NEWSの「夏」を知らない君へ

 新曲「恋を知らない君へ」が発売になりました。NEWSの「」を知らない君に、是非とも聴いて欲しいシングルです。というダイレクトマーケティング&NEWSの夏曲紹介記事です。紹介記事ということで、またもお題(お題「NEWSを知らない君へ」)を使わせていただきます。

 

シングル「恋を知らない君へ」

1.恋を知らない君へ

 日テレ系土曜9時のドラマ「時をかける少女」のエンディングテーマであり、切ない夏のラブバラードとなっている今作。使われている楽器の数が少なく、シンプルに歌声を聴かせる、歌声に焦点を当てた編曲。というか、歌声に自信がなければできない編曲だ。
 手越さんの歌い出しはドラマのエンディングにぴったりで、聴く人を曲の世界に連れこむような声をしている。先日第一話の放送を見たが、歌い出しの美しさがドラマの切なさと調和していた。今後の展開ではどんなふうにエンディングが流れるのか楽しみ。大サビの盛り上がりも手越さんの声が高らかに響いている。
 加藤さんの歌声は、夏の切なさを声にしたら加藤さんの声、という感じがする。何か大切なものを夏に置いてきてしまったような、そういった後悔の色をした声。「手を伸ばす意味を知らない」や「(友達のままで)よかったのに…」という歌詞がよく似合う。
 増田さんは優しくてあたたかみのある歌声。それでいて力強さもある。一音一音をそっと大切に歌っているのが伝わってくる。一方、通常盤・初回盤の先着購入特典である朗読では意地っ張りな男の子といった感じのする声で、そのギャップを是非聴いてみてほしい。
 小山さんの優しくて、でも少し苦しそうな歌い方は、この曲のもつ切なさとリンクしている感じがする。歌の主人公の切実な気持ちが一番表れている歌声かもしれない。特に小山さんが歌う二番の「夢のような時は途絶えた」の語尾の切なさが、個人的にはこの曲で一番ぐっとくるポイント。
 曲の歌詞はドラマの展開ともリンクしているそうなので、ドラマと併せて楽しみたい一曲となっている。

 また、MVも楽曲同様に美しい。監督は「ヒカリノシズク」と同じ三石直和監督。
 セットは海……と思いきや、服で表現された海。セットを変えることはなく、光で時間の経過を表している。水のないその海にはあたたかみと切なさがある。何より、異世界感が強い。まるでファンタジーの世界のよう。美しすぎて現実味の薄いビジュアルのNEWSにはぴったりだ。
 そんな不思議な服の海で、NEWSの4人はそれぞれ誰かを想っている。それぞれ違う設定を監督から与えられ、演じている。この設定というのが、少女漫画のように切なくて美しい。このテーマはメイキング(スペシャルBOXのみの特典)でしか明かされていないので、誰がどのような物語を背負っているのか是非とも見てみてほしい。MVは初回盤またはスペシャルBOXで観ることができる。
 また、途中に高校生の男女が出てくるのだが、この二人の撮り方もすごく美しい。まさに絵に描いたような、甘酸っぱい青春。あんまりにも美しすぎて普段ならちょっとお腹いっぱいになってしまいそうだけれど、この美しい世界観と合っていていつまでも見ていたくなる。
 7/17までは通常盤・初回盤の先着購入特典である歌詞の朗読ストリーミング配信を聴くことができる。歌声とはまた違う朗読の良さがあるし、歌詞とは違う結末になっているところにも注目。


2.Smile

 つらいことがあったとき、そっと寄り添ってくれるような一曲。
 一番の「繋がる同じ空の下 そばにいるよ 笑顔、見れるまで」という歌詞は、まさにNEWSのことを表しているように思える。「ヒカリノシズク」もそうだが、今のNEWSはつらい思いをしている人のそばにそっと寄り添うような歌を歌える、そんなグループなのだと実感する。
 二番の「無理して笑おうとするたび 虚しくなる心に気付いてた」を加藤さんが歌っているところに何度聴いてもはっとさせられる。加藤さんの切なさをもった声は、こういった歌詞を歌うと聴き手の胸にぐっと迫るものがある。ここの歌割考えた人にお中元を贈らせてほしい。


3.サマラバ(通常盤のみ収録)

