加藤シゲアキにこのフレーズ歌わせた人に何か贈りたい10選(PART2)

 10選PART2ってもう10選じゃないですね。20選ですね。

 
 声や発音?で選びたいなぁとも思ったのですが、やはりどうしても言葉が好きすぎてしまって、どうやら私は加藤さんの口から発せられる「言葉」が好きなようなので、加藤さんの「言葉」大好きマンらしくやっていきます。
 いいんだもう20選でも30選でもやるしかない。やらないなんてないから。
 
 
 
1.SuperSONIC

太陽フレア 大地を彩る種は Flame of truth
大切に 認め合えれば何もかも
愛す故の憎しみも

SuperSONIC - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 「愛す故の憎しみも」の破壊力よ。
 『ピンクとグレー』のごっちとりばちゃん、「にべもなく、よるべもなく」の純とケイスケにも当てはまるようなフレーズのように思う。「愛す」とは何も恋愛の「愛」だけではない。家族や友情における「愛」ということもある。ただそのどの「愛」も「憎しみ」と同時に存在する。表裏一体というよりも、同時に在るのだ。愛するからこそ憎しみが生まれる。愛しているからこそ、自分が理解できる範疇に相手をおいておきたい。愛しているからこそ、相手がそこから出ていってしまったときに憎しみにも似た感情が生じる。*1

 そんな物語を書いている人が、このフレーズを歌うことの破壊力よ。硬めの声色で歌うのがまた、このフレーズとよく合っている。上滑りすることなく、しっかりと言葉の意味を噛み締めさせる歌い方だ。
 本当、このフレーズを加藤さんにしようと思った人に選べるカタログギフトとか贈らせてほしい。高いやつ。
 更に言えば、そのあとに増田さんの深く柔らかな声で「時空超えて~」からのパートが歌われるのがまたいい。歌詞の意味を踏まえてもこの柔らかな歌い方なのがとてもいい。2番の歌い出しの部分が加藤さんの硬めの声で、それを受けるのが増田さんの柔らかな声で、そこから全員で歌うサビへと広がっていく、という構図が美しすぎる。
 ちなみにこの曲でいうと「Highから Lowまで届けるなら永久に」もいい。こっちは単純に歌声・歌い方がたまらなくいい。
 
2.Weather NEWS

西高東低から未来を創世
そう正攻法で挑む光の方へ
1 2 3 4 irreplaceable four!
everybody say
we are the news

Weather NEWS - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 「未来を創世」というフレーズが、小説を書いてまでNEWSでいようとした(=NEWSとしての未来を創世した)加藤さんに似合っているように思う。「創世」という表現にも、時代を切り開くパイオニア感があっていい。
 「irreplaceable」は「他に代えようがない、かけがえのない」というような意味の単語だ。「他に代えようがない4人」と、加藤さんに歌わせようと思った人は一体誰ですか今すぐ何か贈らせて下さい!
 かつてインタビュー*2で「俺は、“間引くなら俺だろうな”って思ってたんだよね」だとか「俺は足を引っ張ってる」だとか言っていた人が、「他に代えようがない4人」のうちの1人として我々の眼前のステージで歌い踊っている。こんな素晴らしいことがあるのなら世の中捨てたもんじゃない。
 そして更に「we are the news」と続く。かつてインタビューで「もう選ばれた自覚も責任もなくて、“俺いらなくないか?”ってことばっか考えるようになっちゃって」と言っていた人が、「we are the news」というフレーズを誇らしげに歌う。こんな素晴らしいことがあるのなら生きるのも悪くないなと思わせてくれる。世界が彼に優しくて、世界が自分に優しいと彼が思うことができて、本当によかった。
 「正攻法」というフレーズもいい。4人になって、陰になる場所がなくなって、歌もダンスも一からやり直すと決めて真っ向からアイドルをやることにした加藤さんはまさしく「正攻法」で挑んでいる。
 奇跡でも魔法でもなんでもない。そこにはただ、加藤さんの努力の跡があるだけだ。それを目の当たりにすることができる幸せを噛み締めたら、どんなにつらいことがあってもまだやっていける、と思える。
 とても身勝手だとは思うけれど、そうやって「生きる糧」みたいにしてしまうのも、アイドルの愛し方のひとつなのかなぁ、と。
 
