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来世はペンギンになりたい

好きなものを好きと言うために生きてる

#読書週間だからRTといいねの数だけ好きな本を紹介しよう 

 ※タグをよく見たら「好きな本」って書いてあったけど絞れないからオススメの本を紹介するよ!

 

 140字でオススメの本を紹介するのが難しすぎたのでブログにまとめました。あまりレビューを書くのが上手くないのですがどれも面白い本ばかりなので興味があったら是非手に取ってみてください!
 反応して下さった方にはきっとジャニオタが多いと思うので、ジャニオタにオススメするというコンセプトで選んだり、特に関係なく普通に選んだりしています。適当にわかりやすいジャンル分けをしてみたけど、あっちこっちにミステリとSFが散らばっています。全17冊。

 

THEエンタメ本

1.重力ピエロ/伊坂幸太郎(新潮社)

 もう今更オススメする必要なんてないけどまだ読んでないなら読んでみてよ、という気持ちで挙げておく。ABC-Zの戸塚さんが雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していたエッセイのタイトルもこの作品に由来している。
 伊坂さんの作品には好きなものが多いが、その中でも特に好きな一冊。スタイリッシュでオシャレで、それでいて人情味が溢れている、そのバランスがたまらなくいい。

<こんな人にオススメ>
 ・まだ『重力ピエロ』を読んでいない人

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 

 

2.スクールアタック・シンドローム舞城王太郎(新調文庫)

 この本をオススメするのか?と言われたらオススメしたい気持ちはやまやまだけれど読む人を選びそうな気がとてもするからまず本屋で手に取ったらちょっと読んでみていけそうだったら読んでみたらいいと思う。
 舞城作品を一言で表現しようとしたら「42.195kmを全速力で走りきった感じ」とでもいうのか、読み終わった後なんだかすごく疲れるけどちょっとハイにもなっているような感じがする。この本は短編集なので42.195kmよりは走る距離が短く感じられるけれど、そのぶん中身が濃く感じられるかもしれない。
 私が好きなのは表題作の「スクールアタック・シンドローム」。父と息子の話で、感動する要素は多分ないしどこで泣くんだよと言われたこともあるけれどなぜかいつもちょっと泣いてしまう。併録の「ソマリア、サッチ・ア・スイートハート」は書かれている言葉は読めるし言葉の意味もわかるのに物語の意味がよくわからなくて読んでいてとても疲れるのでオススメ。
 ちなみに オススメの1冊を持って来いと言われて10冊持ってきてしかもそのうちの1冊に同じく舞城王太郎さんの作品である『煙か土か食い物』を入れる加藤さんのこと物凄く推せる推したい推すしかないんだよ。42.195kmを全力疾走した読後感を味わいたい人はこちらを是非。
 あと言い忘れたけど舞城作品を読むと思考にしろ文章を書くにしろ文体が引きずられて舞城劣化コピーと化すから気を付けたほうがいい。今の私、引きずられてる。 
 
<こんな人にオススメ>
 ・激しい小説が好きな人
 ・読書によるハイ状態を味わいたい人

スクールアタック・シンドローム(新潮文庫)

スクールアタック・シンドローム(新潮文庫)

 

 

恋する本

3.ひとめあなたに…新井素子(東京創元社)

 ラノベの元祖と言われる新井素子さんの作品。
 一週間後に世界が終わる世界で、突然別れを告げられてしまった恋人に会いに行く女の子の話。このあらすじだとベタな純愛小説のように見えるが、主人公が途中で出会う女性たちが狂気じみている。しかし世界が終わるということはきっとそういうことで、わかりやすく狂うだけではなくて、正気を保っている人も実はどこか狂っているのかもしれない。だから、誰のことも嫌いになれないというか、非難できないというか、どこか「わかる」と思ってしまう部分がある。
 「もしも明日世界が終わるなら」と考えたことがある人には読んでほしい一作。
 
<こんな人にオススメ>
 ・世界が終わる話が好きな人
 ・好きな人がいる人

 

ひとめあなたに… (創元SF文庫)

ひとめあなたに… (創元SF文庫)

 

 

4.きみはポラリス三浦しをん(新潮社)

