読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

来世はペンギンになりたい

今生はジャニオタとして生きる

メニュー画面の素晴らしさについて語りたい

NEWS ポルノグラフィティ ジャニーズ

 何を隠そう、私は「DVDのメニュー画面大好き芸人」である。

 特にコンサートやライブ映像のメニュー画面。別に、この画面がないならないでも(多少不便だけど)再生できないというわけではない。画面を作るにしても、チャプターが選べれば機能としてはそれだけで十分である。手を抜こうと思ったらどこまでも手を抜ける部分ではないだろうか。メニュー画面をつけないという選択肢だってあるし、実際そういうコンサートDVDも見たことがある*1
 しかし、中には凝ったつくりのメニュー画面もある。なぜ手を抜かないのか。DVDを制作するスタッフやそのコンサートを行ったアイドル・アーティストの意地とプライドかもしれないし、DVDを購入し観賞するおたくに対するささやかなサービスかもしれないし、買ってくれてありがとうという感謝や愛かもしれない。とにかく、すぐに「ALL PLAY」を選んでしまって一瞬しか見ないなんて勿体ない。見て!もっとメニュー画面を見て!そのうち頭の中でメニュー画面が再生できるようになるまで見て!
 というわけで、我が愛しのメニュー画面について、まずはその魅力を紹介し、それから今私の手元にある中からオススメのメニュー画面をピックアップする。
 

 

メニュー画面の魅力

映像、グラフィック

 凝ったつくりであったり、シンプルで見やすいつくりであったり、様々である。しかし、どちらの場合もコンサートのコンセプトからブレてはいない。コンサート映像の一部を使うものもあればこのために映像を作っているものもある。これを見るだけで「コンサート映像を見るぞ……!」という気持ちになって気分が高揚する。ディズニーランドに行くとき、舞浜駅からディズニー感が溢れていて気分が上がるのと同じである。
 チャプターを選ぶときのフォントも注目すべきポイントだ。コンサートの雰囲気に合ったものになっていると、その一体感になんだか嬉しくなる。メニュー画面も含めて作品であることがわかって、作り手のこだわりに敬服する。
 また、チャプターを選んだときのモーションが凝っているものもある。この小さなこだわりが、コンサートDVDとしてのコンセプトを隅々まで一貫させている。このささやかながらも重要なこだわりに感謝しかない。

音楽

 これもコンサートのコンセプトに合わせた音楽、メニュー画面のためにつくられたものだったり、コンサートの中から持ってきた音楽もある。どちらにしろ、これからコンサート映像が始まるのだという高揚感をもたらすものであることが多い。無音のものもあるが、個人的には何かしらの音が入っていると嬉しい。
 音楽が気に入った場合は作業用BGMにすることもある。歌声の入っていない音楽であることが多いので、作業の邪魔にならない。そのうえ気分が高まるので作業効率も上がる(感じ方には個人差があります)。是非とも、気に入ったメニュー画面を開いたままで作業をしてみてはいかがだろうか。

 

このメニュー画面がすごい!

NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~

 まず音楽が素晴らしい。
 まるでこれから冒険が始まるかのような、そんな期待に胸を膨らませる音楽。RPGのメニュー画面のような雰囲気がある。4人の王子様、お城、本編ラストの「フルスイング」で勝利を掴んだ4人に上がる花火。全体的にRPG感のあるこのコンサートを象徴するかのような、RPGのごとく「はじめから」「つづきから」みたいな選択肢が出てきそうな、勇ましい音楽。気合を入れて作業しなければならないときの作業用BGMにオススメ。

