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来世はペンギンになりたい

好きなものを好きと言うために生きてる

今年も「君」でいられる幸せ ―QUARTETTOツアー感想―


 今年は去年ほど頭も心も死んでいたわけではない。去年彼らが生き返らせてくれた頭も心もまだちゃんと生きている。だからこそ、QUARTETTOは私の心にもちゃんと響くかな、と少し不安に思うところもあった。
 でも心配なんていらなかった。予想を上回る素晴らしさだった。というわけで今年も記録として残しておこうと思います。
 入った公演は広島(5/28)、東京(6/11、6/12)。レポではないので「この曲でこう思った」をだらだらと書いていきます。基本的には東京の思い出ですがたまに広島も織り交ぜます。
 
 

0. オープニング

 メインのセットは赤い幕に覆われている。まるで演奏会でも始まるかのよう。まさしく「QUARTETTO」という名前のついた“コンサート”にぴったり……と思いながらそわそわしつつNEWSコールをしていると、黒服のJrたちが幕の前に登場する。
 堂々と歩いてきて、幕の前に等間隔に並ぶ。重厚なリズムに合わせて踊るJr。そして、開演を知らせるブザーの音。Jrたちが脇へはけていく。幕が開く。

 

1. QUARTETTO

 黒白赤青といったような色の衣装。布が多い。
 「QUARTETTO」という名を冠したコンサートで初めて響く歌声は、4人が4人の声だけで奏でるハーモニー。なんてエモいんだ、とこの時点で既にちょっと泣いてる。加藤さんの「燃え尽きるまで」がぐっと胸に突き刺さる。
 この曲の振付は全体的にを表しているような感じがした。手の動きが音の波長のようで美しかった。全身を使う振付も多いように見えて、「全身(からだ)で刻む夢のビート」を可視化したらこうなるんだろうな、という動きに思えたし、身体の動きが大きいことで布の多い衣裳が最大限に活かされていた。歌詞とメロディと歌声と振付と衣装が全部マッチしていて最初からクライマックスとはこのことだと思った。
 それぞれが「QUARTETTO」と囁いていくところ、増田さんの「QUARTETTO」が凄まじかった。覇王色の覇気を纏っていた。

 
2. ANTHEM

 コンサートで完成する曲。沢山の人と歌ってこその曲。
 もともと「コンサート」よりは「ライブ」に行く人間なので、一緒に歌えるこういう曲が大好きで、きっと一緒に歌えるだろうとわくわくしていたからとても楽しかった。めちゃくちゃ腹式呼吸で声出してた。
 最後のサビ前、手越さんがソロで歌う「Bravo! we go」がすごく強くて、三回聴いたうちの三回ともボス戦直前の如く強い声で、これから戦いに行くぞという気合いが入りまくっていた。その強い声を聴きながら、NEWSが4人になったときに小山さんが手越さんを「前向き/強気な言葉で引っ張ってくれる」というような言葉で表現していたことを思い出した。手越さんのこの声は、間違いなくNEWSを引っ張っていく。この先もNEWSが突き進んでいくことを確信させる強さをもった声だった。

 

3. チャンカパーナ

 今回は早めに来たので「もう!?」という気持ちになった。まだコンサートが始まったばかりなのにとっておきの飛び道具使っちゃうの!?みたいな。きっとそれだけ自信のある曲が多い証拠なのかなとも思った。
 ライトや映像でネオンっぽいちょっとレトロな雰囲気を出していて、それが劇場を模った今回のセットによく似合っていた。「QUARTETTO」でも囁き、「チャンカパーナ」でもまた囁く。増田さんの「約束するよ、チャンカパーナ」が最高すぎて悲鳴を上げざるを得ない。

 

4. 希望~YELL~

 囁く曲と一緒に歌う曲を交互にやるブロックだったんだなぁとセトリを見て改めて思った。最初からカロリーの消費が凄まじい。「夢をめざす君に幸あれ」の振りは何度見ても美しい。二階席から見ていたときは、同じ動きをするペンライトの美しさを上から眺めることができたので、二階席も悪くないな!と思った。だってこの美しさ、NEWSは自分たちの目では絶対に見ることができないんだもんなぁ!あ~~~この美しさを見られる私は幸せだなぁ!!!

 

5.チュムチュム

 蛍光イエローの眩しい衣裳で手越さんの高らかなデート宣言からのエイヤーエイヤーエイヤーアーアーアー。小山さんの全力あざとい「チュム♡」。確かMVメイキングで「可愛さを封印して~」とかって話してたの小山さんじゃなかったか。全力で可愛くあざとくぶりっこする小山さん。
 セトリのどこにチュムチュムを入れてくるだろうと思ったら思いのほか早くて驚いた。でも「QUARTETTO」から「希望~YELL~」までを続けて歌って、少し挨拶があって、そこでぶち込む「チュムチュム」は思ったほど浮いていなかった。でもやっぱりインパクトは強かった。あのインド衣装ではない「チュムチュム」は新鮮で、初披露から一年経ったんだなぁと東京ドームで思っていた。

