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来世はペンギンになりたい

好きなものを好きと言うために生きてる

控えめに言っても最高なシングル「EMMA」メモ

 NEWSの最新シングル「EMMA」が2/8に発売になった。考察覚書の意味をこめていかにシングル「EMMA」が最高かを書き記しておきたい。なお、今回も私の主観100%にてお送り致します。

 

EMMA

 ドラマ「嫌われる勇気」オープニングテーマ。なんと公式で動画が配信されている。


【公式】木曜劇場『嫌われる勇気』OPタイトルバック動画(マネキンチャレンジ)

 

 愛と性と死、この三つは密接に関わっている。というような勉強を大学でしていたので(志望していたわけじゃないけど気付いたらそういうことになってた)、そういう要素がたっぷり入った「EMMA」を愛さずにはいられない。
 最初に聴いたときから「最高!!!!!」を連呼せざるをえないほど最高だったが、聴けば聴くほど最高の度合いがあがっていく。控えめに言っても最高。

 

・ポップでキャッチー

 私は「ポップなものがポップではないものに“ポップである”という理由で劣る」とは全く思っていなくて(だからといって逆だとも思っていないけど)、ポップなものを突き詰めていくことは恰好いいことだと思っている。アイドルの楽曲というのはポップの極みみたいな一面がある。そのポップの極みの極みみたいな楽曲のひとつが「EMMA」ではないか。
 と言っておきながら、何を以てポップと呼ぶのかという問いに対する答えを、私は持っていない。だが「EMMA」がポップなことは……わかる……わかるんだよ……!だれか詳しく解説して……!!!
 キャッチーは「覚えやすい」「人気が出そう」というような意味合いで受け取っているが、まさしく「EMMA」はキャッチーな曲だろう。イントロから頭に残るし、「EMMA」という名前を繰り返すサビも一回で頭に入ってくる*1。衣装のインパクトもあって、視覚的にも覚えやすい。

 

・歌詞にみる愛と性と死

 愛と性になんらかの関わりがあることは私が説明せずともわかるだろう。性と死、あるいは愛と死にも関わりがある。という話を詳しくしていたら夜が明けるのですごくざっくり言うと、命のやりとりは性的にも見えるときがある、という話。たとえば食事、たとえば銃口を向け合うような殺し合い。それらは愛のやりとりでもあり、時として性行為のメタファーとなりうる。「EMMA」という楽曲においては歌詞は勿論のこと振付にもピストルや頭を撃ち抜く仕草があるが、これらが死――そこに命のやりとりがあることを想起させる。腰を振る振付やはだけた衣装だけではないセクシーさが潜んでいるのだ。

「衝動的な女にピストル握らせ」
 この「ピストル」が何を意味するのかという話は一旦おいといて、「衝動的な女」という言い方がとてもいい。「女の子」「女性」「彼女」「あのこ」など女性を表す言葉はいくらでもあるがその中でも「女」を選ぶところがいい。更に言うと加藤さんがこのフレーズを歌っているのがまたいい。加藤さんの口から発せられる「衝動的な女」という言葉、最高。
 2番では同じメロディで「こっちは引き下がり方 知らない男」になるのも最高。ちゃんと対比の構図になっていて、構成の美しさに床を転がりたくなる。衝動的な女と引き下がり方を知らない男、最高で最悪の組み合わせだ。

「血が流れても 求め合うカラダ」
 まさしく愛と性と死が詰まったフレーズ。「求め合うカラダ」という性を思わせるフレーズに「血が流れても」とつけてくる。命のやりとりを性行為に重ねている感がまさしくここに!違ったらごめん!でも私にはそう聴こえる!ここは私の主観の世界!