 NEWSの夏といえばこのハッピーな曲調!というイメージ。「渚のお姉サマー」や「NYARO」と似た系統。なぜこの曲はブラのタイアップソングではないのか。
 でもいつもと少し雰囲気が違う。どうやらこの曲の主人公は意中の相手「キミ」とは付き合っていないようだし、「もう一度逢えたなら それだけでいい」「あの恋は言えず終わった」といった歌詞もある。ハッピーな曲調でありながら、どことなく切なさも漂っている。この切なさがあるので、「恋を知らない君へ」をはじめとした他の曲からも浮きすぎないのだろう。
 コンサートでやったら間違いなく盛り上がる一曲なので、来年披露してくれることに期待。


4.Distance(通常盤のみ収録)

 遠距離恋愛の曲。イントロのピアノからもういい曲であることがわかる。
 歌い出しは増田さん。優しくて柔らかい歌声と「幸せが降るように」と願う歌詞がとても合っている。そして同じ歌詞を最後に手越さんが歌うところがとてもテゴマス。
 「時間」「季節」といった言葉が歌詞の中に見られるが、この「時」を示す単語がなんとなく「時をかける少女」を思い出させる。この曲の君と僕は空間的な隔たりがある二人だが、「時をかける少女」は時間的な隔たりという違いはあるけれど、「君に逢いたくて 逢えなくて この距離も飛び越えて」という歌詞も「飛び越えて」という表現のせいか、なんとなく「時をかける少女」感があるように感じられる。全てが一致するわけではないけれど、ドラマを思いながら聴いてみたら新たな発見があるかもしれない。
 「生まれ変わっても」「100年先も」という壮大な言葉も、大きな愛を抱くNEWSには似合っている。
 大サビの手越さんの「行けたなら」の上ハモが最高に気持ちいいので是非とも聴いて欲しい。青い空を突き抜けるような声。この曲の盛り上がりはまさしくこの手越さんの声が担っている。どのサビ部分の上ハモもいいけれど、一番いいのはやっぱり大サビ。是非とも聴いてみて欲しい。
 
 
 何より、今年の夏に「恋を知らない君へ」というタイトルの曲を持ってくるのが素敵だなと思っている。2012年の夏、「チャンカパーナ」で「美しいにするよ」と約束した彼らが2016年の夏に「を知らない君へ」というタイトルの曲をリリースするのだ。今年の夏、NEWSの活躍を見て、未だNEWSを知らない人たちがこれから知っていくような夏になりますように。

 

 

NEWSの夏曲

 というわけで、これからNEWSの楽曲をもっと聴きたい方々へ、NEWSの夏曲を紹介しようと思います。


・NEWSって夏曲が多いの?

 まずは歌詞分析から。NEWSの全楽曲からソロ、アレンジ違いを省いた全144曲の歌詞を分析したもの。多少ブレはあるかもしれないけれどそこは素人の解析なのでご容赦ください。手法はこの記事と同じ(「ヒカリノシズク/Touch」のちょっとした歌詞分析など - 来世はペンギンになりたい)。

 

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 表1を見てわかるように、「」は74回でトップ14に位置している。どうやら「夏」多そうなことは、なんとなくわかるかと思う。なお、頻出単語トップ50には英単語は指定しないと入らない仕様だったので別表を作成した(「NEWS」は指定しているので頻出単語のほうに入っている)。表2を見てもらうと、「SUMMER」も45回登場している。思い立って「真夏」でも検索してみたら2回あった。「SUMMER」「夏」「真夏」で121回。多い。NEWS、めっちゃ夏。
 「夏」が歌詞に出てくるからといってすべてが夏曲ではないが(「秋の空」にも「夏が去っていく」という歌詞があるのでこの集計に含まれる)、多いことは確かだろう。
 ちなみに「春」は5回(「SPRING」は0回)、「秋」は7回(「AUTUMN」は0回)、「冬」「真冬」「WINTER」は合わせて11回(それぞれ1回、7回、3回)だった。複数の語から成り立つ単語は抽出できていないので漏れはあると思うが、「夏」「SUMMER」には及ばないことはわかる。NEWS、めっちゃ夏。
 
 「夏」「真夏」「SUMMER」のいずれかあるいは複数が含まれる曲は全部で16曲。今回の対象楽曲が144曲なので、約11%、10曲に1回以上「夏」が出てくることになる。計算には自信がないので間違っていたら是非教えてください。
 また、そのうち「SUMMER TIME」「チュムチュム」「恋を知らない君へ」の3曲がシングル、「NYARO」「渚のお姉サマー」の2曲がCMタイアップなので、よく耳にする曲に夏曲が多い。そのため、印象としても夏曲が多く感じられるのかもしれない。