 
6.KAGUYA

 東京ドームでは「チュムチュム」のラストでNEWSが消えたと思ったら花道の中?を通ってバクステへ移動していた。衣装は蛍光イエローのままで傘を持って踊る。
 メインモニタに映し出される映像は、一瞬MVかと思ったが撮り下ろしだった。MV風に和服を着た美しいNEWS、でもモニタより近いバクステには踊るNEWS、そして素晴らしい照明。目が足りない。オーラスは全くモニタを見ていなかったので映像化の際には特典として収録していただきたい……。

 

7.太陽のナミダ

 バクステからトロッコで移動する。東京ドームで使われたトロッコがなんかすごくハイテクなやつで、横に動くし上下にも動くし側面には文字が映し出せるし光るし人力じゃなくて自動で動くし、なんかとにかくハイテクなトロッコ。ハイテクトロッコ。
 「太陽のナミダ」から「チェリッシュ」まではトロッコ移動曲なのだが、そのあいだ小山さんはずっとトロッコの手すりの部分から離れない。他の三人が少し端の方まで寄ったりしていても、小山さんは手すりをぎゅっと掴んで離さない。離しても脚がくっついてる。その位置から絶対動かない。あんまりにも可愛くて小山さんをずっと見ていたのでそれ以外の記憶があまりない……

 
8.HAPPY BIRTHDAY

 トロッコ移動でファンサする曲のときはこうやって会場全体で振りだったり歌ったりができる曲が楽しい。増田さんはときどきカメラに向かってのアピールもしてくれるので、トロッコの近くではない席も置いてきぼりにしない配慮をしてくれてありがたい。増田さんのそういうところ、本当に大好き。

 

9.チェリッシュ

 画面に映っている映像がすごく可愛い。柔らかな色合いの四角やら線やらが浮かんでいる映像で、イメージ的には「Touch」のMVに近い。「チェリッシュ」と「Touch」は曲の雰囲気が似ているから意図的に寄せたのかもしれない。サビ前でメインモニタの真ん中に可愛いハートが現れるのが本当に可愛い。
 最後に手越さんが「俺が先生ね、ついてこれる?」と最後のペンラくるくるするあたりを先導。「よくできました」と可愛い笑顔つき。甘い……甘すぎる……

 

10.星の王子さま

 詳しいことは別記事(ストーリー・テラーの見た夢 ―「星の王子さま」演出考察未満― - 来世はペンギンになりたい)にて。
 今まで自分の目で見た加藤さんのソロの中で一番好き。特にオーラスの「星の王子さま」は凄かった。加藤さんの朗読が終わり、イントロが流れ始めた途端、魔法みたいにきらきらとメインのセットが光り、青い光がつく。その色があまりにも美しくて泣き崩れたら一緒に入った大学の先輩(Whiteのオーラスもご一緒した小山担)が「大丈夫!?」と心配してくれた。大丈夫です。いつものことです。
 加藤さんのソロはいつもながら難解で、でもなんとなくわかる部分もあった。どうしてだろうと思ったけれど、そこで思い出すのは加藤さんがシゲ部でしてくれる話、かけてくれる音楽、そういったものだった。それらは、自分の興味や関心の範囲の外にあって、なかなか出会えないものだったりもする。きっと、加藤さんはシゲ部を通してこの曲の演出のような世界を見ることができる層を育てているんじゃないかと思う。意識しているのかしていないのかはわからないけれど。多分してないと思うけれど。「見ることができる」というのははハマる/ハマらないの次元とはまた別。それは好みの問題。「理解できる」ほど確かなものでもない。目の前で繰り広げられる世界を「なんだこれ」と思って一歩引いてしまうのではなくて、「なんだこれ!?」って身を乗り出すように好奇心をくすぐられたり、「なんだこれ……!」って心に響いてうちわ抱きしめて動けなくなるような、そういうことを言うんだと思う。興味を持って受け止められるというか、知らない世界だからと一歩引いてしまわない感じ。自分でもちゃんと言葉にできている気が全くしない……。とにかく、シゲ部聴いててよかったなと心から思った。
 加藤さんがふっと息を吹きかけた瞬間にペンライトが一斉につくのが本当に奇麗で、ペンライトの制御ってどんなもんなんだろうとちょっと不安に思っていたのが一気に吹き飛んだ。こんなに美しくしてくれるなんて思ってもみなかった。加藤さんから見えるペンライトの星のひとつになれることを嬉しく思った。
 「Invisible to the eye」のところではペンライトが無線制御で点滅していて、星の瞬きみたいでとても奇麗だった。
 加藤さんのソロはいつも世界が出来上がっていて、そこに観客は「観客」という役割でしかいられない。でもこの演出には明らかに語りかける相手である「君」がいて、それが観客だった。加藤さんが「君」に向けた演出をしてくれるのがとても嬉しかった。55000の星のどこかに「君」がいるから加藤さんは会場を見て笑ってくれる。そんな都合のいい解釈をしている。

