今この瞬間の幸せは、永遠 ―EPCOTIA宇宙旅行記―

 今年もツアー感想を書きました。相変わらず主観のみの感想文です。

 

00.OPENING

 セーフティガイドに続いて、4人がエプコティアライナーを発射させる映像。セーフティガイドが画面のなかを極力シンプルで想像力で見せるタイプなのに対して、なんらかの操作スイッチやレバーのあるコクピットがめちゃくちゃに作り込まれた映像。これから宇宙旅行へ行くんだ、という気分がめちゃくちゃ高まる。
 上のほうの席で見たとき、発射のカウントダウンに合わせて制御されたペンライトが光るのがすごくきれいだった。カウントがゼロになってエプコティアライナーが発射したあと、照明が消えて真っ暗な空間にセンターステージがきらきらと瞬いていて、宇宙に星が瞬くようで、宇宙に飛び出したんだ、と思わせてくれる。正直ここまででもう元は取れる。

 

01.EPCOTIA

 最初はNEWSがどこにいるのかわからなかったけれど、まさか上から吊られているとは。宇宙空間にいる、無重力であることの表現。エプコティアライナーは宇宙に飛び立って、私たちはいま宇宙にいるんだ、とNEWSがその身をもって教えてくれる。しかも加藤さんが完全に逆さまになっていて、その状態でもめちゃくちゃ声が出ていてすごいなと思った。頭の悪い感想しか出てこないけど、単純にすごいと思った。
 NEWSの下にはエプコティアライナー。どうなっているんだろうと思ったら、パーツごとに分かれていて間奏部分で中からJrが出てきてそれぞれのパーツを持っていた。Jrの衣装もエプコティアライナーの整備士とかかな?と思うようなものになっていてすごく可愛かった。曲の最後にはパーツの裏を向けて並べると「EPCOTIA」の文字が。
 NEWSの衣装は「銀河鉄道999」の車掌さんのような襟の高いコートで、小山さんの似合い具合が半端じゃなかった。小山さんの長身とあのコート、合いすぎ。

 

02.KINGDOM

 コートを脱ぐと、今度は赤い衣装。ほぼ赤一色とちょっと黒という色合いでスポーティな感じでとてもシンプルに見えたけれど、きらきらしているので地味ではない。
 グッズのコンパスとこの赤い衣装で10周年を思い出してしまって、なんだかもう胸がいっぱいになってしまった。あのときと同様に赤い衣装とはいえ似ているのは色合いくらいなのだけれど、己の視覚的記憶がしょぼいせいで「赤い衣装」というだけで涙が出てしまう。10周年のときは一曲目が「WORLD QUEST」で、NEWSのサッカー曲が「WORLD QUEST」から始まったことを今までのサッカー曲の歌詞が散りばめられている歌詞に想いながら、NEWSがここまで頑張ってきたことを感じたらなんかもう泣くしかなかった。
 「KINGDOM」の4人横並びで肩に手を置く振り付けも泣いちゃう。「チャンカパーナ」にもあり、その後も様々な曲に取り入れられていて、4人のNEWSを象徴する振り付けだと勝手に思っているので、ぐっときてしまっても仕方がないよね。

 

03.TWINKLE STAR

 赤い衣装のスポーティな感じが「KINGDOM」に合っているとしたら、きらきらした眩しいところはこの「TWINKLE STAR」のためのきらきらなんじゃないかと思う。
 もっと切ない曲だと思っていたけれど、手越さんがにこにこして歌うのでつられてにこにこしてしまう。最初に入った回は手越さん側で、手越さんがサビ終わりの「TWINKLE STAR」であまりにもにこにこしながらかわいく踊るので、すごくかわいい振り付けなんだなぁと思っていた。が、加藤さん側で入ったらめちゃくちゃかっこよく踊っていてびっくりした。
 間奏でひとりずつ踊るところ、それぞれのメンバーカラーの照明で照らされるのがすごくいいなと思った。

 

04.紅く燃ゆる太陽

 数ある「星」が出てくる曲のなかから「太陽」を選んできたか~!と思ってびっくりした。赤い衣装とも合っていたし、ステージの照明が一斉に赤くなるのもすごくよかったし、踊っているのもよかった。前回披露されたときは踊っていなかったはず。
 台詞のところは新しく録音し直して、全員で順番に言っているのかな?あんまりちゃんとわからなかったのでRepresent NEWS mixお願いします。

 

