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来世はペンギンになりたい

今生はジャニオタとして生きる

戦うきみの未来に幸あれ

ジャニーズ

 KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!" 4/30公演に行ってきた。

 行ってきたというよりは、お邪魔させていただいたというような気持ち。行きたいけれどどうしようと迷っていたら、askに「質問じゃないのですが10ksコンサート、hyphenじゃないからと遠慮などせず是非KAT-TUNの勇姿を目に焼き付け、一緒に10周年をお祝いしていただけたらと思います!」という言葉を送ってくださったhyphenさんがいらっしゃった。その言葉をくださった方と、チケットを譲ってくださった方へのお礼には程遠いけれど、あのときに思ったことを書き記しておこうと思う。
 
 
 
 まず、新規&(私のような)他担にも優しい設計になっていて、KAT-TUNのホスピタリティの高さを感じた。曲名がモニタに表示されるし、過去のコンサートでやったコント等については中丸さんがわかりやすく解説してくださった。他のコンサートを見ていないからわからないけれど、今回のコンサートに関してはそこまでKAT-TUNに詳しくない人も来ることを前提としてコンサートが作られているように見えて、このホスピタリティの高さがとても嬉しかった。ベストを中心に構成しているので、聞いたことのある曲が多いのも嬉しい。海賊船でKAT-TUNが過ごしてきた時間を旅するというイメージもわかりやすかった。
 特に嬉しかったのが、大好きな「WHITE」が聴けたこと。この曲でKAT-TUNに興味を持ったので、コンサートで聴けて本当に嬉しかった。
 笑いどころが多かったのは予想外だった。ずっと恰好よさで通すコンサートかと思っていたら、とてもエンターテイメント性の高いコンサートだった。特に中丸さんのヒューマンビートボックス。あんなに面白いことやる人なのかよ。いや面白いことをやる人だよな(と楽屋のコーナーを思い出す)。中丸さんには是非ともEテレに番組を持ってほしい。言葉とリズムの魔術師・ゆっちお兄さんとして子どもから大人気になる図が目に浮かぶ。絶対あれ子どもが好きになるやつだと思う。あのヒューマンビートボックス、私が5歳児だったらゆっちお兄さんのことめっちゃ好きになるよ!!!25歳児だけどめっちゃ好きになったよ!!!
 散々笑った後、中丸さんソロの「STAR RIDER」がすごすぎて言葉が出なくなった。さっきまで散々会場を笑わせていた人が、レーザービームの光を操っている。中丸さん1人VS東京ドーム55000人で、1人なのに圧勝。増田さんのソロ*1について語ったときにも同じことを言ったけれど、私はこの「1人なのに圧勝」がものすごく好きで、光を操る中丸さんを見ながら最高かよと心の中で叫んでいた。その通り最高だよ。光や映像と人間がコラボするという演出が大好きで、それを見ることができた嬉しさと想像以上のすごさでものすごくテンションが高かった。中丸さんがゲームがお好きというのもなんだかわかる気がする演出だった。
 なお、席が右寄りだったので中丸さんソロの演出を真正面から見られなかったため、映像化したら買わねばならないと心に決めた。あれは真正面で観てこそのものだ。
 亀梨さんはとにかくセクシーだった。かと思いきや少年のような一面もあり、とても可愛らしくもあった。そして何より、KAT-TUNのエースとしてここまでやってきたのだという風格があった。
 上田さんは男らしくてちょっと怖い見た目とは裏腹に、誰よりも優しかった。4人での最後のMステ出演を見たときも思ったけれど、彼はとても仲間思いの優しい人なのだなと思った。
 何より、三人が三人とも強かった。個々のもつスキルという意味でも強かったし、彼ら自身も強かったし、なによりもKAT-TUNとhyphenへの思いが強かった。亀梨さんは挨拶で、脱退した三人の名前を出した。中丸さんは「充電期間のあいだはhyphenとのつながりが薄れてしまうから、ジャニーズwebなどを見てほしい」という話をしていた。上田さんは「絶対戻ってくるぞ!」と宣言していた。どの言葉も、自分達のグループそしてファンを大事にしていなければ出てこないだろう。

 
 それぞれの曲にも沢山楽しませてもらった。あまり書くと長くなるので割愛しようと思うけれど、どうしても一曲だけ触れておきたい。アンコールで披露された「PRECIOUS ONE」はとても美しい曲だった。途中でステージ左右の白と青の星空のような照明が輝いたとき、あまりに美しくて涙が出た。ちょっとお邪魔させてもらったという立ち位置でコンサートに入る以上、私がここで流していい涙なんてないはずだから泣かないようにしようと思っていた。でも、あまりにも美しくて、思わず涙が出た。美しさは、力強くも儚くもあった。いろいろな感情がごった返していた。