 
11.LIS'N

 センステで踊る増田さんとJr。「PeeKaBoo...」を思い出す。
 映像はリアルタイムで加工されているのだろうか、恰好よく踊る増田さんに恰好いい加工がされていてなんかもうとにかく恰好いい。広島ではアリーナ席だったためにセンステがほぼ人の頭で見えない状態だったが、映像が恰好いいのでそちらを見ているだけでも楽しめた。照明も恰好よくて、増田さんは空間を使うのが上手いなと思った。
 センステで一曲踊りきる。構成としてはすごくシンプルなのに、照明や映像や振付、ひとつひとつが凝っている。「Skye Beautiful」が好きすぎたので次の増田さんソロはどうだろうと思っていたけれど、やはり増田さんのソロは美しかった。余計なものを削ぎ落としたシンプルな美しさを見た気がした。

 

12.Touch

 イントロが始まる前に「oh oh oh」の部分を使ったアレンジが流れている。爽やかな風が吹いてきそうなアレンジ。
 4人はデニムの衣装で登場。さっきの爽やかなアレンジを擬人化したらこうなるんじゃないかなと思うような爽やかで可愛らしい衣裳。小山さんはフードが可愛いしメガネだし反則にもほどがある。加藤さんの衣装は裾が長くてひらひらしていて可愛かった。さっきの恰好よすぎた増田さんとこの曲の可愛すぎる増田さんが同一人物なんて嘘だろ、と言いたくなるほどのギャップ。手越さんは金髪に青い衣裳がよく映えて、なんだか外国の少年みたいな可愛さがあった。
 広いドームで、センステで4人くっついたダンスを披露するのがNEWSだなぁと、なんだか安心さえする。とても幸せな光景で、ずっと見ていたいと思った。

 

13.NEWSKOOL

 どんな演出でやるんだろうと思っていたら、横一列等間隔に並んでそれぞれがJrを連れてダンス。モニタには4人のいろんな顔が次々に流れてくる。どの表情もいちいち可愛いから全部ください。
 それぞれのパートでは歌詞が画面に映る。フォントも可愛いし出てくるタイミングも大きさも丁度よかった。増田さんの「まっすーぐに進め」のところとか痒い所に手が届くレベルのぴったり具合だったし、加藤さんの「活字のように」もすごく好き。加藤さんこういうMV好きそうだよねぇ!と一人で頷いていた。
 最後にジャンプして「N」「E」「W」「S」の人文字を作る。増田さんの「W」がめちゃくちゃ可愛い。

 

14.weeeek

 「NEWSKOOL」の人文字ジャンプ→ジャンプ曲の「weeeek」に繋がるのが素敵だなぁと思った。この曲が楽しくないわけがない。楽しい曲なのであんまり記憶がありません。全力で「もういっちょ!」しております。

 
15.Deperture

 アルバムの曲順的にもっと後かと思っていた。でも楽しい曲だからこの辺りでも違和感はなかった。「White」でいうと「Weather NEWS」の位置に来るような楽しい曲だなぁと思っていたけれどMC前の曲なのでセトリ的にもだいたい同じ位置だった。
 まさかモニタがニコニコ動画になっているとは……広島のときは近くで歌っていたのでモニタ全然見てなかったので東京ドームで初めてちゃんと見た。
 あの「タイガー、ファイヤー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー!」ってやつには初めて出会った。MIXって言うんですね……未知の文化……。
 曲が終わっても増田さんだけ歌い続けるという小ボケ。しかし歌が上手いので聞き入ってしまうため小ボケとして成立しない。優しくてまるい増田さんの可愛い歌声がオケなしで聴けて満足する結果に。そしてMCへ。

 

16.愛言葉

 MC明け、センステに移動する4人。4人もペンライトを持ってちかちかさせてみる。小山さんの「ナイス親指」の雑さが好き。
 センステにはグッズのオルゴールの大きいバージョンが用意してある。4人でオルゴールを囲んで、加藤さんが(大きいオルゴールの上に乗ってる小さいオルゴールの)ネジを巻くと「愛言葉」が流れ出す。小山さんがマイクを当てて音を拾って、(広島ではここでわちゃわちゃして)会場のみんなと「愛言葉」を歌おう、という流れ。
 アリーナ規模ならまだしも、東京ドーム55000人が一緒に歌ったらどうあってもズレる。それでも一緒に歌う演出を取り入れるNEWSがとてもNEWSだなぁと思った。前回でいうと「ポコポンペコーリャ」のような感じ。
 オルゴールの音が消え、優しく導くようにNEWSが歌う声に合わせようとする会場。きっとNEWSはこういう空間が好きなんだろう。私も好き。合わせて歌うことを重視するならオルゴールなんて不確かなものじゃなくてオケを流せばいいけど、そうではなくて、オルゴールの音が消えて会場だけが、あるいは会場とNEWSの4人だけが歌っている空間が好きなんだろうなと思った。そういうロマンチックなところが好き。甘やかしているし甘やかされている、このただただ甘い空間が好き。
 4人が改めて歌い出して、会場はゆっくりペンライトを振る。4人もペンライトを振りながら歌う。「君と僕だけの愛言葉」のあたりで自分と会場をペンライトで指し示す振りをやったりやらなかったりするNEWSが愛おしい。そういう揃わなさ、好き。好きしかない。さっきから好きしか言ってない。好き。
 最後にはペンライトのウェーブ。無線制御がついているとはいえ、今回のペンラができるのはオン(ついてるor点滅)とオフの切り替え。人力で行うペンライトのウェーブを嬉しそうに見ている4人がとても微笑ましかった。私はNEWSのコンサートでやるウェーブがすごく好きだから、できたらこれからもやって欲しいなと思う。