 いろいろな恋や愛あるいはそれらとよく似た「他者に強く惹かれる気持ち」が描かれた短編集。本を読んだところでやはり恋愛的なものへの理解が深まるわけではないけれど、この作品に描かれる「他者に強く惹かれる気持ち」が恋愛とよく似ている(あるいは重なる)ものだとすると、なんだかちょっとわかる気がしてくる。
 私が気に入っているのは「骨片」「春太の毎日」。「骨片」は想いを寄せていた先生の葬儀のときにこっそり骨を持ち帰ってきたという話。人によってはちょっと気持ち悪いと感じることもあるのかもしれないが、相手のことを物理的に手に入れたい・手元においておきたいみたいな感情はわからんでもない。他の話も一筋縄ではいかない恋が描かれている。幸せだったり、幸せではなかったりする人たちが自分の気持ちに翻弄されている様子は、とても人間味があって愛おしい。
 
<こんな人にオススメ>
 ・恋愛ってなんだろう?と考えている人

きみはポラリス (新潮文庫)

きみはポラリス (新潮文庫)

 

 

動物の本

5.旅猫リポート/有川浩(文藝春秋)

 猫の視点から語られる、猫と飼い主の物語。猫が好きな人、あるいはペットを飼っている人には特にぐっときてしまう内容なのでタオルを用意して読むことをオススメする。
 飼い主のサトルは猫のナナを手放さなくてはならなくなり、ナナを安心して託せる先を探してあちこちを巡っている。昔馴染みを回りながら、出会った人や動物たちの心の扉を優しく開きながら、サトルの秘密がだんだんと明らかになっていく……。
 ミステリではないけれど、先が気になってしまってついつい一気に読んでしまう。猫の視点ということもあり、そこまで言葉も難しくなくて読みやすい。
 どうしようもなく心が荒んで、気持ちよく優しい気持ちで泣きたいときにも読みたくなる本。
 
<こんな人にオススメ>
 ・猫が好きな人(小山さん読まないかな……)
 ・「猫の視点から語られる物語」にピンと来た人

旅猫リポート

旅猫リポート

 

 

6.向こう側の遊園/初野晴(講談社文庫)

 佐藤勝利くん主演で映画化される「ハルチカ」の原作者、初野晴さんの作品。動物を埋葬する霊園とその墓守の青年を軸とした、4本の連作ミステリ。
 「ハルチカ」シリーズもハルタやチカの描写は基本的に明るいけれど、話の要所要所に重い部分がある*1。その重い部分にスポットライトを当てたというか、重い部分を懐中電灯の光でそっと照らし出すような物語。現実なのか幻想なのか、境目がわからなくなるようなダークファンタジー。
 読んでいると、この世とあの世の真ん中とでもいうような美しい光景が思い浮かぶ。生きることと死ぬこと、人と動物のあいだに芽生える絆。切なくて悲しい描写もあるので読む人を選ぶかもしれないけれど、そういう本を求めているときにはぴったりの一冊。
 ちなみに文庫化される前のタイトルは『カマラとアマラの丘』。
 
<こんな人にオススメ>
 ・暗くて重いけれど美しい物語が好きな人
 ・ペットを飼っていたことがある人

向こう側の遊園 (講談社文庫)

向こう側の遊園 (講談社文庫)

 

 

SFの本

7.誰に見しょとて/菅 浩江(早川書房)

 「美容」を軸に展開する連作短編集。最近はTLでコスメの話題を見ることも多くなったので、どこか毒々しく痛々しくしかし美しく「美容」を描くSF小説を挙げてみた。
 世界観の設定は近未来。さまざまな技術が発達して、高度な美容サービスが出回っている世界。美しくありたいと思うことや、なにかを身にまとうこと、「美容」というキーワードの表層で終わるのではなくその奥に潜む人間の欲求を描いている。作中には「素肌改善プログラム」なるもので別人のように美しい肌に生まれ変わる人々が出てきたりして、肌についてものすごく悩んでいる私はなんだか怖くなってびくびくしながら読んだ。
 全体としては少し長めの印象だが、連作短編集なので一作一作はそんなに長くない。ちょっと美容や医療関係の用語が多いのでSFになじみがないと文章が硬めに思えるけれど、さらっと読んでもそんなに問題はないと思う。雰囲気さえわかれば大丈夫。
 以前askにも「化粧をすること」についての質問が来たりしていたしTLでも話題になりがちなので、興味があったら是非。
 
