NEWSのサッカー曲が超いいので紹介する

 NEWSには、他ではあまり見ない曲の括りがある。そう、ブラ曲サッカー曲のことです。前者はブラのCMに起用されていた曲たちで、後者はサッカーのテーマソングとして起用されていた曲たちのこと。ブラ曲はとりあえずおいといて、ワールドカップも始まるということで、サッカー曲を紹介させてほしい。

 

 

WORLD QUEST

 2012年FIFAクラブワールドカップテーマソング。記念すべき最初のサッカー曲。
 スタープレイヤーではなく普通の、しかし諦めることなくサッカーに熱意を注ぐ「僕」を主人公とした歌詞になっている。心が折れかける日々があったことも描き、サビでは「あの日泣いた自分にけりつけろ」と自身を鼓舞するように歌う。
 等身大で飾らない歌詞は、4人体制での活動をスタートしたばかりだったNEWSともリンクしているように感じられる。サッカーだけでなくどんな分野においても、活躍する人よりも目立たない人のほうが多い。そんな目立たない状態で続けていくことに何の意味があるのだろう。でもきっと、何か意味はある。己が信じる勝利を手にしようともがくことに、きっと意味はある。いつか何かにつながるかもしれない。そんなふうに、シンプルに励まされる。
 アルバム『NEWS』収録。「ONE -for the win-」初回盤Bには「WORLD QUEST [R-midwest Remix]」も収録。

 


・SEVEN COLORS

 2013年FIFAクラブワールドカップテーマソング。歌詞に出てくる七色とは黒・白・黄・緑・赤・青・橙で、出場したチームのユニフォームの色を表している。
 前作「WORLD QUEST」はサッカーの大会というよりもプレイする個に寄り添ったミクロな視点で描いていたが、「SEVEN COLORS」はそれぞれのチームの色を歌詞に採用したりと思いきり大会に寄り添った歌詞になっている。眩しくて前向きで華々しくありながら、歌詞に「あの日泣いた自分にけりつけろ」と出てくるところがずるい。
 曲調も明るく華やかで、ウォウウォウしている声もいっぱい入っていて賑やかで、聴いていて単純に元気が出る曲。手越さんの突き抜けるような歌声があまりにパワフルで気持ちがいい。高く済んだ青空が見えてきそうな歌声のおかげで自然と猫背が伸びそうな気がしてくる。
 「White」ツアーでは本編ラストに組み込まれていて、「White」のセトリの鮮やかさを知ってこの曲を聴くとさらにテンションブチ上げなので未見の方はDVD/Blu-rayで是非!
 アルバム『White』収録。

 


・ONE -for the win-

 2014年FIFAワールドカップ日テレ系テーマソング。ブラジル開催の大会だっただけにイントロからなんかブラジルっぽい。
 歌詞にワールドカップ出場国の名前がすべて入っている。サビに入りきらなかった国名は増田さんのめちゃくちゃかっこいいラップで補完。たぶん増田さんは世界で一番かっこよく国名を羅列する男だと思う。ていうか国名をあんなにかっこよく羅列できる人いる?って聴くたびにびっくりする。個人的には「ウルグアイ」の発音が最高。
 歌いだしの「世界のどこか太陽が目覚ますころ 天を仰いだ悲しみは眠りにつく」が日本とブラジルの昼夜が逆転する時差感を出しているところが好き。ここを聴くだけでなんとなくブラジル開催だったなと思い出すのに、サビで思い切り「Viva la vida! Brazil」って歌っちゃうところもいい。わかりやすいに越したことはない。
 初めから終わりまでほとんど隙間なく人の声(NEWSだけじゃなくコーラスの声も含めて)が入りまくっていてとにかく賑やか。間奏らしい間奏はなく、国名ラップの後は畳み掛けるようにサビがくるし、NEWSが声を伸ばしているあいだはコーラスの声が入っている。とにかく盛り上がり続ける感じも4年に1度のワールドカップというお祭り感を思わせる。きっとそういうことも計算して作られているんだろう。
 ワールドカップだと各テレビ局がそれぞれにテーマソングを掲げるが、「ONE -for the win-」はアイドルだからこそ歌える楽曲という色が強い気がする。国名の羅列なんて単純に考えたらダサいけれど(最初に「出場国名全部入ってます!」って聞いたときはびっくりしたけど)、アイドルの彼らはそれをかっこよくやれちゃう。そんなアイドルならではの楽曲。
 アルバム『White』収録。

 