 
17.Theme of "QUARTETTO"

 「愛言葉」が終わるあたりで手越さんが大きなオルゴールをスクラッチすると曲調がガラッと変化する。どこかで聞いたことのあるリズム。オルゴールを中心として4人が向かい合い、踊る。この光景どこかで見たことある……と思っていたら「Theme of "QUARTETTO"」だった。
 4人のダンスが本当に恰好よくて、今の今まであんなに甘く「愛言葉」を歌っていたのに、と振り幅に驚かされる。輪になっているから全員の姿が同じ方向から把握できるわけではないけれど、すごく揃っているように見えた。凄まじい熱がセンステで起こっているような感じがした。そのままNEWSはメインステージまで歩いていってはける。メインステージはいつのまにか赤い幕が降りていて、4人はその中に消えていく。
 幕の前に再びJrが登場してダンス。開演のときと同じようにブザーが鳴る。Jrが左右にはけていき、再び幕が上がる。

 

18.四銃士

 東京ドーム公演では、幕が上がったむこうにマエストロ・西本智実さんとイルミナートフィルハーモニーオーケストラが!!!!!
 生のフルオーケストラ演奏による「四銃士」。NEWSの4人はMVで着ていた衣装で歌い踊る。広島で見たときも「四銃士」はコンサートで聴くことで更に好きになる曲だ、と思ったけれど、東京ドームでもっと好きになった。決して音響がいいとは言い難い東京ドームで、しかし確実に身体に響いてくる音。思わず背筋を正してしまう。
 特に間奏部分の演奏とダンスが素晴らしかった。緊張感のある演奏と、全身にしっかりと気持ちを入れたダンス。視覚も聴覚も、大サビに向かって盛り上がっていく。一度穏やかになって増田さん→手越さん→全員の「いざ立ち上がれ」で開いていく世界。明るくて爽やかで壮大な世界。4人の歌声はオーケストラに負けていなくて、「one for all, all for one」のハーモニーがこれでもかというほど奇麗。
 最後にはジャケットを脱いで肩にかけ振り返る、MVと同じ姿がモニタに映される。4人とも本当に恰好いい。「四銃士」がこんなに恰好いい曲だなんて知らなかった。

 

19.星をめざして

 これもオーケストラ演奏と共に。「四銃士」同様、壮大で美しい世界が展開する。NEWSが歩んできた物語を彩る美しい曲がオーケストラ演奏によって更に輝く。
 かつて山下さんが歌っていた歌い出しを小山さんが引き継いでいるのがとても好き。増田さんの声もこの曲の世界観にとても合っている気がする。
 サビ部分のペンライトの振りが揃っていて、東京ドーム二階席から見ていたらすごく奇麗だった。この光のひとつひとつがNEWSを導く「星」なんだろうなぁ、と思いながら見ていた。

 

20.愛のエレジー

 「星をめざして」が終わると、暗くなってイントロが流れ出す。ドームのあちこちを赤いライトが照らすが、小山さんの姿は見当たらない。歌い出し、ライトはメインステージ付近を照らすが、そこには誰もいない。小山さんはバクステで歌っていた。(アリーナ公演ではメインステージだったが、東京ドーム公演ではメインにはオーケストラがいるためバクステからの登場となったのだろう)
 このイントロの演出があまりにも恰好いい。だってどこにも小山さんがいない。いないのに、とにかく気持ちは高まるばかり。出てきたと思ったらバクステ。このどきどきした気持ちをどうしてくれるのか。どきどきしたまま、歌う小山さんを見る。衣装は和をモチーフにしている。手足が長い小山さんによく似合った衣装。
 振付も好き。小山さんのソロの振付は小山さんにしか似合わない。普段4人でやる曲と大きく違うかと言ったらそうではないのに、小山さんにしか似合わない。小山さんの長い手足としなやかな体の動きを活かした振付。AメロBメロのあたりは和っぽい踊りのテイスト(語彙力は死んだ)を取り入れていて、小山さんの指先の美しさをこれでもかと見せつけられる。私が一番好きなのは「交差点ですれ違いざまに」のあたり。
 一番が終わると間奏になり、小山さんは提灯の下がった花道を歩いていく。魁道。小山さん、ソロの間奏で花魁道中してる。あまりに美しくて言葉を失った。ただただ見ているしかなかった。自分がセクシーであることを十分すぎるほど知っていて、それを武器にする小山さんのセクシーさ、やばい(語彙力)。
 間奏部分はCD音源よりも長い。やろうと思えば二番も歌えたんじゃないかと思うくらい間奏が長い。しかも小山さんは踊っているわけでもない。歌っているわけでもない。花道を歩いている。「歩く」という行為のために時間を割く小山さん。すっと背すじを伸ばし、Jrを引きつれ堂々と歩いていく姿が本当に美しい。こんなに美しい引き算の演出ってありますか!?ドームの視線すべてを釘付けにしながら花道を歩く小山さんの姿は、花魁道中と呼ぶのがこの上なく相応しい。
 センステで歌い終え、「愛のエレジー」と囁きながらマイクスタンドを抱いて、最後はマイクスタンドを倒して自分もステージに倒れ込む。「あなたを死ぬまで愛したい」という台詞通り、あなたを死ぬまで愛したから死んでしまったのだろうか……。
 ロメオもそうだったけれど、小山さんのソロは「囚われている」というイメージ。今回の花魁道中もそうだし、ロメオも途中で両手を伸ばしたJrの真ん中で踊っているところがあって、あそこがすごく「囚われている」というイメージを想起させる。小山さんはそういうのがすごく似合うし、囚われている美しさを表現するのが上手い。
 今まで見た小山さんのソロでダントツで一番好き。