05.LIVE

 バンジーみたいにびょんびょん飛んで歌うNEWS。小山さんが「怖いよ~!」と言いながらもちゃんと飛んだり逆さまになったりしていて好き~!加藤さんは途中でぐるぐる回ったりもしていた。加藤さん、三半規管どうなってるんだろう……。
 照明がNEWSの4色になっていたのも良かった。照明が効果的に使われる場面が多くて、特にNEWSの4色を多用しているのを見ているとなんだか嬉しくなってしまう。
 加藤さんが「抱きしめてもいい?」でエアハグしまくっていたのが超超超かわいかった。加藤さんしか見てないみたいな感想になっちゃったけどだいたい加藤さんしか見えてません。
 昔、NEWSの曲を聴き始めたとき、「彼氏いない歴は一年超えました」の歌詞を見てNEWSが対象としている層はそういう人なのか……彼氏いない歴=年齢はお呼びじゃないのか……と思ったけどNEWSが彼氏だったんだねってファンになってわかりました。

 

XX.異星人パート

 「Let's go to the planet」が流れて出てくるタコみたいな異星人コタ、ハリセンボンみたいな異星人ボンセン、イカみたいな異星人カイの三人組。最初は戸惑ったけれど、繰り返し見ていると可愛く見えてくる。Eテレのごとき可愛さ。

 

06.LPS
07.NYARO

 異星人たちと歌っていたら鏡のような衣装のNEWSがフロートでスタンバっていた。フロートが4台並んでいたので2台ずつに分かれるのかなと思ったら4台固まって動いてて、これが私の好きなNEWSです!!!という気持ち。

 

08.恋する惑星

 振りがかわいい。鏡のような衣装のきらきら感と曲の持つポップな雰囲気がすごく合っている。小山さんの「機嫌を直してちょうだい」が可愛すぎて毎回脳が溶ける。 
 「一緒に踊ってね!」とNEWSが言う曲で、静岡ではMCで振り付け講座があった。手でハートを作って揺れているファンを見て増田さんが「かわいい」って言っていたのにどきどきしてしまった。小山さんや手越さんはファンに「かわいい」って言う印象があるけれど、増田さんはあんまりないからいつもどきっとしてしまう。思ったより言っているような気もするのに、増田さんの「かわいい」を聞くたびに狂う。

 

09.銀座ラプソディ(小山さんソロ)

 4人のソロのなかでは一番聴きこんでいたので、どんな演出かとても気になっていた。私が初めて見たNEWSのコンサート映像が「DIAMOND」だったこともあって、勝手な思い入れをいくらか乗せて楽しみにしていた。振り付けはあのままなのだろうかとか、あのままだとしたら指輪のところは、とか。
 想像していたよりもずっとセクシーだった。途中で挟まれる比喩でもほのめかしでもなんでもない映像も、個人的には嫌いではなかった(たぶん、いま私のなかで恋愛ブームがきているからこういうのも恥ずかしくなくなった、というところが非常に大きい)。
 で、映像が終わったところの小山さんがすごくて。まるで鳥籠のなかにいるみたいな演出が、この曲の「あなた」に囚われてしまっている「私」のようで、ぞっとするほど奇麗だった。
 ロメオや銀座ラプソディを音源としてこの世に出してくれただけでなく、新たな解釈を加えて見せてくれたことに感謝しかない。ありがとう、小山さん。

 

10.Sweet Martini

 少プレへのリクエストの多さからNEWSが需要に気付いてくれた曲。銀座ラプソディを引きずったまま、セクシーにシャツをはだけた姿で歌う小山さんがやばい。と思っていたら全員やばい。
 途中で小山さんが全員にコップを配り、バーでお酒を飲むみたいなオシャレな演出もあり、これが見たかったんだよ~!と心の中で快哉を叫んでいたら、加藤さんがカウンターに背を預けて座りながら歌い始めてもう駄目。優勝は加藤さんです。角度によっては加藤さんがいなくなってしまうのだけれど、いなくなってしまったとしてもあの演出を入れてくれたことのほうが私は嬉しい。

 

11.madoromi

 もしかしたらアイドルがアイドルでいる時間は「幻」かもしれない、だからこそ醒めてしまうまでの時間を大切にしていたい、なんて思って毎回号泣してしまった曲。これについては別記事でめちゃくちゃ語っているので、そちらをご覧ください。

また会えるまで忘れないで ー「madoromi」解釈・感想ー - 来世はペンギンになりたい

 