「サヨナラまで2cm」
 ここの振付がピストルをモチーフにしていることから、銃口と身体の距離が2cmであると考えることができる。
 「衝動的な女にピストル握らせ」ているわけだからここで銃口は「俺」に向いているのか、それとも「衝動的な女」=EMMAに向いているのか。個人的な考えとしてはこの曲の主人公がEMMAにピストルを向けられているのだと思う。理由は後述。

「もうこれ以上愛せないほど傷つけ合おう」
 この一文の主眼は「傷つけ合おう」に置かれている。「傷つけるほど愛し合おう」ではない。しかも一方的に傷つけるのではなく「傷つけ合おう」。「もうこれ以上愛せないほど」とあるから、この曲の主人公「俺」にとっては愛することと傷つけることには関連性があるものということになる。多分だけれど「俺」にとっては愛し合うことは傷つけ合うことと同義なのではないかと思う。あるいは愛情表現の更に上が「傷つける」という行為なのかもしれない。おそらくは心理的な傷ではなく、物理的な傷だろう。
 また、「もうこれ以上愛せないほど」や「サヨナラまで2cm」とあるのを見ると、「傷つけ合おう」は互いに命を奪い合うことなのかもしれないとも読み取れる。「傷つけ合うこと」「殺し合うこと」が「愛し合うこと」と同義の行為として描かれる作品はあるが、それをアイドルの楽曲で、しかもシングルでやろうというのだからNEWSはすごいな、と思うばかりだ。笑顔の似合う増田さん、バラエティ番組で人を笑わせる手越さん、キャスターとして真面目な表情を見せる小山さん、小説家という知的なイメージをもった加藤さん、という「ワイルド」「男くささ」とは違ったイメージを持つ4人だからこそこの表現が活きるのだろう。

「最後に唄ってくれよ」
 やってくれよ、とルビを振る。「やる」という動詞は場合に応じて意味が変わるが、ここでもいろいろな解釈ができるだろう。
 「唄ってくれよ」という漢字を使っていることから何かしらを「うたう」のだろう。私の個人的な解釈では、ララバイ的なものをイメージしているのかなと思った。ここまでの流れで銃口を向けて「サヨナラまで2cm」=死というものを連想させていて、なおかつ「AM0:00」「赤い夜明けがやってくる前に」「夜よ 酔わせてくれ」という単語から推測するに時間帯は今「夜」。となると、死=眠りという結びつきが想起される。そこに「唄ってくれよ」といったらララバイ=子守唄だろう、という流れ。EMMAに「唄ってくれよ」と言っているのだから銃口は主人公に向けられている。安らかに永遠の眠りに就けるように唄ってくれよ、という感じなのかなぁと思った。そんなふうに解釈させるような物語性のある言葉を「最後に唄ってくれよ」に込めるところにプロの作詞家の本気を感じた。

「赤い夜明けがやってくる前に」
 この「赤い夜明け」が何を意味しているのかも多様な解釈ができるものだと思う。私は「赤」は血、おそらくはこの曲の主人公。1番2番のサビに出てきた「夜明けまでの道連れ」は、ただのワンナイトラブではなくて主人公の命のリミットを示していたように思える。「夜明けまでの道連れ」なのだから、「夜明け」がやってきたらもうお別れ=死、というわけだ。
 
 ざっくりと歌詞から受ける印象を書きだしてみた。全編に渡って愛と性と死のにおいが漂っているこの曲をシングルにもってくるNEWSは最高に恰好いい。

 

・MVと衣装

 基本的にモノクロで、少し赤が見えやすいような感じになっている。加藤さん出演ドラマのオープニングテーマということもあって、加藤さんの纏う赤い衣装が目立つ。
 バイクやオープンカー、ビリヤードなどのなんとなく男くさいアイテム(加藤さんが「男の子が好きそう」と表現しそうなものたち)が並んでいるところが素敵。
 あまり現実味のあるセットではなく、どことなくファンタジーな世界観。ゲームやアニメでならありえそうな場所だ。そこにNEWSが馴染むのは、彼らが持つファンタジー性と増田さんによる衣装があるからに他ならない。衣装については細かな知識がないのでよくわからないけれど、なんかすごいことはわかる。また、増田さんが言う「バラバラに見えても4人で並ぶと統一感がある」というのが、NEWSの個性の強さとグループとしての強さを表しているかのようだ。
 MVは特に小山さんと増田さんが見所。NEWSの三十代コンビの色気が凄まじい。増田さんは前髪を伸ばしたことにより、男らしさ・大人っぽさがぐっとアップしている。小山さんはソロ曲でセクシー路線の曲を多くやっていることもあってこういった路線の曲に慣れているのか、仕草がいちいちずるい。どこでどうすれば自分が魅力的に見えるのかをわかっている。是非とも色気垂れ流し状態の二人に注目して見てほしい。