 

21.Encore

 椅子に腰かけ、指輪を外そうとするけれど何か思うような表情で外せない手越さん。そしてイントロが流れる。椅子に座ったまま歌う。CD音源も好きだけれど、生のほうが圧倒的に良かった。もうCDでは物足りなくなってしまったので早く円盤を出してくれないと困る。
 サビ前、オケの音が止む。手越さんの声だけが、広い会場に響き渡る。まるでミュージカルのワンシーンのようだった。愛する人を失った男が、一人分広くなってしまった部屋で彼女を想ってひとり歌っているような。見ていて胸が締め付けられるような感じがした。
 「Addict」ではJrを連れてのダンス、「Lovin'U」ではバンド演奏、「あなた」ではピアノ弾き語り、そしてとうとうだけが残った。手越さんにはもはやダンスも楽器もいらなかった。
 最後、手越さんは冒頭で外そうとしていた指輪を外して微笑む。でもその表情は新しい恋に対して前向きなようには見えなかった。手越さんが指輪を捨てたのは、きっといくつかサイズの小さい指輪をしていたであろう彼女を解放するためだ。自分のためではなくて、彼女のために指輪を捨てたのだろう。優しい手越さんのことだからきっとそうに違いない……などと考えていた。手越さんのソロはいつだってロマンチックでドラマチックだ。切なくて、愛しくて、ひたすら拍手を送ることしかできなかった。
 どちらかといえばややこしい歌が好きなのでストレートなラブソングはあまり心に引っかからないはずなのだが、手越さんが歌うと胸に響くものがある。コンサートで聴いて、「Encore」がもっと好きになった。

 
22.I・ZA・NA・I・ZU・KI

 耳に馴染んだイントロが流れ、センステに誰かの姿。あぁ、増田さんだ、と思って見ていたが、イントロがいつもの感じと違う。なんだか衣装も不思議……と思っていたら、ブラックライトが当たって衣装の模様が浮かび上がった。初めて見たときはすごく驚いた。どういう仕組みなんだろうと、踊る増田さんを注視していた。緊張感のある曲調と増田さんのダンスがとても合っていた。
 照明が消え、次に小山さんが出てくる。そして手越さん。ちょっと待って一人いない。二番の「くちづけを」まで加藤さんが温存されていた。「語り合う言葉を集めるより」まではまだ暗い。「くちづけを」で照明がつく。おでこを出したヘアスタイルにお色直しした加藤さんの、これでもかとドヤドヤする「くちづけを」。そしてまた照明が消える。なんて美味しい演出なんだろうとぞくぞくした。
 ブラックライトに照らされて踊る4人。よく考えたら、アイドルのコンサートなのに、NEWSのコンサートなのに、NEWSの4人の顔が見えない状態。それで歌い踊っている。驚きと、美しさと。ブラックライトで模様が見える衣装はこの曲限り。彼らが見せたいものはこれなんだ、と思った。私はそれがなんだかすごく嬉しかった。

 
23.Wonder

 またも衣装着替え。茶色ぽい恰好いいやつ(言葉での説明を放棄)。
 特効 and 特効 and more 特効。
 火が出て、花火も出て、様々な色の火も出て、火と同時に花火も出る。照明もすごい。レーザービームがびゅんびゅんする。ラーメン屋の全部乗せみたいなてんこもり感。
 双眼鏡は持たない派なので、こういう曲は踊っている彼らがどこにいるのかも正直あまり見えていない。しかしこの曲に関してはめそめそしていたので双眼鏡なんて持っていてもろくに使わなかっただろう。お金がかかっていることが嬉しくて思わず泣いてしまった。もう十分お金かかってるのに、まだなんか出るのかよって。まさかお金がかかっていて嬉しいと泣く日が来るとは私も思っていなかった。
 手越さんの強い声の「Wonder」が本当に強いし、二番はなかったもののアレンジが加えられた間奏の増田さんが凄まじく恰好いい。そして最後、モニタに映る加藤さんの悪い顔。好き。

