水曜歌謡祭が忘れられないのでカバーアルバムを考えた

 水曜歌謡祭が忘れられない。

 「持ち歌ではない曲を歌う」というのが好きだ。多分、カバーという言葉を知る前から好きだった。この「好き」のルーツはおそらく、かつて日テレ系で放送されていたTHE夜もヒッパレという番組だ。まだ小学生だった頃、音楽なんてろくに知らなかった頃、放送している土曜日だけは夜更かししてこの番組を見るのが楽しみだった。
 本来歌っている人とは別の人が歌うことでその曲の良さや意味が更にわかるときもあった。ひとつの曲でも多角的に捉えることができる面白さを、何も知らない子供ながらに感じていた。
 最近はあまりテレビを見なくなってきたのだが、水曜歌謡祭が始まったときはとても嬉しくて楽しみに見ていた。だって増田さんが!増田さんが他の人の歌を歌う!
 増田さんの歌声が、NEWSあるいはテゴマス以外の曲を歌うというのが新鮮で、今まで気付かなかった魅力にもたくさん気付けて、増田さんの歌声が更に好きになった。
 その結果、この歌も歌って欲しい…という気持ちが高まったので、勝手にカバーアルバムを作る気持ちで曲を選んでみた。
 
 というわけで今日のテーマは「増田貴久カバーアルバムを作るなら」です。
 水曜歌謡祭が終わる頃に書いていたのですがなんとなくお蔵入りさせていたものが下書きの整理をしていたら出てきたんで最後まで書いてみました。
 

 
 
01.俺のすべて/スピッツ

スピッツ/歌詞:俺のすべて/うたまっぷ歌詞無料検索

 増田さんの声はスピッツの歌詞やメロディと相性がいいと勝手に思っているからスピッツから絶対一曲選びたかった。いろいろ悩んだ末に、「燃えるようなアバンチュール」「俺の前世は たぶんサギ師かまじない師」が聴きたかったために、この曲を選んだ。
 個人的に、カバーの良さのひとつは、その人が普段歌わないメロディライン・語彙を歌うということだと思っている。増田さんの歌う「俺のすべて」はまさにそうで、増田さんが普段歌う楽曲にはない語彙が多く使われているのでとても新鮮に聞こえるだろう。
 俺/おまえという人称が使われている歌でこれだけ優しく可愛らしいメロディという曲はNEWSにもテゴマスにもないと思うので(そもそもどちらにも一人称が「俺」の曲は少ない)、これを機にそういうのもいいねってなってNEWS・テゴマスの楽曲の幅が広がったりするのではという期待も込めて。
 曲のテンション的にはかわいらしさもあるので普段のNEWS・テゴマスに近く、カバーアルバム一曲目に置いても違和感なく受け入れられて聞きやすいと思う。更に一人称が「俺」なので普段とは違う感じも味わえる。明るい雰囲気も含め、一曲目にぴったりの曲だ。
 ちなみにもしテゴマスでスピッツをカバーするなら「不死身のビーナス」。

 

02.車線変更25時/キンモクセイ

キンモクセイ/歌詞:車線変更25時/うたまっぷ歌詞無料検索

 古き良き時代といった雰囲気のある曲を歌って欲しかったのでキンモクセイからは絶対一曲選ぼうと思っていた。キンモクセイの歌謡曲と現代バンド曲のあいだくらいの感じを増田さんの声で聴いてみたかった。それと、テゴマスの「HIGHWAY」「Over Drive」がすごく好きで、なぜか「テゴマス=車かバイクに乗っている」というイメージがついてしまっている。車かバイク関連の曲を歌って欲しい願望があるということもあって、この曲を選んだ。二曲目にもってくることで、一曲目とのギャップも楽しめるのではないかと思う。
 歌詞の内容をざっくり要約すると「(フラれた)男が“君”を忘れるために車を走らせる」というもの。お気づきの方もいるかもしれないが、テゴマスの「HIGHWAY」も同じようなことを歌っている。それでいて雰囲気が全然違うので、聴き比べるのも楽しいだろう。
 「簡単すぎて涙が出るぜ」「全速力で駆け抜けてくぜ」という歌詞を増田さんに歌って欲しい。「~だぜ」という語尾の、少しダサくも聞こえるけれど恰好いい感じを増田さんの歌声で聴いてみたい。
 オケもメロディラインも普段歌っている曲とは全く違う雰囲気なので、増田さんがどう歌うのか非常に楽しみな曲でもある。サビまでは割と淡々と歌いながら、サビに向けて開いていくけれど開放的になりすぎずにどこか閉鎖的な暗い雰囲気を最後まで貫く感じだろうか。聴きたすぎるけどこのカバーアルバム企画は私の妄想なんだよな……。
 このカバーアルバムは増田さんのソロということで考えていたが、この曲は小山さんとのユニット曲でも聴きたいと思った。「簡単すぎて涙が出るぜ」というフレーズが小山さんに似合いすぎる。小山さんの声と歌謡曲っぽい曲の相性がいいのだろう。もうこれコヤマスで歌ってくれないか。