XX.ワープ中

 機長のご挨拶。確かここだったと思っているけれど、毎度号泣していたのであまりよく覚えていない……。

 

12.チャンカパーナ

 号泣しているあいだに上がるイントロが来るので情緒不安定になる。苦笑
 定番の曲でありながら、自撮りカメラを使った演出で新たな楽しみ方が生まれていて、一体どこでこんなアイディアが出てくるんだろう。

 

13.JUMP AROUND

 NEWSらしさが光る歌割り。少プレで見たときから楽しみで、アルバムでフルを聴いてまた楽しみになって、コンサートでのパフォーマンスを心待ちにしていた。だから小山さんの低音を活かせる曲って最高だって言ったじゃん、と騒ぎたくなるくらい良かった。特に最後の「今夜は離さない」の小山さんのびりびりするほどの低音がすごく良かった。

 

14.BLACKHOLE

 楽曲だけ聴いていたときはそんなにしっくりきていなかったけれど、ダンスが格好よくて圧倒された。
 加藤さんの「1,2,3」があんまりにも最高、端的に言って優勝。今回のコンサートは加藤さんのそういう見せ場的なものが今までよりも多かった気がして、映像として発売されたらきっといい感じに抜かれているはずだと楽しみにしている。

 

15.Thunder(増田さんソロ)

 音源の状態では、怖くて数回しか聴けなかった。「怒り」のエネルギーってすごくて、心をもっていかれてしまうからどうしても苦手だった。私は影響を受けやすい人間なので、なるべくそういった曲を聴かないようにと普段から気をつけている。それがまさか、増田さんのソロ曲だなんて。どうしよう、と思ったけれどやっぱり怖くて聴けなかった。その怒りは私の怒りではないし、私に向いている(少なくとも私個人だけに向いている)怒りでもない。頭ではそう思っていても、心が勝手に引きずられてしまうから。
 けれど、コンサートで聴いて、私が想像するほどの怖さではなかった、と思った。怖いことは確かだけれど、きっと増田さんも怖いのだと、私には思えた。何かを言うこと、何かを伝えようとすること、それってきっととても怖いことだと思う。言葉や表現の選択を間違えてしまうかもしれないし、上手く伝わらなくて誤解されてしまうかもしれない。でも、その恐怖を超えるほどに伝えたいことがあったのだ、きっと。だったら私はそれを受け取りたい。少なくとも、受け取る気のある人間でいたい。
 着飾るでもなく、踊るでもなく、剥き出しの自分に限りなく近い状態で歌う増田さん。言葉以上の何かが伝わってきて、二度目以降は泣いてしまっていた。全身全霊で、全力で歌っているのだから、届いてほしいと思った。そんな丁寧な言葉じゃなかったかもしれない。届けよと、そう思った。

 

16.氷温(加藤さんソロ)

 これも別記事に書いたのでそちらをご覧ください。

僕のなかの僕と僕 ーコンサート演出「氷温」感想・考察ー - 来世はペンギンになりたい

 

XX.ドッキングシークエンス

 SFが好きな人間としては、推しているアイドルが「ドッキングシークエンスに移行します」「アクセスコードが受理されました」と言ってくれるの、最高。

 

17.AVALON

 幻想的な桜ソング。ぶわーっと降ってくる桜の花びらが本当に奇麗。4人それぞれに個性がでていて、桜が舞うなかでくるくる回る増田さんは春の化身だった。春の喜びもきらめきも切なさも儚さも全部詰め込んだみたいに見えた。「Thunder」であれだけ生身の人間であることを認識したはずなのに、やっぱり増田さんは存在がSFというか、どこかスピリチュアルな存在なんじゃないかと思ってしまう。
 加藤さんが最後に桜をふっと吹いて舞い上がらせるのが最高だって話はみんなしているけどやっぱりします。最高。

 

18.IT'S YOU

 できればフルでほしかった……!サビの三声のハモりはどうなるのだろうかと思っていたけれど、残る一人が踊るスタイルになるとは。増田さんと手越さんのダンスの違いがよくわかるのも面白かった。そこまで身長には差がないはずなのに、踊りの大きさが全然違った。増田さんの神事みたいな体の動きも、手越さんの「ここ」というところにハマっている動きも、どちらも好きで選べません。

 

19.星に願いを

 しっとりとした曲のはずが、NEWSの可愛さがあふれる一曲に。あの回転するステージで4人でぎゅっと肩を寄せ合っている様子を見ると、私の好きなNEWSだなぁと思う。

 