・露骨なほどのセクシーさ

 露出の多い衣装、イントロから腰を振る振付。この露骨なほどのセクシーさが「EMMA」には似合う。というか、これじゃなきゃダメ、くらいに思っている。
 「EMMA」の歌詞は割と重厚にできている。先程の項目でも挙げたが、「愛と性と死」がゴリゴリに詰まっている。このテーマをそのまま提示して大衆にウケるかといったら、そうではないだろう。単純にいって売れない可能性がある。
 だからそこに「ポップ」という皮を被せる。そして更に視覚的なキャッチーさとして露骨なほどセクシーな衣装や振付を加える。そうすることで、歌詞のもつ重厚なテーマが一気に軽くなったように見せかけているのだ。そうして多くの人に受け入れられる曲に仕上げている。
 この露骨なセクシーさに驚く声も多かったように見受けられた。しかし、これを真面目にやるからこそ「EMMA」は恰好いい。たとえば、こういうインパクトのある楽曲は演者に少しでも自分たちのやっていることを馬鹿にする要素があったらそれで台無しになってしまう。だがNEWSにはそれがない。だからこそ「EMMA」は控えめに言っても最高な曲なのだ。

 

Snow Dance

 初回AB通常すべてに収録。
 オケのつくりがきらきらしている。イントロのギターからもうきらきらしていて、夜のうちに降った真っ白な雪が朝日に照らされて輝いているようなイメージが思い浮かぶ。輝きだけでなく、サビに入ると突き抜けるような疾走感もある。どことなく「シリウス」と似た雰囲気が漂っている曲。

 

・歌割

 なぜシングル表題曲ではないのかと悔むとともにシングルではやれなかった歌割なのだろう、とも思う。
 小山さんの深みのある声から始まり、加藤さんの少年性のある声に「現在」を歌われることの切なさ。手越さんの突き抜けるような歌声。手越さんの歌声はやはり縦に広がる声で、楽器でいうならトランペットに似ている。そして増田さんの柔らかくて広がりのある声。手越さんの縦方向とは対照的で、二人の歌声が交互に聴こえるのが心地よい。そして終盤で4人の声が合わさるところがまたいい。
 こんなにも適材適所って言葉がぴったりな歌割があるかよと思うくらいにぴったりで、4人の歌声の良さを引き出す作りになっている。増田さんが「全員がサビを歌わなくてもよいのでは」と提案したことがこの歌割のきっかけになっている。ありがとう増田さん。またこういう曲が欲しいです。

 

・小山さんの甘さと優しさ

 小山さんの歌声は甘くて優しい。あまり角がないというか、角のない四角、という感じの声。低めの声だと少し角が見えてくるけれど、高くなればなるほど角がなくなって甘さと優しさが増す。おそらくキャスターの聴き取りやすい発音が小山さんの歌声から角を取っているということもあるのだろう。
 そんな小山さんの甘くて優しい歌声で「泣きそうに降る粉雪」と始まる。穏やかに始まり、だんだんと盛り上がっていくこの曲の出だしにぴったりだ。Aメロは言葉数が多いけれど、小山さんの滑舌なら聴き取りづらいということはない。ひとつひとつの単語がしっかりと聴こえる。個人的には「夢だけ残して」の「て」の発音が優しくて切なくて好き。

 

・加藤さんの少年性

 何度でも言うぞ!加藤さんの声の少年性が最高だって!
 「もう何もいらない 二人の現在(ばしょ)があるなら 未来などいらない」と加藤さんが歌うのが最高だって何回でも言う。加藤さんの歌声には少年のような切なさがある。そんな声で「未来などいらない」と、刹那に生きることを歌っている。でも、少年はいつまでも少年ではいられない。たとえ未来などいらなくたって、未来はやってきてしまう。だからこそ「未来などいらない」と歌う。「掌の輝き」というささやかで刹那的なものを望む。こんな最高がある?こちらこそもう何もいらない!最高!
 と思っていたら2番では「時のないベンチで 肩寄せあえた日々が 僕らの永遠」と歌う。「未来などいらない」と歌うわけだ、だって「僕らの永遠」があったんだから。きっと「時のないベンチ」には確かな永遠があった。今はもうなくとも、間違いなくあったのだ。その永遠に閉じ込められてしまいたいという幼稚さを感じるような願いを少年性のある歌声で加藤さんが歌う。このパートを加藤さんにしようと思った人誰?何かしらの賞をあげたい。