 

03.君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。/中原めいこ

中原めいこ/歌詞:君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね/うたまっぷ歌詞無料検索

 ノスタルジック路線その2。南国の雰囲気たっぷりの曲。
 私はBONNIE PINKのカバーしたバージョン*1をよく聴いているが、BONNIE PINKバージョンは打ち込みの音がなんかいい感じに使われていて懐かしさと現代っぽさの融合といった感じがするのがとても好きだ。でも増田さんが歌うなら南国のラテン感強めでもいいと思う。
 それに、歌詞がいちいち可愛くてセクシーな曲なのでそこも聴きどころだ。「灼けつく恋の食前酒(アベリティフ)」とかめちゃくちゃいい。テゴマスのかわいい路線の歌とも近いところのある歌詞だと思うので、軽やかにかわいらしく、だけど少しセクシーな感じに歌って欲しい。健康的なセクシーさというかなんというか。「まどろみの夢で逢えたら さらってもいいわ 気分は2秒ごとに 浪漫か愛人(アマン)なの」という歌詞を増田さんがどう歌うのか聴きたい。
 男性アイドル曲には一人称が女性の曲はさほど多くないが、もっと増えてもいいと思う。実際女性がそんな口調で喋るかといったらそうではないくらいに「女性」というキャラクターを作り上げている曲を歌うことでもっと歌のレパートリーが広がるのではと思う。増田さんの歌声は感情表現が豊かだと思っているのだが、女性目線の歌を歌うとどうなるのか気になる。何パターンか想像できるが実際はどうなのかわからないので正解を教えて欲しい。
 NEWSには夏の曲がやたらと多いものの、爽やかな曲調という印象が強いので、こういったラテン調の曲も増えていけばいいという気持ちもある。この曲を増田さんに歌ってもらってその良さが評価されてラテン系夏ソングが来年のブラCM曲になったりしないだろうかと思っているんだけどこのアルバムただの妄想なんだよな!悔しい!


04.*ハロー、プラネット。sasakure.UK

sasakure.UK/歌詞:*ハロー、プラネット。/うたまっぷ歌詞無料検索

【初音ミクオリジナル曲】*ハロー、プラネット。【ドットPV】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

 初音ミクが歌う曲である。新たな可能性の模索のためにも、一曲はどうしても入れたかった。人が歌っても違和感のない曲よりも、ファンタジックな世界観であったりロボロボしい感じが似合う曲を歌うほうが新鮮だと思ったので、この曲を選んだ。あと単純に私が増田さんにSFっぽい歌を歌って欲しいだけ。
 原曲通り、ピコピコした音を活かしたアレンジで聴きたい。声の加工は必須。ロボロボしい中に感情豊かな増田さんを見出したい。でもロボ感強めでいきたい。人が歌っているけれど人じゃない感じの中に増田さんという人間を見出したい。
 歌詞と原曲のPVを見てもらえればわかるかと思うのだが、この曲の主人公はアンドロイドだとかロボットだとかの類だ。普段彼らが歌っている「僕」という存在とは少し違って、明らかなキャラ付けがされている。キャラクターソングというものに近いのかもしれない。
 アイドルの増田さんが、アンドロイドというキャラクターを纏って歌うのが聴いてみたい。増田さんを見ていると、「アイドル・増田貴久」「まっすー」というのが既にひとつのキャラクターであるというレベルにプロデュースされているので、そこに更にキャラクターをのっけて歌を歌ったらどうなるのかな、と興味がある。
 アルバムのリード曲としては別のを選びたいんだけれど、この曲でPV撮りたい。リード曲PVを初回盤Aにつけて、こっちのPVは初回盤Bにつけよう。まぁ、このアルバム妄想だけど。