20.プラトニック(手越さんソロ)

 地方公演ではどこから出てくるかわからないガチャ的な演出だったけれど、埼玉ではセンターステージで歌っていた。
 ただただ手越さんの歌が上手くて、シンプルに圧倒される。手越さんの声が何層にも重なっている曲だからどこを歌うのだろうと思っていたけれど、なるほどそこね、と思っていたら最後で高音部分になって、あれがファルセットじゃなく出る手越さんの声ってすごい。歌がうまい人を目の前にすると「歌がうまい」以外の感想が出てこなくなるけど、まさにそれ。

 

XX.異星人パート
XX.異星人とのコンタクトについて

 宇宙船に乗り込んでエプコティアライナーを追いかけたい異星人たち。かわいい。
 「異星人を発見された際には、お手元のペンライトを点灯させてください」というペンライトでのお遊びもあり。毎年何かしらあるけれど、制御機能がついているペンライトでこうやってファンの手で操作させてくれる場面があるのがすごく好き。特に今回のペンライトは某遊園地で売っているおみやげ感もあって、アトラクションみたいなやりとりができるのが余計に楽しい。

 

21.UFO

 加藤さんが髪型を変えてきていて、前髪を少し残しつつすっきりさせる感じだったけれど途中から全部上げる感じになっていて、加藤さんの男っぽいおでこがよく見えて心底最高だったことを書き残さねばならない。是非今後もあの髪型でコンサートをやってください。
 そんなめちゃくちゃかっこいい髪型の加藤さんだが、蛍光オレンジが印象的な衣装はどこかかわいい。しかも「UFO」のダンスはピンク・レディーリスペクトな感じで、ちょっと古くさいところもある(そこがめちゃくちゃいいんだけど)。このギャップが最高にいい。特に「そんな簡単にあげないよ」のところが……良い……でも「もっと俺が欲しいんだろ」の格好よさも良い……とにかく加藤さんが良くて加藤さんばっかり見ていたので加藤さん以外の記憶がほとんどない……
 個人的にはアルバムで一番好きな曲。ポルノグラフィティで育ったので、この「歌謡曲っぽい古くささ」が格好良いと知っているからだ。ダサかっこいいというかなんというか。「青春花道」「東京デスティニー」あたりのにおいがする名曲だと思う。

 

22.EMMA

 「UFO」のダサかっこよさは「EMMA」に通ずるものがある、と思っていたら次にきたので一人で「ほらね!」と思っていた。NEVERLANDのときはMVの衣装だったが、今回の蛍光オレンジの衣装も照明との合わせ技でクールな印象になるので、曲と合っていた。照明で印象をがらっと変えられる衣装ってすごい。さすが増田さん。

 

23.EROTICA

 アルバム発売前の情報で「ラテン」とあったので、私のなかに流れるJ-POPラテンの血が騒ぐかと思っていたがそっちのタイプではなかった。「Fiesta」的なやつだと思っていたので想像と違ったな~という気持ちが大きかったのだけれど、ダンスが良すぎてコンサートで一気に好きになった。
 絶対にマルチアングルをつけてくれないと困るくらい全員のダンスが見たい。個人的には小山さんのダンスがセクシーで一番好き。なんか社交ダンスの女の人の動きみたいなところがあった気がする。でも増田さんの神事みたいな、神に捧げる舞いみたいなダンスもいい……選べない……

 

24.メガロマニア

 映像が圧倒的エヴァ。加藤さんですよね。
 まさかやるとは思っていなかったので、個人的には大本命だった「星の旅人たち」が入っていなかったのはちょっと残念だったけれどこの曲でその残念に思った気持ちが吹っ飛ぶくらい満足した。
 ダンスが激しいのに生歌なのが本当にすごいと思う。この曲のダンスの動きには加藤さんのダンスの癖が合っている気がして、とにかく加藤さんがすごく良かった。

 

25.時空の歪みメドレー MR.WHITE~QUARTETTO~NEVERLAND~EPCOTIA

 過去のリード曲をやってくれるなんて夢みたい!時空歪んでくれてありがとう!