 

・手越さんの高音

 突き抜けるような手越さんの高音。AメロBメロが比較的穏やかだっただけに、突然視界が開けるような感じがする。ぱーんと飛び出るトランペットのような声は、NEWSの歌の要であることを象徴するかのようにサビで高らかに響き渡る。
 手越さんのような歌声をもつ人がグループにいることは大きい。その良さを最大限に活かした歌割とメロディで、そのあとにくる増田さんパートとの掛け合いがとても美しい。

 

・増田さんの軽やかさ

 手越さんとの掛け合いになる増田さんのパートの大半は「Let's do the snow dance」。増田さんの歌声は軽やかで弾むような感じがするので、「snow dance」というフレーズとぴったりハマる。「君と」「今は」「今日は」「せめて」という切ない歌詞も、増田さんの軽やかな歌声なら重くなりすぎない。そのおかげで、手越さんの声の切実さが更に響く。
 手越さんの声が高らかに伸び、増田さんの声が軽やかに弾む。この対比が美しい。さすがテゴマス。

 

・THE冬の歌

 この曲がゲレンデで流れていない意味がわからないくらいゲレンデに似合う曲。今すぐゲレンデでかけて!じゃないと私スキーにもスノボにも行けない!行く予定ないけど!
 イントロのギターも、ギターと同じメロディを奏でるキーボード(多分)も、打ち込みのリズムの音も、全体的にきらきらしている。このきらきら感が冬っぽい。冬のJ-POPの王道という感じがする。
 冬っぽくはあるけれど、是非ともコンサートで聴きたい。コンサートが春~初夏であることなんて無視して冬メドレーしよう。生で4人の歌声の良さがこれでもかと活かされたこの曲を聴きたい。というか沢山の人に聴いてほしい。

 

 

さくらガール -Represent NEWS Mix-

 初回盤Bに収録。2010年リリースのシングル「さくらガール」を再録したもの。大幅なリミックスは行わず(もしかしたら多少の音質改善はしているかも)、以前と同じオケを使用している。

 

・大人になること

 一通り聴いて、まずは寂しさを感じた。それは2人の声がないということもそうだし、4人の声が大人になっていることへの寂しさでもあった。
 特に小山さんのパート「言葉にならない キミの『さよなら』に まだ受け入れられないことばかり」の変化が大きい。「さくらガール」発売当時(2010年3月31日)は、まだ小山さんはキャスターではない。同年4月からキャスターとなる。キャスターの滑舌を会得する前の小山さんが歌うこのパートはどこか言葉が逃げてしまっているような感じがする。それが「まだ受け入れられないことばかり」という歌詞と合っている感じがした。一方、今の小山さんは歌声に深みがあるうえに滑舌がよくなっているので言葉がはっきりと聞こえる。「まだ受け入れられないことばかり」という言葉の重みがしっかりと伝わってくる歌い方になっている。
 手越さんの「散りゆくから綺麗なんだってさ そんなこと知らない僕に何が出来たっていうのさ」も、大人になった今の歌声だと印象が違う。かつてのどこかぶっきらぼうで心底「そんなこと知らない僕に何が出来たっていうのさ」と思っていそうな歌い方も、「そんなこと知らない僕」の後悔のにじむ今の歌い方も、どちらもいい。
 増田さんの歌う大サビも、声の広がり方が違う。今の増田さんの声は力強さと深みがある。
 今からおよそ7年前の6人が歌っていた「さくらガール」は、若さゆえの切なさがあった。今歌う「さくらガール」は、どうしようもないことをくよくよ想うようなやるせなさや弱さが、いささか減った気がする。やるせなさというよりは、過去を振り返っているような感じがした。「さくらのような 君でした」という最初のフレーズが、かつてはまださほど日が過ぎていない過去のように思えたけれど、今は振り返らないと見えないほど遠い過去のように思える。たぶんそれが「大人になる」ということなのだろう。
 それに、今の自分の年齢も、かつてのさくらガールを歌った頃のメンバーを追い越してしまった。初めて聴いたときは彼らより年下だったのに。聴き手としての私も大人になったから聴こえ方が変わった、ということもあるのかもしれない。
 否が応でも人は変わる。主観の世界で生きているから、私が変われば私の目に映るものも変わる。私も変わるしNEWSも変わる。変わらないものなどない。NEWSを見ていると、そんなことを思う。