 
24.シリウス

 始まるときにはスモークが焚かれていて、なんかやたらとスイスイ動いているNEWS。ローラースケート!?と思っていたが、よく見たらミニセグウェイ(っぽいやつ)に乗っていた。スイスイ動くしくるくる回る。なんだこれすごい!楽しい!
 スモークは雲のイメージで「シリウス」の空を突き抜けるような爽やかさを表現していると思っていたらそこにミニセグウェイが隠されていたとは。演出と実用を兼ねた素晴らしいスモーク。ありがとうスモーク!
 ミニセグウェイに乗っているからといって歌がおろそかになっているかといえばそんなことは勿論全くなくて、歌いながらこんな難しそうなことをやってのけるNEWSはすごいなぁと単純に思った。
 大好きなシリウスがまさかこんな素敵な演出だと思っていなくて、踊らずに歌うパターンかと思っていたので驚いたし、こんな面白いものを演出に盛り込むNEWSの貪欲さに希望しかないと思った。
 加藤さんの上ハモ、めちゃくちゃ奇麗だった!

 

25.NEWSニッポン

 引き続きミニセグウェイ
 途中でセンステでそれぞれが技を披露する。手越さん、くるくる回りながら歌う。めっちゃ声出る。なぜその姿勢で声が出るのかちょっとよくわからない。さすが手越さん。
 加藤さんはフィギュアスケートの片足上げるスピン(伝わってくれ)みたいにくるくる回っていた。と思ったら、一緒に入ったフィギュアスケート好きの先輩がフィギュアスケート的な解説をしてくれた(が用語が難しくてちゃんと覚えられなかった……)。
 増田さんはしゃがんだ小山さんを引っ張ってお散歩。ものすごく平和で可愛らしい空間だった。

 

26.ライフ

 東京ドームでのみ披露された曲。ここから再びハイテクトロッコのターン。
 てっきりアリーナでもやったような気がしていたのだが、ドームしかなかったらしい。己の記憶の不確かさにちょっと悲しくなった。
 歌詞がモニタに恰好よく表示される。シンプルだけど、すごく好きな映像だった。文字として視覚で歌詞を受け取ることで、この曲の良さが更に引き立つ感じがした。トロッコ曲なので近くにいない人はモニタを見ているから、歌詞も頭に入ってくる。

 
27.サヤエンドウ

 広島で小山さんが目の前で「次、みんなでしげって言うよ!」と煽ってくれた思い出。なぜかとても嬉しそうな小山さん。小山さんが幸せならみんなも幸せ(広島1日目MCより)。
 このへんはファンサしながらトロッコ移動しているからそんなに記憶がない曲たち。モニタ見ながらめっちゃ楽しんでます。

 
28.恋のABO

 「サヤエンドウ」から「NYARO」まで、一緒に歌ったり踊ったりできる曲が続く。ライブ育ちなせいか、こういう曲がすごく好き。全力で楽しむ。特に「恋のABO」は振付が可愛いし踊りやすいし最高。今後のコンサートでも絶対にセトリに入れ続けてほしい。
 ポルノのライブでたとえるなら「Century Lovers」みたいな立ち位置の曲だと思う(伝わる人にはきっと伝わる)。

 

29.TEPPEN

 コンサートでは初めて聴いた。ちょうどコンサートの少し前に「TEPPEN好きだけどなかなかやらないね」と話していたところだったので嬉しかった。最初は振付がわからなかったけれど、Jrが踊ってくれているので見よう見まねでやっていた。広島ですごくいい笑顔で踊っているJrの子がいたのだけれど名前がわからない……本当にいい笑顔だった。

 
30.NYARO

 小山さん(32歳)の「いくにゃろ~!」が可愛い。モニタの映像はアリーナでは去年のコンサートと同じだったような気がするが、ドームでは夏仕様になっていた。
 最後のサビ前はそこそこ自由度が高く、ハートマークを作るためにわたわたと集まってくる図がすごく可愛かった。楽しそうなNEWSが見られてとても幸せな気持ちになった。

 
31.ヒカリノシズク

 この曲では三回中三回とも泣いてしまったのだが、初めて見た広島公演での泣きようは自分でもひどいなと思うほど泣いていた。エモい涙というよりはもうただただ泣いていた。
 以下、広島公演のときに書いたふせったーの文章。