<こんな人にオススメ>
 ・美容や「なぜ化粧をするのか」ということに興味がある人

誰に見しょとて (Jコレクション)

誰に見しょとて (Jコレクション)

 

 

8.マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮
 V6岡田さん主演映画「天地明察」の原作者、冲方丁さんの人気SFシリーズの一冊目。一度死に、強大な科学の力を身につけて生き返った少女・バロットが、もう一度生きるために変身できるし人語もわかるネズミ・ウフコックと共に、自分を殺した男とウフコックの相棒だった男に立ち向かう話。
 この小説には「有用性」という言葉が出てくる。存在するためには有用性を証明しなければならない。たぶん、それは物語に限った話ではない。社会の中ではいつも有用性を、存在が許される理由を問われ続けている。自分には何ができるのか、と自問自答し続ける。
 自意識の肥大した大学生だった頃にこの本を読んで、己の有用性について考えた。未だに有用性を証明したいと思っているし、そのための活動のひとつがブログを書くことなのかもしれない。そんなふうにいろいろと考えたくなる作品。
 三部作になっているので是非とも最後まで読んでほしい。最終巻のカジノ対決は読んでてわけがわからなくなるけどすごいということだけはわかる。
 
<こんな人にオススメ>
 ・自分の有用性について悩んでいる人

 

ミステリの本

9.人魚は空に還る/三木笙子(東京創元社)

 一時期創元フロンティアから出ている本を読み漁っていたときに出会った本。明治時代を舞台にしたシリーズ第一作で、天才絵師と記者のバディもの。もうこれだけ聞いて読みたいと思う人にとってはたぶんアタリだから是非手に取ってほしい。天才絵師と記者という紹介だけ聞くと絵師が探偵で記者が助手だろうと思ってしまいそうだけれど実は逆。明治が舞台だとか探偵と助手のバディものだとか、ありがちなようだけれど新鮮さがある。
 そんなに大きな事件は起きないのでゴリゴリのミステリというわけではないけれど、短編ということもあるし軽めのミステリとしてはすんなり読めるし人物のやりとりがとても良いので飽きずに読める。シリーズものなので気に入ったら是非続きも。
 ちなみに今検索してみたらKindle unlimitedで読めるらしい。

<こんな人にオススメ>
 ・「明治」「帝都」という言葉に弱い人
 ・あたたかなミステリが読みたい人

人魚は空に還る (創元推理文庫)

人魚は空に還る (創元推理文庫)

 

 

10.パラダイス・クローズド/汀こるもの(講談社)

 合う合わないが大きく分かれそうだけれど私はとても好きなので挙げておく。THANATOSシリーズ第一作。メフィスト賞受賞作。THEメフィスト賞って感じ(伝わる人にはきっと伝わると思う)。
 死神と探偵の美しい双子が事件に巻き込まれる物語。シリーズ一作目である本作は双子のキャラの濃さと文体にひたすら翻弄される。これでもかというほど本格ミステリのお作法をボッコボコに壊していくので、そういったものを知っている人ほど楽しめる(あるいは逆に楽しめない)作品だと思う。私はとても好き。
 やたらアニメや漫画や映画からの引用をべらべらと喋っているところが多いのだけれど、元ネタがわかると面白いし、わからないとなんだか気になってうっかり検索してしまう。さほど重要ではないけれど物語に沿ったかたちで出てくるので、意味がわかったほうが面白い。でも別に調べるほどでもないことの方が多い。
 こちらもシリーズものなので、気に入ったら是非次作も手に取って欲しい。
 
<こんな人にオススメ>
 ・ミステリが好きでよく読んでいる人
 ・メタ要素や魚が好きな人(加藤さん読まないかな)

 

小山さんが好きそうな本

 ラジオにて小山さんが読んだと言っていた本を読んでみて「こういう系統が好きなのかも?」という勝手な予想によるオススメ本。
 
11.太陽の坐る場所/辻村深月(文藝春秋)

