のNEWSが改めて歌ったバージョンのこと。「NEWSニッポン」はNEWSのデビューシングルだったこともあり、今年15周年を迎えるこのタイミングでの収録となった。バレーボールワールドカップのテーマソングだったこともあり、「BLUE」同様に日本を応援する歌でもある。今回のカップリングにぴったり!
 以前のバージョンの時点では9人で歌唱しており、現メンバー4人はソロパートがなかった。それが今や4人が「NEWS」の看板を背負っているのだから感慨深いものがある。コンサートで4人で歌っているのは何度も聴いていたけれど、コンサートでのはしゃいだ「NEWSニッポン」ともまた違って、大人の良さがあるなぁと思った。でもコンサートで聴くテンションの高い「NEWSニッポン」も好きだよ!
 初回盤B収録。


・Stand Up! -Represent NEWS mix-

 メジャーデビューシングル「希望~yell~」のカップリング曲。デビュー前から歌われていた曲でもある。これもバレーボールの曲として使われていたので、応援歌的な意味合いが強い。
 爽やかで力強くて、聴いていて元気が出てくる。以前のバージョンと聴き比べると、それぞれの声に深みがあるなぁと感じる。フレッシュさ(歌いなれてなさと同義でもある)はだいぶ薄れ、しっかりと地に足の着いた歌声だなぁと思った。増田さん→加藤さん→小山さん→手越さんで回していく「真新しい~」のフレーズはなんだか胸が熱くなる。ぜひとも味スタでやってほしい!
 初回盤B収録。

 

・夜よ踊れ

 やばい。ダンシングパーリナイで一夜限りの“祝祭”。エレクトロジャジーダンスチューン。襲い来る音の波にさらわれるし、音の波に身を任せているあいだはこの世の(もしかしたらこの世じゃないかもしれない)楽園としか言いようがない。あまりにも楽園すぎるのでこんなのは現実ではなく狐にでも化かされたのではないかと思って再びこの「夢」を求めて聴き直してしまう、の繰り返し。あまりにも最高。
 楽曲としての難易度が高くて、正直何がなんだかよくわからない。闇鍋しようって言ったら伊勢海老と神戸牛とトリュフとキャビアと松茸が入ってしまったような豪華さで、次から次へと主役級。全員に見せ場があるので、誰を好きな人が聴いてもやばいし全員が好きだともう致死量。やばい。私生きてる?自信ない。
 全員が全員「こんな歌い方もできるんだ!?」と驚くような声で歌う。特に手越さん、増田さんがやばい。この人たちの歌たくさん聴いてきたはずなのに今までのどの声とも全然違う。4人の声が層になって重なり合っていて、一緒に歌っていても誰が一番聴こえるか、がくるくる入れ替わって、というか全員の声が合わさってひとつの新しい響きを生み出す。ひとりひとりのパートもやばいのに全員(および複数人)で歌ったパートもやばくてなんか一瞬これ誰が歌ってんだっけ?くらいの気持ちになるけど圧倒的にNEWSだ!!!!!という気持ちが勝る。シングル表題曲はシンプルなほうがいいなって思ってたけどその反動でこんな複雑に入り組んだ楽曲がカップリングに来るんならこれからもよろしくお願いしますって気分。
 歌詞もやばい。気持ちよくなれちゃう言葉が並んでいてやばい。「窮屈すぎる摩天楼」「天井桟敷ダンスホール」「秘密は守りません」「絶好調ピンストライプ」「犯罪的なロマンスナイト」「ここには来ない夜明け」「音階外れたセレナーデ」「裏切り者のチークダンス」ね、もう気持ちいいでしょ。ふたつの語を組み合わせてひとつの「AのB」とか「AなB」って言葉にするときの、このAとBの組み合わせが意外で、しかも合っちゃうほど気持ちいい。そんな言葉がどばどば流れてくるんだから聴いててハイにならないわけがない。
 しかもその気持ちよくなれちゃう言葉を気持ちよくなれちゃうトーンで歌うからもうハイになるしかない。特に増田さんの「bijouterie」「鈍い斜光」「Brilliant choice」「爆音容赦無しスピーカー完全解放ROAR!!!!」の気持ちよさよ。増田さんと小山さんのラップパート、リズム感抜群の二人だから余っちゃいそうな言葉もきれいにハマっていて最高。「その場だけで巡らせて悪知恵」とかほんと最高。んで手越さんと加藤さんの「限界は脱ぎ捨て」「Side by side総員退避」のあたりも、細かくステップを踏むようにオシャレだし、手越さんの「お楽しみはこれからじゃない?」の「し」の落とし方最高じゃんと思ってたらその次の小山さんの「ハッタリかましてMOVE ON」がまた最高だしいやもう最高の次には最高がきてまた最高がきちゃう。ずっと最高。
 オリジナルカラオケ版も入っていて、オケだけ聴いても耳が贅沢すぎて幸せになれちゃう。特に私はトランペットをやっていたことがあるので、この手のトランペットの音には弱い。こんなの好きじゃないわけがない。トランペットとピアノをやっていたのでその両者がバリバリに活躍する曲なんて好きじゃないわけがない。特に加藤さんの台詞後あたりから、あらゆるところから音が聴こえてくる感じが波に飲まれたって気分。この心地よい音の波から出ていきたくなくなっちゃう。カラオケ版を聴いていると歌があると聞き取りづらい細かな音まで拾えるのが楽しい。
 そんでもう本当にやばいんだけど加藤さんが台詞担当なわけ。無理だってもうこんなの。生きて帰った人はいない迷宮だって。さっき骨落ちてたよ。加藤さんに「君の、君の美貌が僕を狂わせた」って言われてごらんよ、こっちが狂うよ。なんで「君の」を二回言うの、もうその切羽詰まった感がやばいってなんでわからないの!わかってるからやってるんですか!知ってます!狂ってしまったのでできる限り美しくなりたいって本気で思った。体調が回復次第、本気でダイエット頑張ります。スキンケアも今以上に力を注ぎます。何より内面から美しさが滲む女になりたい。自分磨きまくろう。
 さらにさらに終わり方までずるくて、まだまだこの祝祭は続きそうな気がするのに急に手を離されて終わる。見渡しても誰もいなくて、ぽつんと取り残されたような気分。今の今まで一緒に騒いでいたのにみんなどこへ行ってしまったの?あの騒々しさが恋しい、おいていかないで、もうあの音の波の中でしか生きたくない、一夜限りの夢を何度でも繰り返したい、そんな気持ちでまたリピートしてしまう。端的に言ってやばい。なんて最高なの、夢みたい。夢みたいだから夢じゃないって思いたくてまた聴いちゃう。
 辻村有記さんが作曲に参加しているとあって期待度抜群だった一曲(アミューズのおたくでもあるのでNEWSとアミューズの繋がりができると嬉しい)。辻村さんの楽曲はオシャレでかっこよくて、そんな彼のエッセンスが多分に入っていると思しき楽曲がNEWSにあるということが嬉しすぎる。。是非またお願いします。
 通常盤収録。1188円でこの楽曲が聴けてしまうなんてお得すぎる。実質無料。

 

 

BLUE(通常盤)

BLUE(通常盤)

 

 

 こんな感じのやばいシングルです。よろしくお願いします。