 

05.ORION/中島美嘉

中島美嘉/歌詞:ORION/うたまっぷ歌詞無料検索

 先程のロボロボしい曲とは打って変わって、人間味のある声でしっとり聴かせるバラード。感情豊かな歌声で歌いあげて欲しい。手越さんがよく中島美嘉さんのモノマネをしているけれど、ここは増田さんに歌っていただきたい。
 音楽のことを専門的に勉強したわけではないのであまり真に受けないで欲しいけれど、素人が聴いた感じとして、増田さんの声はとても広がりがある。手越さんの声が高く響くのに対し、増田さんの声は広く響く。テゴマスの声は縦と横だな、といつも思っている。
 中島美嘉さんの声も横方向だなと思っているので、増田さんが歌ったら合うんじゃないかと思い、この曲を選んだ。声の方向は同じだけど歌い方は全く違うので、増田さんには増田さんらしく歌って欲しい。
 歌い出しの歌詞が聴き手を惹きつける曲だと思う。「泣いたのは僕だった」と唐突に歌われたら続きが聴きたくなってしまう。ましてや増田さんが「泣いたのは僕だった」と歌ったら確実にその先が聴きたくなる。普段、決して弱さを見せない人がこういう歌詞を歌うと、なんだかいろんな感情を勝手に重ねてしまいそうで、そんなところも含めて「雪の華」ではなくこの曲を歌って欲しい。
 増田さんは歌詞や音のひとつひとつ、そして曲の雰囲気をとても大切に歌っている印象がある。歌に対する姿勢がとても真摯だと思う。多分、世間一般に流通している辞書で引いた「歌う」よりも増田さんの中にある辞書の「歌う」の項目はずっと詳細に丁寧に誠実に書かれているのだろう。
 そんな増田さんの良さが最もわかりやすく伝わるのがバラードだと思う。増田さんが歌っているときの手の動きがとても好きなのだが、その中でもバラードを歌うときにぎゅっと握ったりやさしく開いたりする様子が好きだ。あの手のひらには何があるのだろう。そんなことにも思いを馳せながら、増田さんの歌う「ORION」が聴きたい。

 

06.金魚すくい一青窈

一青窈/歌詞:金魚すくい/うたまっぷ歌詞無料検索

 一青窈さんといえば「もらい泣き」「ハナミズキ」が有名だが、なんだか妖しい雰囲気の漂う「金魚すくい」もとてもいいので聴いたことのない人は是非聴いてみて欲しいし増田さんに歌って欲しい。
 サビで繰り返される「さらさ らいや」という言葉に始まり、全体的に歌詞が不思議。不思議だけどなんとなく妖しい隠喩が込められていそうなことはわかる。歌詞を見ると行の区切りも不思議だし、曲調もなんだか妖しげで、どこかそわそわするような感じがする。夏の夜に神社のお祭りに出かけたらちょっと異世界に迷い込んでしまったようにも思える。
 私は増田さんに神様を見ているので(正確に言うと増田さん=神様を降ろす器、的な。その話はいずれ詳しく語りたいところ)、増田さんにはこういう曲が似合うと思う。
 私は増田さんの歌う「sh」「j」「ch」の音が他の音よりも断然好きだ。日本語学をやっているわけではないからローマ字にしたときに「sh」「j」「ch」になる音、としか言えないのだが是非注目して聞いて欲しい。「月の友達」の「そうドリームはジャンボがいいじゃん」や「WORLD QUEST」の「あの日誓った空で勝利を待つ」あたりの音がなんだか可愛い響きをもって聞こえる。他の人の歌声だとさらっと流す音だが、増田さんが歌う「sh」「j」「ch」は、声や音の丸みが更に増した感じがする。
 この曲には「やったんしょ」が4回(歌詞カード上は4回だが実際はもっと出てくる)、「提灯(ちょうちん)」「ちょいと」など、好きな音がたくさん詰まっている。ちなみに歌詞の言葉数はさほど多くない。どちらかといえば少なめに見える。こんなに好きな音が沢山詰まっているのに聴けないなんてもったいなさすぎるのでどうにか歌って欲しい。

 