3.TRAVeLiNG

キスしにおいでよ Wherever TRAVeLiNG

TRAVeLiNG - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 もし私に何かの権利があってMVを撮っていいなら絶対にこの曲にする。なぜかといえば、最後のサビ直前の重要なフレーズであるこの部分を加藤さんが歌っているから。
 歌詞も歌い方も、ひたすら甘い。今年最大級の甘さ。チョコフォンデュの泉に頭から突っ込んだ気分。
 この歌詞を含むブロックは1人が1行をそれぞれ歌い繋いでいるけれど、その最後の部分か加藤さんの歌うこのフレーズ。
 「キスしにおいでよ」というフレーズの威力のすさまじさよ。「キスしに行くよ」ではないのだ。むこうから来てくれるわけではない。「おいでよ」。動作の主体は「キミ」なのだ。「すぐ掴まえにゆくから…」とサビで歌っているくせに!この歌詞の主人公はあちこち旅する「キミ」に振り回され気味に思えるのだが、あんな甘い声で「キスしにおいでよ」なんて言うなんて、振り回されることすら楽しんでいるような、そんな余裕を感じさせる。
 「渚のお姉サマー」などでは少年っぽさを感じさせるような歌い方だったり、普段も少年っぽさを感じさせる言動が多いのに、突然大人の余裕を出されると、心の準備ができていないので正面から吹っ飛ばされるくらいの衝撃を受けることになる。
 それに加えて、やわらかな「おいでよ」という響き。「おいでよ」って書きすぎて意味がわからなくなってきたけれど、このやわらかな響きを加藤さんの甘い声で歌われているこのフレーズは本当に甘い。THEアイドルともいうべきこの甘い歌詞を、THEアイドルともいうべき甘く優しい歌声で加藤さんが歌っているという事実が素晴らしすぎるのでもしお持ちでない方は今すぐ「KAGUYA」初回Bをお買い求めください。今すぐ!

4.メガロマニア

全てを脱ぎ捨てておいで Yeah Yeah Yeah Yeah

メガロマニア - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 「おいで」第二弾。加藤さん今年既に2回も「おいで」「おいでよ」って言ってる。
 「TRAVeLiNG」の「キスしにおいでよ」は柔らかな声色で大人の余裕を歌っていた印象だが、「メガロマニア」の「全てを脱ぎ捨てておいで」は硬めの声だ。男くささみたいなものを感じさせる声色。言葉の上では「おいで」とやわらかく呼びかけているものの、この「おいで」は紛れもなく命令形(「おいでなさい」の略)なのだ。
 有無を言わさぬ強い言葉で「君」を引き寄せる。大人の「余裕」とはまた違う、深みのある恰好よさを堪能することができるフレーズだ。たとえるなら赤ワインみたいな。私ワイン飲めないけど。
 加藤さんから感じる少年っぽさにばかり注目してしまいがちなので(前回が割とその目線で選んでいた)今回は割と大人な面が垣間見えるパートを選んでいるつもりだが、その中でも「メガロマニア」のこの部分には今までにない恰好よさがある。もしお持ちでない方は今すぐ「チュムチュム」初回Bをお買い求めください。今すぐ!
 