 湊かなえさんの『少女』や秋吉理香子さんの『聖母』、村田沙耶香さんの『消滅世界』などを読んでいるところを見ると、イヤミスと呼ばれるような作品や人間の(特に女性の)どろどろとした感情みたいなのが描かれているもの、かつ叙述トリックのミステリがお好きなのかな、と。これらの条件から「多分好きなのでは……?」と思い出したのがこの作品。
 人気女優の「キョウコ」をめぐる物語。同級生たちはキョウコをクラス会に呼ぼうとする、というのが大体のあらすじだが、そこに色々な人々の思いが交錯している。人間のどこか暗い部分、だけど自分にはないと言い切れないような部分、そういう怖さを描いている。大々的に事件が起こるというわけではないが、結末にはきっと驚くはず。
 ちなみに女性のどろどろした感情がもっと前面に押し出されている『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』もオススメしたい。辻村深月さんといったら一番にオススメしたいのは青春の切なさが詰まった『スロウハイツの神様』だけれど、こういうどろどろした話もすごく読みごたえがある。

<こんな人にオススメ>
 ・人間の心のどろっとした部分を読みたい人

太陽の坐る場所 (文春文庫)

太陽の坐る場所 (文春文庫)

 

 

12.この闇と光/服部まゆみ(KADOKAWA)

 人間関係のどろどろというより叙述トリック的な意味でオススメ。叙述トリックって多くを語れば語るほどネタバレになってしまうから何も言えないんだけれど、とにかく騙されるし何が起こっているのかわからなくなる楽しさが味わえる一冊。読み終わってもまだ自分がどこまで騙されているのか考えたくなる。読み終わったら是非ともネタバレ考察を検索して「ここにもヒントが!」「ここもか!」と答え合わせを楽しんでほしい。
 盲目のレイア姫はかつて王であった父と侍女と暮らしている。そんなゴシックで美しい世界から物語は始まる……んだけどもうこれ以上ネタバレしたくないから読んでとしか言えない。
 ちなみに同じく叙述トリックとして伊坂幸太郎さんのアヒルと鴨のコインロッカー(東京創元社)もオススメしたかったけど読んでいる人が多そうだったので今回は『この闇と光』にした。

<こんな人にオススメ>
 ・騙されたい人
 ・ゴシックで耽美な世界を味わいたい人

この闇と光 (角川文庫)

この闇と光 (角川文庫)

 

 

ファンタジーの本

13.ぶらんこ乗り/いしいしんじ(新潮文庫)

 一時期この本がポルノファンのバイブルみたいな感じだったことがあった。新藤さんが紹介していたこともあったし、「グラフィティ」という楽曲の歌詞はこの小説にインスパイアされて生まれたものだ。
 異世界的なファンタジーというわけではなく、(おそらく)現代日本的な世界。しかしそれがあまり感じられないのは物語がたくさんの「ふしぎ」に満ちているからだろう。とはいえ難しい話ではなくて、童話のように読める。というか童話だと思う。さほど長い話ではないし、気構えなくても読める本なので、秋冬の夜にオススメ。
 主人公と、物語を作る天才である弟の物語。描かれている物語は可愛かったり、笑えたりするのに、弟の抱える孤独の深さは読んでいてとてもつらくなる。でも、彼には彼のことを想ってくれる主人公がいる。上手く交差しない二人の気持ちが、散りばめられたたくさんの童話に彩られている。上手に生きられない人が読んだらきっと救われる部分があるのではないかと思う。
 文庫版は表紙の刺繍が可愛らしいので、是非手元に置いておきたい一冊。

<こんな人にオススメ>
 ・ポルノグラフィティの「グラヴィティ」が好きな人
 ・優しい気持ちになりたい人

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

 

 

 14.バルタザールの遍歴/佐藤亜紀(文藝春秋)

 バルタザールとメルヒオール、ひとつの体を共有する、ヨーロッパの没落貴族の双子の物語。二重人格ではなく双子。最初は慣れないけれど読んでいるとだんだんわかってくる。
 物語の舞台がちょっと昔のヨーロッパのあたりで、その時代のヨーロッパ史が頭に入っていると多分もっと楽しめるんだと思う。でもさほど知識がなくても楽しく読めないわけではない。「ひとつの体を共有する双子」という要素には舞台背景のことはわからなくても大丈夫。でもわからないよりはわかるに越したことはない。
 まるで当時の小説を翻訳したように文章が少し硬めではある。でもそれが物語の雰囲気をとてもよく醸し出している。それに翻訳めいていながらもこの文章の美しさは日本人が日本語で書くから実現できるものだとも思うから不思議。
 没落貴族の話だし、決して状況が好転するということはない物語なのに、語り口調が飄々としているのか、切なさや哀しさみたいなものはあまりない。
 ファンタジーというジャンルに分類したけれど、剣と魔法の世界ではなくてもっと広義の「現実にはありそうにない」という意味のファンタジー。
 