f:id:penguinkawaii:20160414213257j:plain

 また、映像もいい。すごくいい。コンサートが始まる前の会場を俯瞰で撮ったところから始まって、最初の白い衣裳の場面を中心に構成したコンサートの超ダイジェスト。都会の真ん中にどーんとある秩父宮ラグビー場の姿に思わず見惚れてしまう。そして次々にコンサートの名場面が続く。
 「チャンカパーナ」で4人が最初に登場したときの1人1人のアップや、「Share」で肩を寄せ合うところ、そして「フルスイング」の歌い終わりに4人で集まっているところ。このコンサートのエモいところをぎゅぎゅっと凝縮してある。そして映像と音楽が、お城に花火が上がったところで終わる。エモすぎる。エモいコンサートDVDはメニュー画面までエモい。これ編集した人きっとNEWSのこと大好きなんじゃないかとさえ思う。新たに映像を作るのではなく、超ダイジェストで魅せるという技。
 まだ本編を見ていないときには「これ何の曲やってるときだろう?」と気になるし、一度見終えた後だと「ここ良かった;;;」と思い出せる。素晴らしいメニュー画面。
 時間がないときはこのメニュー画面だけ見ても「美しい恋にするよ」の美味しいところが楽しめる。

NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~(通常盤) [DVD]

NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~(通常盤) [DVD]

 

 

NEWS 10th Anniversary in Tokyo Dome

 最高の作業用BGM。NEWSの楽曲をオーケストラアレンジで聴く贅沢。いきなり「チャンカパーナ」がこんなにも恰好良いアレンジで耳に飛び込んでくる。鳥肌が立つ。彼らが4人で再スタートを果たした曲はこんなにも勇ましく強い曲だったのかと改めて気づく。元吹奏楽部としてはトランペットも吹きたくなる。
 できることならこのオーケストラアレンジメドレー、もっと曲数を増やして聴かせてほしい。あと楽譜もほしい。できればパート別と全パート楽譜と両方欲しい。曲と曲のつなぎ目が最高だから楽譜を見て音を追いかけてその美しさに堪え切れず床を転がりたい。このアレンジを作った人にカタログギフトを贈りたい。
 また、NEWSの楽曲でありながらも歌声が入っていないので、作業に集中しながら聴くことができる。NEWS関連のことをしているときには特にオススメ。私は主に雑誌の解体作業やブログ記事の体裁を整える作業(内容は無音のほうが書きやすい)をこのメニュー画面をつけっぱなしにして行っている。

f:id:penguinkawaii:20160414231534j:plain

 白い背景の中に□♡▽○の記号が浮かんでいる映像もシンプルながらNEWSのDVDであることがしっかり伝わってくる。おしゃれで可愛い、NEWSらしさが詰まっている。前回あれだけエモいメニュー画面だったのに、今回はシンプルで攻めてきた。シンプルながらも、4人を象徴する色と記号が並んでいるだけでなんかもうぐっとくる。NEWSはメンバーカラーだけでなくこのツアーで記号というイメージも纏うことになって、それがとても効果的に使われている映像だ。色と記号が並んでいるのを見てるだけで4人が並んでいる姿を連想できる。
 NEWSというグループのイメージカラーでもある白が大きく使われていて、白の中にメンバーカラーの記号があるのもグループとメンバーを表現しているようでなんだか微笑ましくなる。立体的だった4つの記号がDVDのパッケージと同じペンで描いた記号になるのも面白い。もうひたすらおしゃれで可愛い。今のところ、NEWSのメニュー画面ではこのDVDが一番好きだ。

 

74ers LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003

 今度はNEWSではなくポルノグラフィティのメニュー画面。
 吹きすさぶ風の音。古い紙と古いインクで書いた文字のグラフィック。このメニュー画面はライブのコンセプトからブレないとかそういう問題ではなく、ライブを構成する物語の一部なのである。
 音楽というか、乾いた風が吹く音がする。古い紙のような画面に、タイプ打ちされたような文字。「CHAPTER」を選ぶと、ページをめくるように文字が動いて、曲目が並んだ画面になる。ここの曲目がまたいい。まっすぐに並んでいない。