5.Sweet Martini

Can't you see Can't you feel I don't wanna let you go Hold you tight Wanna kiss

Sweet Martini - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

  加藤さんの声とエフェクトの親和性の高さを感じられるフレーズ。最近はソロ曲ではよく加工をかけている印象があるが、全員で歌う曲だからこそ加藤さんの声のケロケロとの親和性の高さが際立つ。
 「夜更けすぎ 吐息交じりの声 Ecstacy」の加工感もよかったが、この英語部分がフレーズ的にも美味しかったのでこちらをチョイスした。
 「わかるだろ、感じるだろ、君を手放したくない、強く抱きしめてキスしたい」みたいな感じだろうか。(英語弱いので超雰囲気訳:分かる人是非教えてください)
 加藤さんの最近のソロは英語詞が多めだが、その雰囲気と共通する部分が多いためか違和感なく耳に馴染む。するっと聞き流してしまいそうな部分でありながら、歌詞の意味を考えるとなかなか聞き流せないことを言っている。これを日本語で歌ってしまうと野暮ったい感じがするし、加藤さんが歌うフレーズの中でも特に注目はしなかったかもしれない。英語であることで、耳に心地よい響き・さらりと歌いつつ大胆な歌詞という2点を実現している。
 「Sweet Martini」は全体的に耳に心地よい響きなのであまり歌詞の意味を考えたことがなかったが、なかなか大人な感じである。できることなら一回くらいこのテイストでシングル曲を作って欲しい。できればメンバーの誰かが主演するドラマの主題歌として。
 「TRAVeLiNG」は明るい曲の中での大人な歌声を挙げたが、今度はしっとりと大人な雰囲気の曲調の中に出てくる大人な歌声。NEWSの面々も大人な男性なのだということを意識させられる。コヤシゲ曲である「アリバイ」も同じような曲調だが、あれから比べても格段に大人度が上がっている。「アリバイ」はどちらかというと「大人っぽくあろうとしている」感があったが、「Sweet Martini」は全員が全員、年相応に大人な雰囲気を醸し出している。
 
6.NYARO

あぁこれが恋ってやつか どうしたらどうにかなるか
あぁどうせ届かないか 青春のバスドラ

NYARO - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 出ましたNEWSのイノセンス担当加藤さん(当社調べ)の見せ場!「青春のバスドラ」!
 このパートは加藤さんソロパートではなくコヤシゲパートになっている。そもそもコヤシゲが恋について悶々と考えている歌詞を歌っているのがなんだか可愛らしいこのフレーズ、注目すべきは「青春のバスドラ」(ここは加藤さんメインのフレーズ)。「青春」という単語がめちゃくちゃ似合います。大人っぽいフレーズを選んでいるつもりがまた少年っぽさを感じるフレーズを選んでしまう……。
 加藤さんの少年っぽさの魅力は前回の記事でも散々語ったが、「青春のバスドラ」もなかなかの少年っぽさを醸し出している。明るいカントリー調の曲なので「青春」という単語がより爽やかで可愛らしく聞こえる。
 この「青春のバスドラ」は、好きな女の子を前にして高鳴る心臓の音をバスドラムにたとえたものだと解釈しているが、この「バスドラ」という単語も、あ~重低音が気になっちゃう音楽好きの男子なのかなバンドやってたりするのかな~なんて妄想が膨らむ。シャカシャカしてしまう安いイヤホンじゃなくてそこそこいいヘッドフォンで音楽を聴いているんじゃないかとか、いろいろ考えてしまう。そもそもバスドラに例えるような鼓動って、なんとなく若さみたいなものを感じる。とかなんとか考えていたら、「青春のバスドラ」だけで白米3杯くらい食べられそうな気がしてきた。
 大人っぽい路線も好きだけれど、私は加藤さんのもつ「少年」的な部分がとても好きなので、今後もイノセンス路線を歌っていてもらいたい。
 
7.GAME of LOVE

あぁもう戻れない 時間のせいにして
耳元でささやく スリルを感じて

GAME of LOVE - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 大人な駆け引きの恋を歌っているフレーズ。「戻れない」「~のせい」「耳元」「ささやく」「スリル」あたりの言葉が大人な恋を感じさせる。抜き出してみたら大体すべてだった。
 吐息交じりに、少し気だるげに歌うのが大人っぽくもあるが、むしろ大人っぽさを装っている感じがするのがとてもいい。
 少し背伸びして大人っぽく歌った感じがするのがむしろ少年さを際立たせている例。しつこいほど加藤さんの少年っぽさについて語っているけど許して欲しい。そういう性癖です。子どもっぽいというのとはまた違う。「少年」なのだ。イメージとしては大体ティーンエイジャーくらい。大人になる手前、といった感じ。大人になりたいけれど子どもでいたい、みたいな感じのする「少年」。
 2008年の楽曲なので、加藤さんがまだ大学生だった頃にリリースされている。そりゃあ「少年」っぽさが残っているのも当然かもしれないなと思うが、ストレートに少年っぽさを歌うよりも大人っぽい曲調と歌詞が余計に少年っぽさを際立たせる。
 時間を言い訳にして衝動に身を任せてしまう感じの歌詞も、この頃の加藤さんが歌うと大人な恋愛を楽しむというよりも背伸びした恋に足元を掬われつつある少年が見える。(完全に主観で語っているけれど、歌詞から連想するものなんて主観でいいと思う)
 きっと今この曲を歌ったら、曲と歌詞のもつ大人っぽさと実際の加藤さんの大人な感じがちょうど釣り合うに違いない。「TRAVeLiNG」「メガロマニア」ともまた違った大人っぽさを堪能することができるだろう。というか、今のNEWSでこの曲を聴いてみたい。手越さんの高音フェイクも今はどのように歌うのか聴いてみたいし、手越さんと錦戸さんの掛け合いの部分は誰が引き継ぐのかとても興味がある。次のコンサートで是非聴きたい。
 