 本編ラスト「ヒカリノシズク」では、私も一緒にいた友人も号泣だった。いい曲だって知ってたけど、こんなにも心にしみる曲だとは思っていなかった。ここ一か月ほど、仕事でも仕事以外でも心が疲弊してしまう出来事が多くて、泣いてしまうことも多々あった。コンサート直前にも心に引っかかってしまう出来事があって、どうしようもないんだけど、それでもやはり心が痛くて、心なんて見えない部分傷ついたって傷口も見えないし薬もないし、なんにもいいことがない。こんなに痛いんですよってアピールすることもできない。特に仕事では私の周りにいる人は私の心についた傷なんて気にもしていなくて、むしろ鈍感でマイペースな不思議ちゃんだから傷つかないとでも思ってるんだと思う。自分の価値がものすごく低いように感じる。実際高くはないのかもしれないけれど、必要以上に低いものに思えてしまう。
 すごくつらいけれど、つらくないと思われているのならつらいなんて言えない。見栄っ張りだから、私の価値を低く見積もる人たちには弱みなんて一つも見せたくない。馬鹿だと自分でも思うけれど、強がることをやめられない。たぶん、やめてしまったとき、私は駄目になるんだと思う。今やってること全部投げ捨ててしまうんだと思う。そうすれば楽になるのかもしれないけれど、楽になることと駄目になることは、私の中では今のところ同義だ。打開策を見出したいけれど、強がるので精いっぱいだから状況を改善するために使える力が残っていない。それまでは普通にできていたことが、頑張らないとできないことに変わっていく。頑張らないとできないことはどんどん範囲を広げ、そこに力を回していると他のことができなくなる。それまでできていたことができなくなっているんだから「頑張っていない」というように見えても仕方がない。仕方がないけれど、悔しい。どうせ努力しているように見えないんだからもうやめちゃえよって思う。でも負けを認めるようなことはしたくない。馬鹿だよなぁと自分でも思う。だけどきっと、負けを認めようと認めなかろうとつらいことには変わりない。
 現実はすごくつらい。すごく悲しい。全部やめたくなることもある。でも、NEWSはとても優しくて、「つらいこともあるよね」と寄り添ってくれる。涙をそっと拭ってくれる。
 私が欲しいのはアドバイスではないし、他人の不幸でもないし、励ましの言葉でもない。「どれだけ頑張ってもどうにもならないこともあるよね」と言ってほしいだけ。「ヒカリノシズク」は、私にとってはそう言ってくれる曲だ。
 つらい現実に勝てなくて明日が来るのが怖くて眠れない夜に灯るひとつの光がNEWSなんだろうなと思う。「どうにもならない想いもあるだろう 誰にも言えない傷痕もあるだろう」と言ってくれるのが本当に嬉しくて。まさしく、そう思う経験をしたところだったから。どうにもならない想いがあってもいいんだよね。誰にも言えない傷痕があってもいいんだよね。まるごと肯定してもらえたような気分になった。泣いても泣いても涙が止まらなくて、NEWSがステージから去ってからもしばらく泣いてた。久しぶりに子どもみたいに泣いた。つらい日々に耐えてNEWSに会いに来て良かった。NEWSの本質はきっと、物語性でもファンタジー性でもなくて、優しさなんだろうなと思った。
 「嫌なこと全部忘れるぞー!」と煽る小山さんは「ヒカリノシズク」で両手を祈るように組んで歌っていた。増田さんは誰より明るくて眩しい笑顔を見せてくれた。手越さんの力強い歌声はつらさでいっぱいの心に明るい気持ちを注ぎ込んでくれた。加藤さんは弱いくせに強がる私の心に寄り添ってくれたし、一生の思い出をくれた。笑顔で手を振ってくれたことを思い出したらきっとまた頑張れる。

 
 東京ドームでも結局泣いていた。つらさに寄り添ってくれるNEWSがいることが、本当に嬉しかった。
 NEWSが何かを解決してくれるわけではない。コンサートに行ったって状況が変わるわけでもない。でもそれでいい。私の問題は私が解決すべきものだし、どうにかしてくれることを求めているわけではない。私はただ「つらいこともあるよね」って、誰かに認めてほしいだけなんだと思う。「どうにもならない想いもあるだろう 誰にも言えない傷痕もあるだろう」がまさにそうで、この部分が苦しいくらいに響く。
 NEWSは、そんな私にも寄り添ってくれる。そんな私にも「君」という役割をくれる。それが嬉しくて、「ヒカリノシズク」を聴くたびにNEWSがそばにいてくれることを思い出す。私が握りしめた涙も、いつかは輝きへの一歩になるだろうか。

 

EN-1.ONE -for the win-

 モニタの左側にあるト音記号に向かって、四線譜の上を音符が流れていく。これだけで「ここは手拍子するやつだな」とわかるあたり、太鼓の達人ってすごいんだなと思った(右から左に流れていく音楽ゲームは他にもあると思うけど)。
 手拍子が激しくなって、カウントダウンが始まる。「FOUR THREE TWO ONE」そして流れるイントロ。「ONE -for the win-」。こういう繋ぎ方の美しさ、最高。世界に誇っていきたい。
 Tシャツやパーカー、バンダナをそれぞれ身に着けて登場。パーカーを着てバンダナをリボンみたいに結ぶ小山さんの女子力が止まらない。圧倒的可愛さに、隣にいた小山担の友人が「はぁ!?可愛い!!!」とキレていた。可愛さはときに人をキレさせる。

 

EN-2.さくらガール

 「White」ではセンステで披露された曲。今回はトロッコ。
 最後にはまた加藤さんのダブルピーススマイルも見られた。増田さんはまた手に何かを書いていて、東京ドーム公演では「また東京ドームに連れてきてね」と書かれていた。
 増田さんはいつも東京ドームを「夢の場所」と表現する。増田さんはこの広いドームを時に恰好良さで狂喜させたり、美しさで圧倒したり、可愛さできゅんきゅんさせたりする。夢なんかじゃなくて、NEWSには東京ドームをいっぱいにする、それでもチケットが取れない人がいるくらいのグループなんだよと、きっと何度言ったって「夢の場所」と呼ぶのだろう。この広い空間でNEWSのコンサートを見ることと、この広い空間の55000人の前でコンサートをやることと、その両方が夢。一緒に夢を見ているみたいで、私はそれがすごく嬉しい。
 増田さんが「また連れてきてね」と言うなら、何度だって連れていきたい。そしてまた楽しいコンサートをして、一緒に夢を見たい。