・ANTHEM

 2015年・2016年FIFAクラブワールドカップテーマソング。一緒にウォウウォウできる曲。
 「ANTHEM」はプレイする個に寄せるでも大会に寄せるでもなく、サッカーそのものに寄せたような楽曲。汎用性の高さからか2年連続で起用されていた。サビ後のウォウウォウするところは誰が聴いてもわかりやすく、そして歌いやすい。タイトルが「ANTHEM」であるところからもそれが狙いなんだろうなと思うけれど大成功である。優勝したチームがトロフィーを受け取ったところでこの曲が流れてウォウウォウするところでめちゃくちゃ盛り上がっていた場面があったが、言葉じゃないからこそ伝わる熱気や歓喜みたいなものってあるんだなと実感する。
 賑やかではあるが、オケの「引き」がすごく活かされている。イントロは声だけとか、ラップの後にオケが静かになって手越さんの声が前面に出てくるところとか、終わり方の「引き」だとか、スタイリッシュでかっこいい。
 コンサートではファンも一緒に歌える曲で非常に盛り上がる。盛り上がっている様子はDVD/Blu-ray「QUARTETTO」でご覧ください。
 アルバム『QUARTETTO』収録。

 


・KINGDOM

 2017年FIFAクラブワールドカップテーマソング。建国した。
 今までのサッカー曲の集大成ともいえる、それまでの曲の歌詞やタイトルを織り込んだ歌詞が特徴的。「SEVEN COLORS」と書いて「ナナイロノマホウ」と読む。最高。過去のサッカー曲を踏まえつつも、これといってサッカー感を出しまくる歌詞ではないところもバランスがいい。今までの楽曲は「パス」「チームメイト」「ゴール」といったワードが散りばめられていたが、今回はない。それっぽいといえば「人生」と書いて「ゲーム」と読ませるあたりしかない。目指すものに辿りつくために前に進んでいく、未来に向かっていく力を歌った楽曲になっている。
 Aメロのシンプルなピアノの音色が心を揺さぶる。「SEVEN COLORS」「ONE -for the win-」は盛り上がり重視の楽曲だったし「ANTHEM」もどちらかというとそうだったが、「KINGDOM」は割と静かに燃える感じというか「WORLD QUEST」に近い感じになっていて(どちらもピアノが印象的ということもあるのかも)、歌詞は集大成でありアレンジは原点回帰感があってとにかく超いい。
 それと歌が上手い。アレンジがシンプルなので4人の声がしっかりしていないと曲の安定感が失われてしまうが、そんな心配はいらないくらいに上手い。手越さんの縦横無尽な歌声は勿論のこと、3人の歌声もすごくいい。
 アルバム『EPCOTIA』収録。

 


・BLUE

 2018年FIFAワールドカップ日テレ系テーマソング。6月27日発売です!
 4年前の「ONE -for the win-」は国名をたくさん盛り込んであったりとワールドカップ自体を盛り上げるような楽曲だったが、今回は「ニッポン」という歌詞が出てくるし日本代表のユニフォームの色である青をタイトルにもしているし、というド直球な日本代表の応援歌。
 サッカーではおなじみの「アイーダ」から始まる疾走感溢れる楽曲で、サビ前から入ってくる和楽器(琴かな)の音色は軽やかに踊っているみたいだし、NEWSの歌声と合わさりながら駆け抜けていく感じが超かっこいい。爽やかで力強くて、聴いているとすごくテンションが上がる一曲になっている。きっと今年のワールドカップでいっぱい聴けるはず!いっぱい見なくちゃ!CDは6月27日発売です!ジャケットもかっこいいよ!

 

 

BLUE(通常盤)

BLUE(通常盤)

 

 

 

 6曲のサッカー楽曲を紹介したけれど、どれもタイプが全然違う。歌詞を寄せる対象を変えたり、曲調を変えたり、さまざまに趣向を凝らしている。共通しているのは、どれも力強く、聴き手がまっすぐ前を見据えられるような、そんな力のある楽曲ということだ。

 私はサッカーについてちゃんと知っているわけではないけれど(漫画「ホイッスル!」をうっすら読んでいた程度の知識しかない)、それでもNEWSの曲がかかると思うと見ちゃうし、見てたらなんだか楽しくもなってくる。応援しているほうが勝ったら嬉しいし負けたら悔しいし、なんかすごいシュートが決まったらうおー!って思う。ワールドカップとクラブワールドカップって何が違うんだ?4年に1回なのでは?くらいの知識だったのに、好きなアイドルを追っていたらこんなふうにサッカーを見る日も来るんだなぁと感慨深い今日この頃。
 はちゃめちゃにかっこいい新曲「BLUE」は6月27日発売です!