 
 KAT-TUNには、ドームは狭すぎる。どうやったらドームを効果的に使えるかを熟知しているような印象を受けた。その結果、Jr.をつけずに三人だけでステージに立ってもドームが狭かった。
 そんな彼らが、しばらくはコンサートをすることがないというのがとても勿体ないように感じられる。が、もっと大きくなって帰ってくると言っていたから、更にドームを狭く感じるような素晴らしいコンサートをやってくれることだろう。そのときには、是非また行きたい。
 全体的なつくりとして、エモくないのがKAT-TUNらしいと勝手に思った。楽しく10周年を祝うという雰囲気だったからこそ、KAT-TUNを深くまで知らない私も楽しめたのだと思う。楽しませる演出とエンターテイメントをもってファンを愛するというやり方もあるのだ、と実感した。
 私はジャニオタとしての人生を終えるときはNEWS担・加藤さん担という肩書と共に墓に入るつもりでいる。それは揺らがない。だからといって彼らが素晴らしいことには変わりなくて、コンサートが楽しかったことにも変わりはない。今までに観たどのコンサートとも違う楽しさがあった。KAT-TUNだからできることというものを見せつけられた気がした。
 このコンサートが映像化したら買うし、充電期間が終わったらまたコンサートにも行きたい。欲張りかもしれないけれど、そう思った。
 
 
 
 私がKAT-TUNに興味を持ったとき、彼らは5人だった。「WHITE」がすごく好きで、当時CDも買っていた。なぜこの曲を知ったのかは覚えていないけれど、多分「黒のイメージが強いKAT-TUNが歌う白を聴いてみたかった」というような理由じゃないかと思う。爽やかな曲調と歌声に、KAT-TUNに対して持っていたイメージが覆された。
 2011年は私の中ではジャニオタとしては隙間の時期で、YOU&Jをまるっと推していた時期でもある。全てのグループに全力を注いで掛け持ちをするのは無理だったけれど、半年くらいはYOU&J担みたいな時期があった。そのときにちょうど「WHITE」が出たのだと思う。
 「キミが生きる この空の下 生まれてよかった」という壮大な歌詞がすごく好きで、そのフレーズになんだか元気づけられていた。爽やかな曲調にのせて歌われるこの歌詞がとても好きだ。ラップ部分もすごく好きで、どうやったらあんなふうに歌えるのかカラオケで毎回練習していた。
 その後もCDを買ったり冠番組を見たりしていた。特に「KAT-TUNの絶対マネたくなるTV」が好きで毎週見ていた。
 
 4人のKAT-TUNの曲は、実はあまり聴いていない。羨ましかったからだ。その頃には私はNEWS担になっていて、2014年の活動の少ない時期と仕事でやつれた時期とが重なって踏んだり蹴ったりだった時期だった。そんなときに、KAT-TUNは4人を定期的に見られる機会があって羨ましかった。ちょっとだけ悔しくて、でもそんな悔しさを抱くのは間違っているともわかっていた。メインではないにしても応援している彼らに対して醜い気持ちを抱きたくないから、彼らを追うことを意図的にやめた。とはいえ、積極的に情報を得ないにしても音楽番組に出ていたら見たりはしていたのだけれど。
 田口さんの脱退発表を聞いて、驚いたしショックだった。5人時代にCDを買ってメイキングDVDを見て一番好きだなと思っていた彼がアイドルではなくなってしまうこともショックだったし、ジャニーズのアイドルが何をしたわけでもなく自らの意思でアイドルをやめることを選べるのだと知ってしまったショックもあった。混乱しながらも、今見なかったら絶対に損をすると思って、それ以降の彼らについてはちゃんと見るようになった。「UNLOCK」の初回盤も買った。
 今になったらわかる。KAT-TUNも、ずっと戦っていたのだということ。コンサートのMCでも、何度か「戦う」という言葉がでてきた。私がふんわりと見ていただけのときも、羨ましがって目を背けていたときも、彼らはずっと戦っていた。
 そのことに気付かなかった私を殴りに行きたいけれどできないから、彼らが戦って切り開いていくこれからの未来を見ていきたい。
 きっとKAT-TUNだけではなくて、アイドルと呼ばれる人たちはみんな戦っているんじゃないかと思う。NEWSも、活動の少なかった2014年を指して「戦っていた」と表現したことがあった。
 何と戦っているのか、それがどれほど辛い戦いなのか、私には想像もつかない。でもアイドルでいることが楽しいことばかりではないことはわかる。それでもアイドルでいることを選んで、自分のグループでいることを選んで、あるいはそれらを選ぶために戦っている。
 コンサートで感じたKAT-TUNの強さは、戦って得てきたものなのだと思った。強くならざるを得なかったのかもしれない。強くならなければ守れないものがあったのかもしれない。それでも強くなって守ろうとしてきたKAT-TUNはとても恰好いい。
 
 彼らと同じ船に乗れないことが、勝手ながら寂しくも悔しくもある。でも私は私の選んだ船で幸せに向かって進んでいくつもりでいる。その航海の途中で彼らの船を見かけたら、全力で手を振りたい。その船の行く先が幸せな未来でありますようにと願って。