8.日はまた昇る

扉あけたその先で 君は笑っているのかな
二度と戻ることのない今日を 輝く 光で照らして

日はまた昇る - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 NEWSに限った話ではないのだが、私は「問いかける歌詞」がとても好きだ。できるならそれに対する回答は歌詞の中にないほうがいい。そのほうが解釈の可能性が広がって、言葉の「余白」や「行間」を楽しむことができるからだ。*3
 「君は笑っているのかな」は問いかけだが答えはない。サビに向かってだんだんと明るくなっていく雰囲気から考えると、問いかけながらも半ば「君は笑っている」と確信しているようにも受け取れる。
 この曲の歌詞には「未来」が2回、「明日」が3回登場するが、「今日」が出てくるのは加藤さんの歌うこのフレーズだけだ。1番Bメロでは「握りしめてるその想い 溢れて 未来を照らすよ」とあって、「照らす」対象が「未来」となっている。「今日」という日を「光で照らして」先に進んでいくパートを歌うのが加藤さんというのがなんとなくいいなと思う。明日の為に今日を確かに生きているような感じが、とても似合うなと思った。このフレーズを加藤さんにしようと思った人にお歳暮を送らせて欲しい。
 この曲は抽象性が高いために解釈の幅が広い。歌詞の主人公と「君」を恋人同士や友達同士と捉える事もできればアイドルとファンの関係に見立てることもできると思う。私はこの歌詞の主人公と「君」の関係を、現在の自分(=歌詞の主人公)と未来の自分(=「君」)と捉えたい。歌詞全体で2度ほど「未来」という言葉が出てくるし、「扉あけたその先」が未来だと考えると、「君」が未来の自分でも辻褄は合う。未来の自分が笑っている姿を確信しながら進んでいく姿が、今のNEWSには似合う気がした。
 歌詞の抽象性、具体性はそれぞれに良さがあると思っている。「日はまた昇る」は抽象的な言葉が多く、初めて聴いたときはその抽象性の高さからかあまり耳に残らないと思ったのだが、抽象的であればあるほど聴き手が意味を乗せることができるので想像の幅が広がる。どんな意味を見いだせるだろうかと繰り返し聴いているうちにだんだんと好きになっていった曲だ。
 