07.渇いた叫び/FIELD OF VIEW

FIELD OF VIEW/歌詞:渇いた叫び/うたまっぷ歌詞無料検索

 女性ボーカル曲が多かったので、再び男性ボーカル曲。以前、水曜歌謡祭でコラボしたFIELD OF VIEWの「突然」がとても良かったので、どうしてもビーイングのアーティストが作った曲を歌って欲しかった。FIELD OF VIEWではないアーティストの曲しようと思ったのだが、小松未歩さん作詞作曲のこの曲にした。
 「冷めてく想いは どうしても 否めないけど 恋に落ちて変わってくのもいいね」という二番サビの歌詞を増田さんの歌声で聴きたい。感覚でしかないので言語化するのが難しいのだが、増田さんの歌うリアリティのある恋の歌の「僕」は他の誰が歌うよりも人間味のあるお付き合いをしそうな感じがする。抽象的だったりファンタジックだったりする恋ではなくて、現実と地続きでリアルに近い(近いだけであってあくまでリアルではないし、いわゆるリア恋でもない)、リアリティのある恋。「愛はシンプルなカレーライス」といった曲がそれに当たる。ドラマチックな出来事が起こるよりも、さほど起伏のない日常が続いていく感じ。劇的ではないけれど血の通った人間同士が出会って恋をして、というリアリティ。
 増田さんは歌うことによる“演技”がとても上手いんだと思う。そこで歌っているのは増田さんでありながら、歌詞の中の「僕」がちゃんと生きている感じがする。時折、増田さん<歌詞の中の「僕」のときもあるような気がする。きっと増田さんの表現力と歌に対する真摯な姿勢がそう思わせるのだろう。
 増田さんの歌声は、「この歌詞やメロディを歌うこの人はこう思っているんだろう」ではなく、「この歌詞の主人公はこう思っているんだろう」と想像させてくれる。前者を強く感じるのは加藤さんの歌声だ。二方向に感情移入させてくれる歌声があることで、NEWSの曲に深みが出る。いつかこの二人がユニット曲をやったらどうなるんだろうとわくわくするので、次のアルバムではユニット曲も収録されていて欲しい。

 

08.くちづけDIAMOND/WEAVER

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 新しめの楽曲からもひとつは選びたかったので、ピアノの音が効いているWEAVERが今年リリースした曲を選んだ。
 かつてピアノを習っていたことがあって、もうだいぶ前に辞めたけれど未だにピアノを習っていた期間が人生の半分よりも長いので、ピアノには人一倍思い入れがある。NEWSにはもっとピアノがメインの楽曲を歌ってほしいという願望も込みでの選曲。まぁこれ妄想だからね。何選ぼうと自由だもんね。
 軽やかだけれど緊張感のあるピアノが特徴的な楽曲で、少し不安な未来を予感させる歌詞とも相俟って、自分ではどうすることもできない速さで坂を転げ落ちていくような感覚に陥る。坂で走ったら思ったよりもスピードが出てしまったけど止まることもできないような感じ。
 「本当のことは 知りたくもない」「二人の約束  口癖で 終わらぬように 憶えてて」など、具体的に何があったかは描かれないのにどことなく不安を煽る歌詞。曲の中の物語を歌声で表現する増田さんならどのように歌うのだろうと気になった。
 増田さんは地に足がついている歌い方も少し浮足立ったような軽やかな歌い方も自在なので(すごい)、この曲の「自分ではコントロールできない速度で坂を転げ落ちていく感じ」をどう表現するのか聴きたい。


09.ループ/坂本真綾

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 増田さんの歌声で新藤晴一さんの歌詞が聴きたい人生だった。しかし、ポルノグラフィティの楽曲をいろいろ考えたが「これだ!」とはならなかった。Buzy楽曲も考えたけれどやはりしっくりこなかった。そして辿り着いたのが新藤さんが詞を提供している坂本真綾さんの「ループ」だった。作詞者は「h's」名義だが、実は新藤晴一さんなのである。
 この曲の歌詞がとても好きなのだが、好き以上に難解で未だに把握しきれない。何を歌っているのかわかりそうでわからないところが何か所かある。そういった歌詞を増田さんがどう歌うのか聴いてみたい。
 ふと思ったのだが、どういった歌詞とどういった曲調だったらこう歌う、とかあるんだろうか。どういう基準で歌い方を決めているのかわからないけれど増田さんの歌に対する考え方をもっと知りたいな、と思う。言葉にするのは難しいのかもしれないけれど、もっと沢山知りたい。言葉にするのが難しいから歌うのだろうか。だったらもっともっといろいろな増田さんの歌を聴きたい。
 話が逸れたので元に戻す。この曲のサビで爽やかに開けていく感じが、増田さんの歌声によく合うと思う。サビ前のパートが「~かなあ?」という問いかけで、一呼吸置くように間があってからのサビという流れがとても奇麗だ。増田さんだとどんなふうに歌うんだろう……聴きたい……
 なお、選曲にアニメ関連の曲が多いのは私がアニオタも兼ねているので致し方ない。