 
EN-3.恋祭り

 コンサートのラストは毎回「NYARO」か「恋祭り」にしようぜ!!!!!と思うくらい好き。タオル回すの本当に楽しい。C&Rもすごく楽しい。楽しいしかない。コンサートが終わってしまう寂しさも吹き飛ばすくらい叫んでタオル回す。

 

EN2-1.weeeek

 モニタに「QUARTETTO fin.」の文字が表示されたのに、鳴り止まないNEWSコール。NEWSのことが好きで好きで、その気持ちを言葉にしないとやってられない。……と、もう一度NEWSが出てきてくれた。丸腰で出てきたからと、その場で緊急会議。このときの真面目な顔の4人がすごく恰好良かった。増田さんは「ちょっと手を洗いに」とMCのトイレを思い出させながらハケていき、小山さんもそれに続く。私の位置からは見えなかったけれど、スタッフと相談していたらしい。何それ恰好いい。それに、手越さんが途中で「今なんの曲やるか考えてて、一曲だとみんなのところまで回るのに尺が足りないから伸ばせるやつないか相談してるから待ってて」と説明してくれた。あ~~~甘やかされている!幸せ!!!大好き!!!!!
 最後の最後は4人の生声も聴かせてくれた。ちゃんと聴こえた。聴こえすぎるくらい聴こえた。砂糖の入れ物ひっくり返しちゃったくらい甘いデートは、今年も甘いまま終わった。

 

 

 以下、全体を通して思ったこと。

・カップリング曲

 NEWSのカップリング曲はとてもいいものが多いので、一曲もなかったのは少し勿体なかったような気もする。「星の旅人たち」「SPEAKER」「whis・per」「TRAVeLiNG」etc、コンサートでやったらどうなるんだろうとわくわくする曲は沢山ある。
 でもカップリング曲がないことに、オーラス後のTLを見るまで気づかなかった。いかに私がろくに聴いていなかったかという証拠でしかない。でもきっとそれだけではなくて、CD音源とは違ったアレンジが施された楽曲に満足したから、という部分もあったかと思う。「I・ZA・NA・I・ZU・KI」の冒頭のダンスと衣装には本当に驚いたし、「Touch」のイントロ前のあの爽やかな部分がCD音源では聴けないのがなんだか物足りないくらいだし、「Wonder」の間奏も好きだった。そういうところでわくわく感があったから、あまり気にならなかったのかなとも思う。
 また、先日の少プレの放送を見ると、4人では初めて披露した曲もあり、そういうところで今後カップリング曲もやるつもりだからセトリには入れなかったのかもしれない。

・フルスイング

 今回はやらないのでは?と予想していたが、本当にやらなかった。
 「美しい恋にするよ」では本編ラストに泣きながら歌い、10周年のときはコンサート前半に楽しげに歌い、「White」ではソロのために小山さんが途中で抜けた。脱「フルスイング」の準備が着実に整っているように思えていた。そして今回はやらなかった。
 「フルスイング」をセトリに入れるかどうか、一度も吟味されなかったわけではないと思う。今までの3回必ず入れていた曲をやらないということは、きっと考えたうえでセトリに入れなかったのだと思う。推測でしかないけれど。
 今回「フルスイング」がなかったのは、本編ラストの「ヒカリノシズク」のためのように思えた。「フルスイング」だけじゃなくて、静かな曲だったりバラードだったりがほとんどセトリに含まれていないのも、「ヒカリノシズク」を活かすためなのではないかと思った。
 これまでのNEWSを象徴するのが「フルスイング」なら、これからのNEWSを象徴するのは「ヒカリノシズク」なのかもしれない。「最期まで賽を振れ」と自分たちを鼓舞するように歌っていた彼らは、誰かがこぼした涙をそっと拭う存在になった。傷ついて苦しんだぶんだけ、人の痛みに寄り添えるのだろう。今の私にはそれがすごく嬉しい。
 
 
 
 すごくすごく、好きな公演だった。「White」よりも。あれだけ心と頭を生き返らせてくれた「White」よりも好きで、思い入れのある公演になった。NEWSのやりたいこと・見せたいものを詰め込んだ、4人の奏でる四重奏。とてもわくわくしたし、とても美しかったし、とても楽しかった。こんなにいろんな世界を見せてくれるNEWSのこれからに期待しかしていない。
 どれだけ規模の大きいコンサートになろうと、会場に行けばNEWSにとって大切な「」になれる。それが今年も幸せだった。

 
 本当はまだまだしたい話は尽きないしまとまってもいないけれど、既に16000字以上書いてしまったのでそれはまた今度にします。長々とお付き合いありがとうございました。

 

 NEWSが好きだなぁ!好きしかない!!!

 

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