9.Hello

『生まれ変わっても…』なんて運命
不思議なくらい信じてたんだ

Hello - NEWS - 歌詞 : 歌ネット 

 先日発売された月刊songs12月号で運命は信じる?という質問に「運命、あると思います」と答えていたのを見て、このフレーズを思い出した。
 「生まれ変わっても…」の先が示されていないことによって解釈の幅が広がって、余白や行間を読ませるようなフレーズになっている。そういった部分を加藤さん=小説家に歌わせるというのがなんとも言い難い愛しさみたいなものを感じる。
 「生まれ変わっても…」と語尾を濁すことで余白を生んでいるわけだが、そうやって生まれた余白に当てはまるのはどんな言葉だろうと考えてしまう。おそらく、「一緒にいる」「また出会う」といった意味の言葉が続くのではないかと思う。が、「なんて」という表現や、「不思議なくらい信じてたんだ」という表現で、運命なんて信じてなかったのにな、という雰囲気が出る。ツンデレと呼ぶほどでもないけれど、「思っていたよりも素直だった」という感じが、なんとなく加藤さんっぽいな、という気がする。
 理由は定かではないが、加藤さんは「思ったよりも」というフレーズがついている場合が多い。「思ったよりも」「実は」「意外と」といったような言葉だ。本人もたびたび言っているように思う。wink upの単独表紙の際も「実はかわいいんです」というキャッチコピーがついていた。そんな加藤さんの絶妙なひねくれ具合を示している感じがして、このパートを加藤さんに歌わせようと思った人に美味しいハムを送りたい。
 もしこの曲がコンサートで披露されることがあるなら、ほほえみながら歌われたら窒息するかもしれない。加藤さんが柔らかな微笑を湛えてこのいきなり歌から入る歌いだしを歌ったら息止まらざるを得ない。でもイントロをつけるアレンジがあってもいい。聴いたことがありそうでない、という状態に心をそわそわさせていたら加藤さんが歌い始めるなんて最高すぎる。語彙なくなる。
 私は運命は信じていないけれど、運命というものには興味がある。というのも、「運命」という言葉を使うことによってそこで思考を停止させるような気がしてしまうからだ。加藤さんはこの「運命」というものについてどう考えているのだろう、ともっと深く聴きたいところでもある。

10.Smile Maker

 弱くて当たり前 本当はビビってる誰だって
 ただ どんな時も意地を張って 守った絆が君の支え
 いつも君の味方 その確かな足で向かえ 明日
 暗い顔は見たくない だから 顔上げて笑えYour life

Smile Maker - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

 初めて聴いたときは背中を押すというか寄り添って励ましてくれる曲だなと思っていた泣いたりしていた。が、2012年のコンサートで歌われた映像を見ると、「どんな時も意地を張って 守った絆」が今のNEWSなのかもしれないという気持ちになる。
 「意地を張って」という歌詞の響きがどこか幼く聞こえて、加藤さんの少年性を引き出している。こういう歌詞は積極的に加藤さんに歌ってほしい。
 感情を抑えたように真面目な硬い声で歌うのもまたいい。切実な響きに聞こえる。というか、加藤さんがこういう歌詞を歌うと加藤さん自身と重なって聞こえてしまうので、他の人が歌うより切実さが増すような気がする。
 この曲の歌詞には一人称がない。「自分」は出てくるが、一人称(英語でいう「I」)には相当しない。「君」という歌詞はあるものの、「君」に向けて歌うていで己を鼓舞する歌のように捉えている。そう考えると、自分に対して「暗い顔は見たくない」「顔上げて笑え」と歌っていることになるので、否定や命令の言葉が連なり、切実さがより強くなる。さっきから何回切実って言ったかわからないけど、とにかくこのパートは加藤さんが歌うことによって切実に聞こえる。
 切実な歌声は、聴き手の胸に刺さる。加藤さんの歌声は感情豊かなわけではないのだがとてもエモーショナルだ*4。きっとこの切実さがエモーショナルに聞こえるのだと思う。
 「フルスイング」以降、「負けない」「前を見て進む」というようなテーマで書かれた歌詞が多い気がする(シングルのc/wには必ず1曲は入っているイメージ)のだが、そのどれも加藤さんのエモーショナルさが際立ってとても合っている。この系統の歌詞についてはそれだけを抜き出してそのうち語りたい。
 
 


 
 「大人」をテーマに選んでいたはずがやっぱり「少年性」に目がいってしまう……。でもとにかく加藤さんの少年性がすごく好きだ。同士がいたら是非語り合いましょう。
 ていうか他の人の考える「加藤シゲアキにこのフレーズ歌わせた人に何か贈りたい○選」を聞きたい。あったら是非教えてください。

*1:きっと加藤さんにとって「理解」は「愛」とほぼ同義なのだろうなと勝手に思っているんですがそれはまた別の記事で語っています わかりたい/わかられたい ―アイドルという鎧― - 来世はペンギンになりたい

*2:myojo 2012年1月号

*3:White Love Story」の「受け取ってくれるかな?」もすごく好き

*4:個人的に、NEWSで最も感情豊かな歌声なのは増田さんだと思っている