 

XX.時空の歪みパート

 たぶん、見る人が見たら「茶番」なのだろうけれど、楽しませようとする演者側の意図に能動的にのっかって楽しもうとする客席側、という構図がものすごく好き。勿論私も全力で楽しむ。
 「WHITE」ではNEWSがWEBLACKと戦う場面、「QUARTETTO」の愛言葉、「NEVERLAND」の「ポコポンペコーリャ」がこの時空の歪みパートに相当するものだと思っているのだけれど、できれば毎回これがあって欲しい。いつだって全力で楽しむ気でいます。

 

26.4+FAN

 時空の歪みパートのクラップから「4+FAN」。何度聴いても「僕らは勝ったんだ」って歌詞が最高。

 

27.D.T.F
28.weeeek

 「4+FAN」に引き続きフロートで外周を回る曲。「D.T.F」は新たに定番曲となるのだろうか。楽しいので毎回やってほしい。
 フロートにもディスプレイがついていて、10周年のときの記号がくるくる回っているような映像が流れていてすごく可愛かった。別になくてもいいのに、そういうところまで気が配られているところに愛を感じた。

 

29.U R not alone

 前回あれだけ感動的なものになってしまったから今回はやらないだろうと思っていたが、今回もおいしい位置に入っていた。前回よりは湿っぽくなく、しかし全力を込めて歌うNEWSのことが好きだなと改めて思った。
 手越さんが「超えた日々が僕らにはあるじゃないか」のところで客席と自分を交互に指さすところが好きだし、小山さんが優しい笑顔で客席を見ながら歌うのが好きだし、増田さんが元気な笑顔でぴょんぴょんと跳ねるように歌うのが好きだし、加藤さんが本当に全力を出しきって歌うのが好き。
 もはやほとんどファンも一緒に歌うパートになっていて、その一体感が好きだなと思った。普段生活をしていて協調性に欠けているという自覚はあるけれど、こういうときの「ひとつになる」ことの快感はそれとは全く別のものだと思う。自分を殺さなくても自分のままでひとつになれる場があるって、私にとっては驚きだった。どんな気持ちで歌っているのか、きっとそれはひとつではなくて、会場にいる人の数だけあって、でも表出している歌声はひとつになる。不思議。
 「たとえばこの声が届くならば誰でもいい」と歌詞にはあるけれど、私はやっぱり加藤さんに届いて欲しいと思ってしまう。オーラスで、上から五番目の席で、ほとんど見えない加藤さんの背中をそれでも見てしまいながら、そう思った。

 

30.イノセンス

 ゲームを一本終えたあとのエンディングテーマみたいな感じ。シャボン玉がふわふわと飛んでいて、夢みたいにあたたかい光景で、まるで宇宙旅行が夢だったんじゃないかって思えてくる。だけど胸が躍ったこの旅は夢じゃないんだと確信もしている。

 

XX.異星人パート

 終わりかな?と思ったらまた出てくる異星人たち。非常に個人的な事情なのだけれど、コンサートで「手をつなぐ」という行為があまり好きではないというか、どうしていいかわからなくなってしまう。照れくさいというか、隣の人に嫌がられたらどうしようという気持ちが強くて(たいていの場合一緒にきた友人が隣にいるんだからそんなあからさまに嫌がられることはないけれど、内心嫌だったら申し訳ないなと思ってしまう)。でも、極力「手をつなぐ」というワードを減らして「つながる」というちょっと曖昧な表現にしたんだろうなという感じがして、その気遣いがありがたいなと思った。オーラスでは全然手をつなげるようになっていたので慣れなのかもしれない。

 

31.HAPPY ENDING

 NEWSはちゃんと私たちを地球に帰してくれるし、一緒に帰ってきてくれる。でもやっぱり終わってしまうのが嫌でアルバムでもあまり聴けていなかった。だけどNEWSと一緒に歌ったらすごく楽しくて、翌日は声が枯れてしまうくらいに歌った。今この瞬間の私が幸せであることを届けたかったのかもしれない。
 
 オーラスではスタッフの方々が仕掛けてくれたサプライズがあって、ペンライトのオンオフで「NEWS」「HAPPY」「ENDING」「★★★★」の文字が客席に浮かび上がった。
 増田さんがそれを見て「文字を作れたらいいねって話してたんだよ」と言っていて、きっとそれを覚えていたスタッフの方がやってみようと言ってくれたんじゃないかなと思った。手越さんと小山さんは文字を見て泣いてしまって、増田さんも挨拶のときに泣いてしまっていた。加藤さんは泣いているメンバーを見て優しく笑っていて、強くなったんだなと感じた。少し寂しくて、少し嬉しい。今のNEWSは、泣ける強さをもつ人と泣かない強さをもつ人で構成されているんだなと思った。
 最後にはけていくとき、また泣いてしまっている手越さんの肩を加藤さんと小山さんが支えていて、そこに増田さんもくっついていって、4人でぎゅっと固まっていた。その背中が私の好きなNEWSすぎて、この人たちから離れたくないなぁと思った。