f:id:penguinkawaii:20160414234052j:plain

 DVDを見ているのに、まるで本をめくっているような気持ちになる。やたらと厨二心をくすぐるこのつくりは、劇団員の方々を起用して少年と少女の物語を描いたライブ「74ers」の世界観をより深くしている。「74ers」というライブを「物語」と捉えるなら、それが収められたこのDVDは「本」だ。ちなみにライブのストーリーを紹介するページもメニュー画面から選べる。
 さらにチャプター再生画面で曲を選択すると、その曲名が燃えて真ん中に浮かび上がり、曲が始まる。やばい。文字燃える。文字が燃えて曲が始まる。曲を選んだらすぐに始まってもなんの問題もない。正直、文字が燃えることに何か意味があるのかどうかもわからない*2。でも文字が燃える。古い本に書かれた文字が浮かび上がって燃えるという、古の魔法感。かっこいい。わからないけど惹かれる。この雰囲気が重要なのだ。
 風の音、古い紙とインク、燃える文字。凝りすぎるほど凝っていて、しかしそのどれもがライブの世界観から浮かない。むしろ世界観を構成するいち要素となっている。完璧なまでに物語の一部と化したメニュー画面。「74ers」は私の中ではベストオブメニュー画面である。

74ers LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003 [DVD]

74ers LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003 [DVD]

 

 

”∠TARGET” LIVE IN JCB HALL 2010

f:id:penguinkawaii:20160415000551j:plain

 すぐにチャプターが選べる。とてもシンプルなつくりになっている。シンプルだからこそ恰好良い。音楽もこのライブ一曲目の「∠RECEIVER」のイントロ部分を繰り返すという、こちらもシンプルなつくり。しかし、だからこそ恰好良い。余計なものは削ぎ落とし、楽曲とパフォーマンスで勝負しようという気合いが伝わってくるかのようだ。
 この後ろの黄色い輪っかはなんだ?とお思いのことだろう。実はこういう照明がライブで使われている(おそらくメニュー画面のほうはイメージで本物の照明とは異なる)。ライブが始まるまで幕で覆われて隠されているステージの上にはこの輪っかの照明があり、その中にポルノグラフィティのお二人とサポートミュージシャンたちがいる。
 もう本当にこの輪っかの照明がすごく恰好良くって!赤い光が横に流れていく様子は、まるで人間の体内を巡る血液のようにも見えて、「生」を歌う曲「∠RECEIVER」によく似合っている。黄色にもなれば赤にもなるし白っぽい光にもなる。このツアーの演出の要はこの輪っかの照明だった。
 このライブは照明が本当に恰好良い。メニュー画面にもこの輪っかの照明を象徴的に取り入れていることから、照明による舞台演出に力を入れていることが、なんとこのメニュー画面を見ただけでわかってしまうのである。メニュー画面なのに!そんなことまでわかる!すごい!メニュー画面なのに!!!
 勿論ライブ本編もすごいから是非とも見てほしい。

“∠TARGET”LIVE IN JCB HALL 2010(初回生産限定盤) [DVD]

“∠TARGET”LIVE IN JCB HALL 2010(初回生産限定盤) [DVD]

 

 


 いくつかメニュー画面を紹介してみたが、この素晴らしさが少しは伝わっているだろうか。メニュー画面をコンサート・ライブの世界観に合わせて美しい調和を見せることもできるし、メニュー画面にメッセージをもたせることだってできるのである。他にも好きなメニュー画面がありすぎて紹介しきれない。世界遺産とかに登録したい。
 是非、お手持ちのコンサートDVDのメニュー画面を今一度見返して、その素晴らしさに浸ってほしい。あなたのお気に入りのメニュー画面がきっと見つかるはず。

 来週4/20発売の「NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE」のメニュー画面も楽しみすぎる!!!!!

 

*1:実際メニュー画面なかったときはショックが大きすぎてあまり再生しなくなってしまったけど

*2:文字を燃やす=MP的なものを消費しなければ曲を再生できない、ということか…!?とか思ったけどそれも特に意味はない気がする。ただ、かっこいい