 

 

I・ZA・NA・I・ZU・KI -Represent NEWS Mix-

 初回盤Bに収録。2005年4月リリースのファーストアルバム『touch』に収録されている曲を再録したもの。こちらも以前と同じオケを使用している。

 

・「Represent」の意味

 単純に、ようやく加藤さんの「くちづけを」が音源として聴けるようになった喜びが大きかった。2012年のコンサート「美しい恋にするよ」でみんな待ってたんでしょとでも言わんばかりにドヤドヤした表情で歌う加藤さんが思い浮かぶ。
 また、手越さんの「悲しくも 美しく こんなにも 惹かれあうなら」のところが、歌い方にだいぶ変化がある。広がりのある声になっているし、声に感情が乗るようになったような感じもする。10年以上前の曲なのだから変化があって当然なのだが、改めて音源で聴くと新鮮に思える。
 サブタイトルにつけられている「Represent」とは、「再演」などという意味。リミックスするのではなくそのままの音源で歌うことに何か意味が合ったのだろう、と勝手に思う。私はそれを推測するしかないし、正解はわからないけれど、自分の中で腑に落ちる答えは出ている。
 「再演」するからには、全く同じでは意味がないし、パワーダウンしてしまっては「再演」は失敗に終わってしまう。何かしらのパワーアップを図らねばならない。そう考えたとき、彼らはリミックスするという手段に頼らず、自分たちの歌声で楽曲をパワーアップすることにしたのかもしれない。歌声を武器とするNEWSらしい選択だな、と思った。

 

 

スノードロップ

 通常盤のみ収録。柔らかな冬バラード。「恋を知らない君へ」がNEWSの夏バラードだとしたら、その対になる位置にこの「スノードロップ」を配置したい。NEWSの優しい歌声が活きる曲。

 

・切ない冬のラブソング

 「Snow Dance」は若さ(あるいは幼さ)が感じられる歌詞だったが、「スノードロップ」はゆったりとしたテンポに合った大人な冬のラブソングという感じがする。どちらも別れを歌うラブソングでありながら、方向性が違う。
 サビの歌詞に出てくる「沫雪」とは「あわのように消えやすい雪」という意味。そして最後のサビでは「雪どけ」のときが来てしまい、沫雪に残していた足跡も消えてしまう。なんとなく「恋を知らない君へ」の「あぁ あなただけは消えないで」と重なる。夏でも冬でも切ないNEWS。

 

・とにかく大サビ

 この曲の一番の盛り上がりは小山さんの大サビだろう。というかこのパートのためにこの曲があるのでは?と思うくらい、小山さんの歌声の良さが活きている。小山さんにしようと思った人誰ですか?今すぐカタログギフトを贈らせてください。できるだけ高いやつにするし、体験型のやつがよかったらそれにします。とにかく感謝を金で示したい。
 小山さんは高めのパートを歌うと喉が閉まったような歌声になる。というか普通自分の出せる音域の限界に近づけば喉が閉まる。そして大抵、その声は聞き苦しい。自分が合唱部だったときは喉の閉まった声の聞き苦しさにひどくショックを受けたのを覚えている。だが小山さんはそうならない。明らかに力が入りすぎている感じがするのに、聞き苦しさがない。苦しそうな歌声には聴こえるけれど、甘さと切なさがほどよく感じられるので聞き苦しいとは思わない。
 加藤さんが折にふれては「小山は苦しいとき/弱っているときが良い」と発言しているが、確かに小山さんの苦しそうな歌声は魅力的だ。苦しそうだけれど、苦しそうに歌うべき箇所にあてられているともう最高。「スノードロップ」の大サビは苦しそうに歌う小山さんだからこそこの良さが出る。
 これは他の3人にはおそらくできない歌い方で*2、小山さんの歌声の持ち味といえよう。コンサートなどで披露することがあれば是非とも生で聴いてみたい。

 

 そんな最高な5曲が詰まったシングル「EMMA」、絶賛発売中です!!!

 

 

 

 

 

 

 

*1:持論だけどサビで同じ言葉を繰り返す曲ってだいたい名曲

*2:そもそもNEWSの楽曲の音域的に限界に近付いてしまうのが小山さんしかいないという意味でもできない