 

 


・担当、ということ

 どんなに遠くても、どうしても加藤さんの姿を目で追ってしまう。いろいろと考える出来事があって、担当という呼称を邪魔に感じることもあった。私が加藤さんを好きで、加藤シゲアキ担だと名乗ることで思うようにいかないことがあるのだとしたら、そんな肩書きはいらない。一旦保留にしようとも思っていた。
 でも結局、私は加藤さんを見てしまう。どうしても、どうしても応援していたい。邪魔はしたくないし、私の邪魔にもなってほしくないけれど、ちょうどいいところを模索しながら加藤さんのことを応援していたい。
 加藤さんのことを癒したり守ったり支えたりすることができる人がいたとして、少しだけその人たちのことを羨ましくも思った。でもたぶん、顔も名前もわからないファンだからこそ、いや私だからこそできる何かもあるような気が、まだしている。それはきっと加藤さんのためになることではなくて私のためにしかならないことだと思うし、加藤さんのためと思ってやるわけでもない。私は私のために、私のためだけに加藤さんのことを好きでいたいし応援していたい。


・一瞬と永遠

 未来に向けての漠然とした曖昧な約束なんて、私はいらないと思う。未来のことなんてわからないから、その言葉で未来永劫何かが保証されることなんてないと思っている。素直じゃないのかもしれない。でも、それでも、どうしても私にとっては未来は不確定なもので、確定したことなんて何もないと思う。変わらないことなんてないし、ましてや人間なんて変わっていくものだし。そんな曖昧で不安定な人間が発した言葉なんて、もっとずっと不安定なはずだと思うから。
 だって、今までだって誰かの言葉が(ときに私が信頼して愛した言葉が)、「嘘」になってしまったことなんて何度もある。だけどそれは裏切りとか嘘をついていたとかそういうことではないんだと、このツアーを通して思った。それを示すような言葉があったわけではなくて、ただただ私の内面の話なのだけれど、このツアーの感想として書き留めておきたい。
 加藤さんの「HAPPY ENDINGを歌ってるけど、ENDINGなんてないから、ずっとNEWSがそばにいるから!」という言葉が、本当に嬉しかった。
 たとえこの先この言葉が嘘になってしまったとしても、加藤さんがこう言いたかったときの気持ちを、私は信じていられる。だからこそ、この先この言葉が嘘になってしまったとしても、それでもいいと思う。この言葉を聞いて「嬉しい」と思った私の気持ちも、きっと加藤さんがこう言いたかったから言ったのだろうという気持ちも、この先何があったって消えたりしないと確信している。
 もしかしたら私が幸せだと思うことも、変わっていくかもしれない。NEWSのことを今のように愛せなくなるかもしれない。そういうことが起こりえないとは、私は言い切れない。きっと私も変わっていくから。この先、NEWSだってきっと変わっていく。変わっていくために何かを選び取るときに、過去の言葉に縛られないでほしいと、私は思う。とどまっていられるものなんてないということと、幸せだと思ったその瞬間の気持ちが永遠であるということは、同時に成り立つものだから。
 ポルノグラフィティの「グラヴィティ」という曲の歌詞に、「一秒と千年のあいだに違いはなくて」という部分がある。時間なんて関係ないくらい愛しているということかとも思ったけれど、そうではないのかなとこのツアーを通して思った。たとえ、この一瞬しか感じることのできない幸せだったとしても、そのときに「幸せ」と思った気持ちは決してなくなることはなく、誰かの言葉で揺らいでしまうこともなく、この先の私の変化や相手の変化とも全く関係がなく、ただただ永遠なのだ。だから、一秒と千年のあいだに違いはない。

 だから、奇跡なんだと思う。私が好きだと思うものとNEWSが作り出すものや存在そのものが一致していることが。変わっていく世界のなかで、それが一致しているなんて、きっと奇跡だと思う。この奇跡も、一瞬のものなのかもしれない。でもそういう一瞬があったという事実は永遠に変わらない。
 今この瞬間、好きでいることができて幸せ。未来も過去も関係なく、ただ「今」が幸せ。そう思ったこの気持ちを、大切にしていきたい。

 

 

お題「NEWS ARENA TOUR 2018 「EPCOTIA」宇宙旅行記」