 

10.春のかたみ/元ちとせ

元ちとせ/歌詞:春のかたみ/うたまっぷ歌詞無料検索

 ラスト一曲。「ワダツミの木」と迷ったが、増田さんは海よりも山というか木々が似合うと思っているので「春のかたみ」にした。
 NEWSの楽曲で最も和風度が高いのは増田さんソロ「暁~AKATSUKI~」だと思うのだが、あれほど和を感じる曲はNEWSにも各メンバーのソロにも他にない。是非また増田さんに、あるいはNEWSに、和を思わせる曲を歌って欲しい。歌詞だけでいえば「ささぶね」「勿忘草」「KAGUYA」あたりは和っぽいのだが、メロディやアレンジをもっともっと和風にした曲も聴いてみたい。という欲の表れである。
 増田さんはとても「和」が似合う人だと思う。「暁~AKATSUKI~」の和っぽいメロディラインもそうだし「KAGUYA」の衣装などの和っぽい服装も似合う。「金魚すくい」のときにも書いたが、個人的には「増田さんは日本神話の神様みたいだ」「増田さんの体には神様が降りているように見える」などと言い続けている。冷静に書いたら頭おかしく見えてきたが本当にそう思うから仕方がない。「増田貴久」という名前がすべて訓読みで成り立っているところもまた、和の雰囲気を醸し出している。
 そんな増田さんに和っぽい曲を歌ってもらわないわけにはいかない。いろいろ考えたが、松任谷由実さん作詞作曲のこの曲を選んだ。心の奥に降り積もる思いを叫ぶように、あるいは言葉になりきらない思いを囁くように歌って欲しい。
 「春のかたみ」には「あなただけを想う」という歌詞が5回も出てくるし、強い意志が歌詞のあちこちに感じられる、春の儚い美しさを歌いながらも力強い歌だ。曲も歌詞も雰囲気も全く違うが、美しさや力強さという点においてはなんとなく「Skye Beautiful」と共通している感じがする。
 増田さんの歌声には木々の芽吹きが似合う。増田さんが歌ったら植えたばかりの種も発芽しそうな勢いだし、増田さんが歌いながら舞い踊る足元には何もなかったとしても草木が生えてきそうだ。シシ神様かな。シシ神様かもしれない。

 

EX.春に

春に - 合唱 - 歌詞 : 歌ネット

 他の曲とは少し色が違うのでボーナストラックとして収録(重要)。初回盤と通常盤のどちらかにしか入っていない仕様でもいい。
 合唱曲という、中学高校辺りで一度は通った人の多いこの曲を是非歌ってほしい。自分でも歌ったことがある(かもしれない)曲を、歌に人一倍思い入れがある人が歌うとどうなるのか、その差を知りたいという部分も込み。合唱曲なので、ソロ用にアレンジが必要となる。合唱と同様にピアノ伴奏のみで、増田さんの歌声をたっぷりと聴かせるようなアレンジにしてほしい。
 増田さんの歌声はとても表情が豊かで、感情がしっかり乗っていて歌詞が頭に入ってきやすい。合唱曲を歌うのに向いているんじゃないかなというような気がする。
 一瞬合唱部に入っていた経験があるのだが、私の声は「感情がない声」と散々言われたことを思い出す。どうやったら歌声に感情がのせられるのか未だにわからない。けれど増田さんの声には感情というか表現力がすごいということはわかるので、つまり増田さんの歌声はきっと合唱曲にぴったりなのでは。
 


 そんな感じでカバーアルバムを勝手に脳内で作りました。
 アルバムじゃなくていいので、また水曜歌謡祭のような番組で増田さんのいろいろな歌が聴けることを楽しみにしています。
 

*1:森雪之丞トリビュートアルバム「Words Of 雪之丞」収録