 夏が歌のテーマとして取り上げられやすいのは音楽業界全体の風潮なのではないかとは思うが、それにしても夏をよく歌っているグループなのかもしれない。

 


 せっかくなので夏曲を主観と偏見で系統別に分けてみる。

・浮かれる夏

 「BEACH ANGEL」「NANDE×2 DAME」「SUMMER TIME」「渚のお姉サマー」「恋祭り」「チュムチュム」「NYARO」「サマラバ」

 NEWSの夏といえば浮かれちゃったり恋しちゃったりガンジスのほとりで君を見ちゃったりする夏!聴いているだけでなんだか暑くなってくるような、テンションが上がってしまう曲たち。コンサートでやっても盛り上がる曲が多い。夏が来た!という感じが歌詞からも曲調からもダイレクトに伝わる、THE夏曲。
 
 SUMMER・SUMMER 渚を SUMMER・SUMMER 歩こう(「渚のお姉サマー」)
 もう夏です!夏です!夏なんだ!(「恋祭り」)
 
 やたらと「夏」「SUMMER」を繰り返す。特にこの2曲は繰り返し率がとても高い。夏の歌であることを印象付けるためのものだろうか。上記の曲の中で「夏」「SUMMER」が一度しか出てこないのは「チュムチュム」だけだが、「チュムチュム」は別のインパクトが強い。
 あと夏になって浮かれているので歌詞がチャラいものが多い。「チュムチュム」に至っては「夏だからいいんだ」と歌っている。先日の音楽番組「THE MUSIC DAY 夏のはじまり」では「渚のお姉サマー」「NYARO」が歌われていたが、この2曲が選ばれたことでNEWS担以外にも「NEWSの夏=チャラい」というイメージがついたのではないだろうか。今回のシングル収録曲の中でも「サマラバ」を聞いたときに「NEWSの夏」を強く感じた。NEWSのチャラい夏、最高!

 

・切ない夏

 「エンドレス・サマー」「君がいた夏」「ささぶね」「恋を知らない君へ」

 NEWSの夏は浮かれるだけではない。夏はセンチメンタルになる季節でもある。別れを思わせるような、手放しで幸せとは言い難いような、そんな切ない夏。今回のシングル「恋を知らない君へ」はまさにそうだ。
 「君がいた夏」「ささぶね」「恋を知らない君へ」は夏の恋を描いた曲になっている。「エンドレス・サマー」は少し系統が異なり、少年だった頃の自分を回顧するタイプの名曲。
 これからまだまだ暑い季節が続くが、夏の終わりにはこれらの曲をしんみりと聴くのもいいだろう。 
 
・いろんな夏

 「TRAVeLiNG」「I・ZA・NA・I・DU・KI」「バタフライ」「秋の空」

 夏感が比較的薄く、分類しづらかった曲たち。
 「TRAVeLiNG」では「まだそちらは夏ですか?」と旅をしている相手のいるところが夏かどうかに思いを馳せている。とにかく夏が好きなNEWS。
 「I・ZA・NA・I・DU・KI」では「真夏の静寂」という歌詞が出てくる。激しいけれどどちらかといえばクールさを感じる楽曲なので、真夏だったとは気づかなかった。
 「バタフライ」は「君がいた夏」のアンサーソングとなっていて、「遠き夏の恋時雨」という歌詞が出てくる。きっと、「君がいた夏」を思い出しているのだろう。ちなみに「バタフライ」の歌詞には「春風」*1が3回出てくるので、どちらかといえば春の歌なのではないかと思う。でも夏を思い出してしまうNEWS。
 「秋の空」は「夏が去っていく」という歌詞に「夏」が入っている。遠くからやってくる秋の気配で夏が去ることを想うNEWS。
 結果的に、違う季節の曲でも夏に思いを馳せているNEWSだった。

 また、歌詞に「夏」はないものの、「Greedier」などの楽曲は夏の曲だろうと思われる。もっと歌詞のひとつひとつの要素を検証していけば、まだ夏曲は隠れていそうな気がする。

 


 とにかく、夏がNEWSの季節であることが少しでもおわかりいただけたかと思います。是非ともこの夏はNEWSの最新夏曲「恋を知らない君へ」を聴いてみてはどうでしょうか!

 

 

 

 

 

 


 

 

*1:「春」で検索したときにはひっかからなかった……