<こんな人にオススメ>
 ・ヨーロッパの没落貴族の話が好きな人
 ・美しい文章を読みたい人

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

 

 

高校生にオススメの本

15.スロウハイツの神様辻村深月(講談社)

 このあいだこの作品で記事ひとつ書いたくせにまだ書く。一作家一作品で選ぼうと思っていたのについつい選んでしまった。それくらいオススメしたい作品。
 チヨダ・コーキ的な存在がいる人には是非読んでほしい。その辺の話題は以前のブログを参照(/*過去ブログ記事*/)。
 『スロウハイツの神様』は、将来の夢だとか将来なりたいものがある人、あるいは将来の夢だとか将来なりたいものがあった人にも是非読んでほしい。一瞬でもそれらに向かって真面目に努力しようと思ったことがある人なら尚更。この本にはクリエイターの卵たちが登場する。彼らの足掻く姿を見て、目を背けたくなったり応援したくなったりするだろう。
 きっと高校生くらいのときはクリエイティブな仕事に憧れる人も多いだろうし、夢を追うべきかもう少し現実を見るべきか悩むこともあると思う。そういうときはこの本を読んでほしい。創作をすること・それで食べていくことの楽しさとつらさもまた描かれている。
 『スロウハイツの神様』だけでなく、辻村作品は青春の痛さやきらめきが溢れている初期作品が特にオススメ。

<こんな人にオススメ>
 ・チヨダ・コーキ的な存在がいる人
 ・クリエイティブな夢に憧れている/憧れていた人

 

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

 

 

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

 

 

16.夏休み/中村航(集英社)

 関ジャニ∞の大倉さん主演映画「100回泣くこと」、嵐の相葉さん主演映画「Miracle デビクロ君の恋と魔法」の原作者である中村航さんの初期作品。映画化された2作はどちらかといえばTHE恋愛ともいうべき恋愛小説だったが、この『夏休み』はちょっと違う。
 とある二組の若い夫婦が繰り広げる、落ち着きながらもドタバタする物語。読後感はとても爽やかだし、思わず微笑んでしまうような描写もあるし、文章も読みやすいのであまり読書に慣れていない人にもオススメ。
 初めて読んだときの私は高校生で、大人になることがそこそこ不安な時期だった。働かなきゃいけない。結婚するかもしれない。そんな未来を、私は上手く生きられるだろうか?そんなときに「大人も悪くないぜ」とこっそり耳打ちして教えてくれるようなこの物語に出会えたことを幸せに思う。
 私のようなひねくれ者も楽しめるし、恋や愛の類を求めて読んでもきっと楽しめる一冊。集英社からだけではなくて河出書房新社からも出ている(元々は河出だったと思う)。
 
<こんな人にオススメ>
 ・大人になることについて考えを巡らせている人
 ・昔スマブラが好きだった人

夏休み (集英社文庫)

夏休み (集英社文庫)

 

 

いいから読んで

17.ピンクとグレー/加藤シゲアキ(KADOKAWA)

 もはや理由とかいらないからとにかく読んでほしい。加藤シゲアキという素晴らしい小説家がこの世に生まれたことを、この『ピンクとグレー』を何度でも読み返して祝おう。

<こんな人にオススメ>
 ・生きとし生けるすべてのもの

ピンクとグレー (角川文庫)

ピンクとグレー (角川文庫)

 

 

 

 

 以上17冊、勝手に考えたジャンル別にオススメの本を挙げてみました。
 紹介が下手くそなので面白さが伝わったかどうかはわかりませんが、興味をもった作品があれば幸いです。私も本を読みたくなってきた!!!

 

*1:映画はオリジナル要素が強いらしいのでどうなるかわからないけど